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新婚旅行でアラスカに行く話 #2

どーも、いさなです。
引き続き、新婚旅行でアラスカに行く話をしていこうと思います。

前回は、アラスカ行きを決めた理由と、アラスカにかける思いをまとめました。

今回は、アラスカに行くことを決めたものの、行く前から想定される数々の困難ついてまとめます。

困難① 熊に襲われる

デナリ国立公園内は手つかずの自然がそのまま残されています。雄大な自然の中で動物を観察出来ることは大きな魅力ですが、それは同時に危険を意味します。
カリブー(日本の鹿の10倍くらいあるヤバい鹿)やオオカミなど、出くわしたらタダでは済まない動物たちが生息していますが、中でも注意が必要なのはです。
デナリ国立公園の公式サイトには熊に関する注意事項や、熊対策学習ビデオなどが掲載されており、公園内でも徹底して熊による事故を防ぐ対策を行っています。例えば、絶対にテントの中に匂いのするもの(食べ物以外の歯磨き粉とか日焼け止めも)は入れてはいけない、匂いのするものは“熊缶”(熊に開けることが出来ない形状の密閉されたキャニスター)に詰めないといけないなどのルールがあります。

こういった対策は熊から人を守るだけでなく、熊のことも守っているという側面があります。人の持つ食料や人そのものの味を覚えてしまった熊は、人を襲うことを覚えた固体となってしまい、殺処分は免れないからです。

以下は公園内で起きた熊による事例

調べてみると意外と事故のニュースはヒットしないので(日本語化されてる記事に限定しているからかもしれないけど)よほどのことがない限りは大丈夫だとは思いますが、アラスカでバックカントリーをしてきた体験記ブログなどを見ていると、”遠目に熊を目撃した”、”熊の足跡を発見した”、”キャンプして朝起きたら熊缶が移動していた”などの紙一重なエピソードが多数見受けられるので、熊対策はキッチリと行い、無事に帰りたいと思います。

困難② 蚊に襲われる

アラスカにおける蚊の恐怖は非常に有名です。

3000種以上もの蚊が地球上にはいるらしい。高温多湿な森林地帯特有の生物であるイメージが強いが、意外なことに、極北ほど多数の蚊が生息する地域はないという。その最たる場所がアラスカのツンドラ地帯である。種の数はわずか20~30種類。しかし生息数は星の数ほど、とでも例えられるだろう。それほど多くの蚊が発生する理由は水である。数えきれないほどの池、沼、水たまり、ぬかるみなどが、蚊の誕生に不可欠な揺りかごの役割を果たすのだ。

試しに「アラスカ 蚊」で画像検索をしてみると、恐ろしい画像がわんさか出てきます。(虫や集合体が苦手な人は注意)
前回の記事でも紹介した星野道夫の「ノーザンライツ」にも蚊に関する記述がいくつかあります。曰く、「大気を覆い尽くす程の蚊の大群」、「アラスカの蚊はジーンズの上からでも刺してくる」そうです。

いやいやいやいや、それはヤベーだろ

と言うわけで、蚊に関してはキッチリ対策を行ってアラスカに向かいたいと思います。

困難③ 遭難する

普段国内で登山をする際は、山歩きの定番「山と高原地図」を使い、整備された登山道を歩きます。しかし、デナリ国立公園は手つかずの自然がそのまま残されているため、園内で道と呼べるものは専用シャトルバスのための自然道(入り口から最奥地まで150kmもある)が、たった一本あるのみです。

土地勘ももちろん無いので、現地で手に入る地形図(等高線と川が載ってる地図)だけを頼りに道なき野山へ分け入っていき、キャンプ地を自分で決めなければなりません。スマホなし、道なし、おまけに地形図読んだことない状態で、知らない山に放り込まれるというシチュエーションを想像するとかなり危険な感じがします。また、人間による自然への影響を極限まで抑える目的で入園人数に制限までかけられているため簡単に助けを呼ぶことも出来ません。

まとめ

アラスカのデナリ国立公園でバックカントリーをするにあたって、大きく分けて三つの困難が予想されます。
次回は、デナリ国立公園でのバックカントリーへ向けて、用意した物品や予想される困難への対策をまとめたいと思います。

ブラウザからスキを押すと次回予告が出ます。今後の更新にもご期待ください。