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2024年9月に独立したので、退職エントリを書きました

どうも、いせごん、こと有村 一成(Arimura Issei)です。
2024年9月9日付けで退職いたしました。
いわゆる脱サラをして、個人事業主…かっこよく今風にいうとフリーランスになりました。ってことにしておきます。

高校教師を辞めたのが2年半前で、辞めてクリエイターになったよ!という記事を書いてからあっという間ですね。

時が流れるのは早く感じる?

転職の狙いは、娘との時間&副業

そもそも高校教員時代は、移動時間が長く、毎日往復3時間でした。
朝7時前には家を出て、17時に退勤しても19時くらいに帰宅という生活。少しでも残業しようものなら、帰りは20時を回っていました。

そして、自分のゲームがせっかく商業出版できるのに教育委員会からダメと言われて困っていたところに、SNSでスカウトされ、めっちゃいい会社やん!!となり、転職を決意。

さらに、あの時は娘が生まれたばかりで、娘と一緒にいる時間を多く取りたいという気持ちと仕事に慣れてきたらボードゲームデザイナーとか副業で良い感じに稼いでいきたいし、SNSももっと発信していきたい気持ちがありました。

在宅ワークができたので、娘との時間はとてつもなく多く取れました。発熱した時も昼間は娘の対応をして、夜中にその分を働けたこと。
朝7時前に家を出て、早くても19時に帰ってくる生活から、娘を送って9時に開始18時に終了で、ご飯を作って妻と娘の帰りを待つみたいなこともできました。
もちろんそううまくいくこともなく、18時に一旦終了して、20時から夜中の1時くらいまで追加で働く、土日の娘が昼寝している2-3時間働くみたいなことも全然ありました。
こういうのは別にやらなくても回るけど、良いコンテンツを作りたいからやる!みたいな感じでやってました。
せっかくなら今の家族との関係性は維持しつつも、できる範囲で全力を尽くして経験を積みたいし、会社に貢献したいという気持ちがありました。それに思いついたことを検討したり、形にしたりするのは楽しいですよね。

結果としてクリエイター業務だけでなく、ディレクター業務や映像制作・編集業務にも挑戦させてもらえました。

本当に感謝しています。
いやー、もう本当に感謝しても感謝しきれないくらい感謝していて、本当に周りに支えられながらやってきた2年半だったなと感じてます。
ディレクターの時は、エンジニア・デザイナーに支えられながらなんとかリリースできたのは懐かしい思い出です。それで過去最高のユーザー満足度を叩き出しのは、本当に二人がいてくれたおかげです。
同時並行でやっていた別アプリも、エンジニア・デザイナー・クリエイターの3人が支えてくれたからこそリリースができて、高水準のユーザー満足度になったのも、チーム全員が一丸となったからだと感じてます。
自分がディレクターを担当したコンテンツの全てで、ユーザー満足度がどれも高かったのは、エンジニア・デザイナー・クリエイターが支えてくれたおかげだったと強く感じています。
本当に感謝です。

娘は本当に大きくなった。

娘との時間は作れたけど、家庭と仕事で精一杯

ただ最初に思い描いていた副業とかでも稼いでいったり、SNSでの発信だったり全くできませんでした。
とにかく家庭と仕事で精一杯で、他のことが全くできず…。
SNSに関しても、教員に関する情報発信をしていたものが使えなくなり、クリエイターとしての発信をしようとするにも、何を発信すればいいのかで時が止まってしまってしまいました。
業務に関することは発信できませんし、ボードゲーム制作に関しても、そもそも制作自体が進んでいないので発信できず…。
結局本当にたまに発信するぐらいと、ゲームマーケット前に発信するぐらいになってしまいました。

また、業務自体が社内で完結しているので、外部との交流もほとんどありませんでした。
もちろん様々な書籍を読んで研鑽することやイベントなどに参加して新しい情報に触れることはやってましたが、人と会うということは全くできていませんでした。
夜に出掛けるなら、家族と一緒にいたい気持ちが強かったのです。

