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Billboard Top40を振り返る    1980 75th Billy Joel 'You May Be Right'

Billy Joelさんの曲が75位です。もちろんこれも有名な曲ですよね。割とストレートなロックであることと、よくあるParty Rockのような歌詞なのでほかの名曲'Piano Man'とか'Just The Way You Are'とかメロディアスな曲の方がとっつきやすいような気がしますけどね。だけど、こうしたパンチのあるロックナンバーをこなす点も才能なのでしょう(陽気なアメリカ人ということだけかもしれませんが)。

Billyさんは、いろいろと音楽的に変化する人で、初期のころの'Root Beer Rag'の馬鹿テクぶりなんて信じられないぐらいだし、Popシンガーとしても素晴らしいし、後のクラシックへの傾倒とか、本当にやることが変わるんですよね。特にこの70年代後半から80年代半ばまでは非常に多作で、毎年のように彼の曲が楽しめるんです。この時のBilly Joelさんの作品はとにかく名曲が多くて、こんなコラムで紹介する必要もないぐらいです。みんな知ってるよね?

この時にちょうど「俺はロックンローラーだ宣言」をするんじゃなかったっけ?KNACKとか、New Waveの影響もあったかもしれないけれど、まあ、これもこの時代の空気だったのかもしれません。私の周りじゃあ、この宣言は結構評判悪かったんですけれどね。

この後も社会派ソングの’Allentown’とか、またその次の作品ではモータウン調の’Uptown Girl’とかやはりジャンルの違うヒット曲を飛ばすあたり、ものすごい実力者ですよね。だからロックンロールとしてではなく、純粋にBIlly Joelというジャンルとして、彼を楽しめばよいのだと思うのです。

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