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日本映画「きみの瞳が問いかけている」(「ただ君だけ」リメイク)
主演:吉高由里子、横浜流星
2020年 123分
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真=本作公式サイトより)
BTSが全員入隊したとのニュースが巷を騒がせていて、そこでふと、この映画のことを思い出した。そうだ、視聴リストに入れていたんだった!配信でアマプラにもネトフリにもあったため、早速視聴。
本作は2011年の韓国映画『ただ君だけ』のリメイク。
純愛そして赦しの物語
目は不自由だが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子演)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星演)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした──かに見えた。
ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かす。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのだ。以来、ずっと自分を責めてきたという明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまっていた──。
3回目なのに、また号泣!
オリジナルの韓国版(2周してる)、リメイクのトルコ版と観ているので、ストーリーは完璧にわかっているものの、今回はもう後半では号泣!
これはやはり日本語だったからか、より会話が刺さった部分もあったかもしれないが、やっぱりメインの二人、特に流星くんの演技に泣かされてしまったといえる。
孤独な青年の暗さもうまく出ていたし、ボクシングのシーンもオリジナルのソ・ジソプに負けない迫力。これは確か、かなりハードに役作りをしたようなことが、映画が出た当時にインタビューかなんかで読んだ記憶がある。
三作のボクサー役の中で、流星くんが一番若いが、とてもしっかりとキャラを演じ切っており、もうただただ見惚れるしかなかった。彼はこれからも色々な顔を見せてくれる俳優になるんじゃないかな。
劇中劇でゆりゆりへのオマージュが入っていたのも良かった!
オリジナルとの比較
よく書いているが、私はどうもオリジナルとリメイクの比較が大好きらしい。リメイクを見るとどうしても、「あ、ここが違う!」とか「あれ、これはオリジナルではどうなっていたっけ?」と、そういうことばかり考えながら観ている自分に気がついて苦笑。
まあ、これも楽しみ方の一つなのだろう。
というわけで、本作も違いを挙げてみる。
年齢設定の違い
韓国はボクサーが年上、トルコはほぼ同い年、そして本作はボクサーが年下。次にどこかの国でリメイク作ったらどうなっちゃうんだろう?
「目(瞳)」のフォーカスの違い
本作はオリジナルに忠実だし、タイトルにもあるように、「瞳」が重要なものとなっていたので、この点についてはトルコのみが違う。
違法クラブファイト
塁が手術のための大金を作るために参加する闇格闘技。他の二作では海外で行われていたのに対し、本作では国内であった。これは日本でも十分にあり得る話だからなのだろうか。
しかも、ここで嬉しかったのは、町田啓太くんの登場❣️
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塁を格闘技に参加させ、自分の裏社会でのポジションを格上げしようと仕組む悪いヤツなのだが、彼もまたこういう役も超お似合い。ほんのちょっとの登場だが、カッコよかった!
流星くんのファンで本作をまだ観ていない方には、ぜひぜひ観て欲しいし、主題歌のBTSの『Your Eyes Tell』もとてもいいので、これは劇中で聴いてほしい🎶
こちらが予告編。