DMM.make AKIBA

ただ、これではいけないと思い、DMM.make AKIBAや六郷BASE、鎌ケ谷青年会議所に顔を出すようにして、人と会うことを心掛けました。
色々な人と話していく中で、自分の強みだったり、スキルだったがなんとなく浮き彫りになってきました。

おそらく自分の人生が大きく動き始めたのは、人と会うように心掛けた結果だと感じています。
人に会うことで、さまざまな情報を得られて、これまでの常識を壊してくれます。
メリットばかりではなく、交通費や移動時間などのデメリットはあるものの、人に会うこと自体は総じてプラスになっていることを実感しました。

そして、人に会っている人は総じて、楽しそうだなと感じたのです。
人によっては仕事で繋がれそうな人と繋がれない人に分けて、関わりがありそうなら繋がって、という人ももちろんいます。それはそれで悪くないと思います。生活のためにはお金を稼がなくてはいけないので、その考え方はどこかで持っておかないといけないとも思います。
ただ私自身は、どのような人でも自分には気付けない何かを持っていると感じているので、関わり続けたいです。
というのも、個人事業主も経営者も総じて、分け隔てなく接している人は人生が楽しそうで、人から元気をもらっているような感じを受けたのが印象的だったからでもあります。

そんな中で、コンテンツ作りは楽しいものの、ディレクターを経験したことで、マネジメントも楽しいよねとなり、クリエイターだけでは満足できなくなったり、鎌ケ谷青年会議所で活動するたびに感謝されたり、喜んでもらえたりする姿を見たりしていく中で、自分でもっと色々やりたいなと思うようになりました。

振り返ると良いことも悪いこともあった

きっかけは青年会議所の経営者に言われた一言

自分が尊敬している経営者の方に、「いっせいくん、いつもJC頑張ってくれているし、家族でエクシブホテルに泊まってきなよ」と言われ、泊まりに行きました。

エクシブホテルがあまりにも凄くて、こういう世界があって、自分も目指したいなと感じました。
さっそくお礼の連絡をして、「本気で稼ぎたくなりました!」というLINEを送りました。それが6月末の話です。
元々独立したい、という話はしていたので、「お!やる気になったか!」とかなり喜んで、ご自身のモチベーションもかなり上がったと話していました。それから一ヶ月後に、独立の話になって「最近どう?今後、どうしていくの?」と聞かれて、「ひとまず副業で安定して稼げるようになるために色々やってます」と伝えると、「もし本気で稼ぎたいんなら、一秒でも早い方がいいよ。本気で稼ぎたいって話してくれたけど、今のままなら無理だし、ダサいよ」的なことを言われました。

エクシブホテル
エクシブホテル
エクシブホテル

帰ってから、椅子にゆっくりと座り、冷静に考えてみました。

たしかに本気でって言ってるわりには本業にしがみついていて、宝くじに当たることを願うような状態で、そういう他力本願なのってダサいなと感じたのです。

たしかに準備は必要だし、家庭もある。
だけどそれがあるから本気になれないのって違うよな。
リスクを負う時はたしかに今じゃないかもしれない。けど、いつかはそのリスクを負わなければいけないなら、今負った方が可能性が高いんじゃないか?
結局いつかは負わなきゃいけないなら後回しにしていたら、ずっと負えない気がする。
つか、10年後にどうなっていたいのさ?
ならそのためだけを考えて、行動していくのが実は一番リスクが低いんじゃないの?
本業もあって、時間がない。だから諦めてたこと結構あるけど、それがなくなったら、色々できるんじゃないの?

仮に辞めるとしたら、どうなる?
いま動いているプロジェクトは、ちょうど終わりかけで、偶然にも終わりがかなり重なっている。
次のプロジェクトはまだアサインされていなくて、おそらくそろそろ考える時期だろう。
有給は19日ぐらい残っている。
つまり、今伝えたら、会社にとっても自分にとってもベストタイミングなのではないか?
一ヶ月丸々有給が取れるなら、準備もできそうじゃない?

