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cakes連載復帰について、皆様にご報告です

昨年7月から、私の体調や精神的なケアのために、漫画のお仕事のお休みをいただいておりました。

この記事を書いた時には数か月で復帰するつもりでしたが、私の体調や治療の進捗で思うようにいかない部分があったり、年明けからは想定外のコロナ禍で夫が在宅勤務になり、生活や仕事が変化し、自宅を引っ越して、外部に借りていた事務所を解約し、新居を自宅兼事務所にするなど目まぐるしい環境の変化でなかなかまとまった時間を作れない状況でした。

そんな中、cakes編集部ではいくたびか炎上騒動もあり、私も作家としての思いを表明させていただく出来事がありました。

そんな中で、私が今後cakesの連載をどうするのか不安に思っていた方もいらっしゃると思いますし、実際私が一番不安でまごまごしていたかもしれません…笑

cakesの一連の炎上は、私のプライベートなタイミングとしては、引っ越しが完了してこれからネームを量産するぞという時期で、とても間が悪かったし、世間の誹りを受けているこの媒体で描くことを読者の方はどう思うのだろう?と毎日悩んだり、編集部の対応に納得できない点もあったりで、悩み過ぎて非常にボロボロになりました。

5/31の記事に、私がcakesと協議したことで感じたことや、私の連載再開に向けて協力して頂くことや、他の作家も含めて対応を改善してもらうことを約束していただけたことを書いています。
そして、実際に私の連載再開に向けて、担当さんを含め編集長も多大な協力をしていただき、ヲタ夫婦を連載再開する運びとなりました。

今回、「ヲタ夫婦」という連載でありながら、思い切り方向を変えて、今までの「アイドルオタクな夫婦」ではなく、「オタクな夫婦が保護猫を飼う」というテーマに挑戦しています。

このことで、きっとnot for meに感じて離れていく読者の方もいらっしゃると思いますし、新たに興味を持って読んでくださる方もいらっしゃると思います。

私の思いとしては、コロナ禍を経験したことで、今まで通り「ライブに行きまくるオタクな夫婦」ではなくなってしまったことに正直に向き合いたいと思い、このようにリニューアルしました。

また、自宅で過ごす時間が増え、新しい家族として猫と過ごす生活を送りたいとも切実に望むようになりました。エッセイなので、その感情や体験をこれから丁寧に綴っていければと思っています。

そして、炎上が続いたcakesという媒体で連載することを良く思っていらっしゃらない方ももちろんいらっしゃると思います。そのことを否定したくはありません。媒体を選べるほど強い作家ではないことを申し訳なく思っていることと、私がこのヲタ夫婦という連載をリニューアルするにあたって、編集さんから作品を良くするために尽力して頂いたことを今は述べておきます。

また、媒体の方針に疑問を感じたとしても、連載作家として在籍するからこそできること、内部に意見を述べることもできるので、私はそのようにして納得できないことに内側から声をあげながら変化のためにアクションしていこうと思っています。

しばらくは、毎週水曜日、週刊連載でヲタ夫婦を盛り上げるために頑張っていこうと思います。

作家としての今後やミリオンドールの連載のことも、色々とお話ししたい私の考えもあるのですが、また次回そのお話ができたらなと思っています。

取り急ぎ、猫を飼い始めたことで猫ツイッターマンになった私に、すっかり読者さんが離れてしまい、コロナ禍で自費出版に踏み切った本も売れなくなってしまったので、がんばって自分のキャリアを立て直していかなくちゃと思ってます( ̄▽ ̄;)

ほぼほぼマイナススタートな私の連載再開ですが、もしよかったら見守っていただけると幸いです。

いただいたサポートはすべて原稿製作・設備保守・資材投資・スタッフへの外注費として作品をつくるために使用させて頂きます。