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2053年までの見通し
経営者として重要な資質の一つが、先を見通す能力だと思っています。それは必ずしも正しい必要はなく、今の時点で見えてる未来の解像度を上げていくことです。この習慣をつけていると、1年先は、より明確に解像度が上がったり、新たに起こった変化に対して見通しを修正することができます。
私は、稼業に入ってからいつも口癖のように
「3年後は楽になれる」
と言ってきました。結果的に毎年言ってます(笑)それは、市場の変化は毎年凄まじい勢いで起こっており、それに対してこちらもあるべき姿、会社のビジョンを実現するために戦略を実行する。イタチごっこですね。でもこれはとても健全だと思っています。そしてより広いスパンで未来を見通すことが重要です。2021年1月4日時点で私が見ている2054年を書いてみます。来年の今頃もやってみようかな。きっとあの時こんなこと思ってたけど、甘いなぁって1年後の自分は思うんだと思います。
・2023年(40歳) 社長交代 三代目の代表取締役就任
・2023年(40歳) 自社ブランド比率50%、グローバル比率20%
・2028年(45歳) 次の後継者を二人採用。ブランドマネージャー、海外展開を経験させる。経営ノウハウやビジョン、そして自ら描く力を育成する。
・2043年(60歳) 次の世代へ社長交代。相談役として週3程度の出勤。育成は完了しているけど、実践させる際、相談役に徹する。自社ブランド比率は上げすぎず50~60%程度で抑える、海外比率は25~30%。
同時に、全国の地場産業、特に跡取り世代のマーケティングプラン立案、実行、海外販路開拓の専門家となる。3年契約で海外で販路開拓までやりきる。延長はなし。後は自走しなはれ。
・2053年(70歳) 全業務から完全に引退。あとは、サウナとサーフィンで悠々自適に過ごす。
【重要なポイント】
・2028年にはアート思考ができる自由な発想の持ち主が興味を持つ暗い企業価値を上げる。
・2043年に、中長期ビジョンが描けるくらいの経営力、ブランドマネジメント力をつけておく。
こんなところです。5年前は経営計画(売上、粗利、限界利益、当期利益)などを10年計画立てたものがありました。
それを見ると、3年目でかなり無理な計画になっていたけど、マルチブランド戦略を進めて5年目はわりと想像した通りになってた。
話は変わるけど、月度の売上数字を押し込むような営業は今後無意味。むしろ、あるべき姿を描いてどれだけ打ち手を多く打ったか。
おかげで、部下に今月の計画出てないの専務だけです!!と毎月詰められてます(笑)
来年、自分がどれだけ1年で階段を上り、どんな景色が見えてどんな未来を見通せるか楽しみです!
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