うーん?
ってことは今が辞めるタイミングなのか?
よし!と思い、さっそく行動し始めました。

上司に伝えて、ほぼ希望通りに退職が決まりました。
引き継ぎ等が少し長引いたものの、9/9付退職が決まりました。

脱サラを決めた日に撮った写真

何をやっていくの?

改めてスキルを整理して、自分が何ができるのか?を考えていました。

・写真撮影(フルサイズのカメラで素敵な写真撮影できます)
・動画撮影•編集(いい感じの映像を撮って、作れます)
・Webサイト制作(デザイン、コーディング、WordPress化など一通りできます)
・名刺やチラシなどのグラフィックデザイン(結構いろいろなもの作ってます)
・ボードゲーム制作(DAISOさんで「ミブリンテブリン」というゲームが販売されています)
・生成AI
・アプリ制作(Unityでアプリ作れます)
・ディレクション(企画立案、コンセプト決め、タスク分割、進捗管理、指示出し、トラブル対応など)
・コンテンツクリエイター(ゲームデザイン、レベルデザイン、シナリオなど)
・3D CAD(生徒に教えてました)
・レーザーカッター(Illustratorでデータを作ってカット&彫刻できます)
・UVプリンター(データを作って、印刷できます)
・電子工作
・教科情報関連
・SNS運用代行(Xはかなり勉強していて、フォロワー約4,000人ほどいます)
などなど、たくさんあります!

ですが、ドーン!

それじゃあ、ダメなんですよね。
そりゃそうだ!

ようは、どういう問題•課題を解決してくれるんですか?
って話なんですよね。

正直自分のことに精一杯で、全然そこまで考えられていませんでした。
できることはなんだろう?が全部自分軸なんです。

もちろんそれも大切!
だけど、それだけじゃあ、ダメなわけです。
何を解決してくれるんだい?って話なわけです。

例えば写真を通して、どんな問題を解決してくれるのか?

写真が撮れます!
ではなく、仮説を立てて、そこにアプローチしていく必要があるんだなと感じました。

ただ、その解決してくれるのかの説得力を持たせて、信頼してもらうために、自分がやってきたことを具体的にまとめるのは大切!!
そもそも実績がないと頼みづらいってのはありますよね。

壁を見つけたら、楽しんでこえていきたい

独立前にやった活動

①花火大会で色々やった

かまがやの花火という地元のイベントで、
•Webサイト制作
•チラシポスターパンフレットの作成
•SNS運用(X/フォロワー360人、インプレッション10万&Instagram/フォロワー260人)
•当日のカメラマン(写真&映像撮影•編集)
をやりました。

実行委員会がどのような想いで実現させたかを考えると感慨深いです。
委員として参加することで見えてくる世界がある

②会社のイベントで写真&動画を撮影し、映像制作

会社のイベントにカメラマンとして参加して、写真と動画を取り、映像を制作しました。
これは社外秘なので、公開できませんが、手元では見せられます!

③カメラマン活動

ポートフォリオを作成したくて、複数人から撮影の依頼がありました。
お子様、経営者、犬と家族写真etc
撮影日はまだ先ですが、色々とお話をいただいています。

④その他諸々

色々とお話をいただけて、Webサイトやアプリの制作、コンサルなどいただけています。まだ見積もり段階なので、どこまで実現するかはわかりません。提案はできています。
他にも創業支援セミナーに参加して関係を作っています。
noteのメンバーシップを開設しました。

⑤ボードゲーム制作

これは細々と続けていくつもりです。
ゲームマーケット2024秋では、「サカナガサ」というゲームを公開します。過去にないぐらい素敵な作品になっているので、お楽しみに!!
DAISOさんで出ている「ミブリンテブリン」の他に、もっと商業出版がしたくて、このゲームはその可能性があるゲームになっています。

自分はどうしていきたいのか

とにかく、独立前の約1ヶ月、有給消化中は本当に動き回っていました。
経験が大事なんだと、色々なことに手を出してきました。
とにかく好き嫌いせず、経験が大切だ!!自分ができるスキルでどんどん貢献していきたい!と考えていました。
イメージは「ITよろずや」。

ですが、色々な人と話していく中で、
武器が必要である。数字は嘘をつかない。だからこそ、その武器は実績が数字で証明されていることが大切である。
・色々できることはあるけど、わかりやすいこれ!っていうのがあるのが大事だよ。
・何かを売る!というよりも、有村一成という個人を売っていくことが大切だよ。
・最初は不安で過剰なサービスをしちゃうかもだけど、それが継続できるかどうかも考えた方がいいよ。
・結局仕事は腕も大事だけど、人でつながっていくものだからね。
・まずは身近な周りの人から広げていくのも大事だよ。

一番心に刺さったのは…
生きていくことは大事だけど、自分がどうしていきたいのかを考えて行動していくのが一番いいよ、と言われました。

本当は退職前に決めて、この退職エントリで宣言をしていきたかったけど、それは難しい…

関わった人を笑顔にしたい!っていうのは本心で、心にある。
だけど、じゃあそれだけで生きていけるのか?って言われたら、そうじゃない。

めっちゃ困ってます

明日から無職…というか個人事業主なのに、どうやって生きていけばいいのかが決めきれてないのです。
まず武器を作りたいので、どなたかお仕事をください!!
まじで全力でやります!

この辺りができるので、ぜひご相談ください!!!

・写真撮影(フルサイズのカメラで素敵な写真撮影できます)
・動画撮影•編集(いい感じの映像を撮って、作れます)
・Webサイト制作(デザイン、コーディング、WordPress化など一通りできます)
・名刺やチラシなどのグラフィックデザイン(結構いろいろなもの作ってます)
・ボードゲーム制作(DAISOさんで「ミブリンテブリン」というゲームが販売されています)
・生成AI
・アプリ制作(Unityでアプリ作れます)
・ディレクション(企画立案、コンセプト決め、タスク分割、進捗管理、指示出し、トラブル対応など)
・コンテンツクリエイター(ゲームデザイン、レベルデザイン、シナリオなど)
・3D CAD(生徒に教えてました)
・レーザーカッター(Illustratorでデータを作ってカット&彫刻できます)
・UVプリンター(データを作って、印刷できます)
・電子工作
・教科情報関連
・SNS運用代行(Xはかなり勉強していて、フォロワー約4,000人ほどいます)

以上、終わりっ!

- 余談 -
なぜボードゲーム制作が進みづらいかというと、ボードゲーム制作に使う脳と業務で使う脳が同じだったということに起因しています。
コンテンツクリエイターは、通信教育の教材を開発していました。領域はSTEAMで、教科学習というよりも遊びながら学べるということに重点を置いていました。何かを作りたいという欲求をベースに、創造力や論理的思考力を用いて、教育的意義などを考えて開発しています。つまり、頭をかなり使っているのです。それもボードゲーム制作と近い領域というかほとんど同じ領域を使って開発しています。そのため、本業で頭を使えば使うほど疲れてしまい、ボードゲーム制作に使えるほどの力が残されていないのです。そして、あ、これ使えるかもと思いついたら、まずは本業で使えないかを検討してしまうので、ボードゲームに使えそうだなと思うものがあまり残されていないという現状もあります。結果としてボードゲームデザイナー引退も考えていました。
ただ、有給消化が始まって1週間後には、ボードゲーム制作に関する意欲や脳が復活してきた感じがするので、ボードゲーム制作をしていきたいなら今の職から離れる必要があったのかもと感じました。なんでも全力を尽くして、全身全霊で取り組んでしまうからこそ、そういうことになってしまったのかもと感じています。

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