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都立高校を卒業して、UCLのファウンデーションコースに9月から通っている人

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都立高校を卒業して、UCLのファウンデーションコースに9月から通っている人

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    都立高校を卒業して、UCLのファウンデーションコースに9月から通おうとしてる人の話

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町田そのこ・ぎょらん

死んだ人の想いを知りたいか。死人に口なしというが、死人が最後に思ったこと、願ったことを知りたいか。死んだ友人が、同僚が、父親の愛人が、母親が、自分のことをどう思っていたかを知りたいか。知りたいのだろう。残された者は大概不安で、悲しみの中、故人を荼毘に付すのだから。 本のあらすじを読んだとき、死んだ人の思いに関する話だと知り、辻村深月のツナグと同じ部類だなと感じた。ツナグでは使者が遺族と死人を繋げ、両者の対話の中で死者が遺族に自分の想いを伝えていくのに対して、ぎょらんは遺族が

    • 2024年7月22日

      なんか楽しかった一日だったから。 7月22日は楽しい一日だった。この夏、私の予定帳には週3でインターンが入っていて、週3でバイトが入っている。つまり、一週間の中で休みが一日しかない。別に私が希望してそうしているからいいんだけど。一週間の中で唯一の休みを有意義なことに使おうと毎週考えているけれども、そう物事はうまく進まない。基本だらけているうちに一日が終わっている。先週の休みだって、本当は眼医者に行ってコンタクトレンズの調整をする予定で目覚めたのに、向かった先はブックオフだっ

      • ロンドンに戻るとき

        絶対にやらないと決めているけれども、タバコを吸ってみたいなと思うときがある。そのときは一生来ないけれども。喘息持ちなので。 6/23に日本に帰国してから楽しい毎日を送っている。インターンに参加したり、初めてバイトの面接に受かってみたり。ファウンデーションコースの結果が出たから、友達を遊びに誘ってみたり。旅行の計画を立ててみたり。でも、輝く街を見て、美味しいご飯を食べて、ふと思うときがある。ああ、私はまたイギリスに戻らなくてはいけないのか、と。 イギリスはつらい。留学生活は

        • UPCH(UCLファウンデーションコース)を終えて 

          6月20日のテストをもって1年間のファウンデーションコースを修了した。7月19日に結果が出て、無事進学を希望していたBsc Politics and International Relationsに進学できることになった。1年を終えたときの所感を示しておきたいと思う。 できるようになったこと 日本の普通科の公立高校を卒業した私は、言い換えると英語の取り出し授業がある私立高校とか、国際系の高校を卒業したわけではない私は、英語でエッセイというものを書いたことがなかった。ファウ

        町田そのこ・ぎょらん

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        記事

          蓮見圭一・水曜の朝、午前三時

          2025年に大阪で万博が開かれるらしい。建設費とか、他国の参加状況とかを見ているとなんだかあんまり良い万博になる気はしないのだけれども、今から約50年前の1970年の大阪万博は盛況だったらしい。私も、私の両親も生まれてないからわからないけれども。 文中にも出てくるように、1970年の大阪万博は戦後という時代に終止符を打ったものであったのだろう。第二次世界大戦において、日本は敗戦国であるという歴史的事実は何億年経っても変わることのない不変の事実である。だけれども、大阪万博の開

          蓮見圭一・水曜の朝、午前三時

          上手くいかない荷物運び

          荷物会社とトラブってる。私は学生寮に住んでいるから、夏休みに日本に帰国している際は自分の荷物をどこかに預けなくてはならない。来年の身の振りが不確実であるが故、自分で部屋を借りている友達に荷物を預けることは避けたかった。そこで、荷物を預かってくれる倉庫会社と言うべきか荷物会社と言うべきか、そういった会社に夏の間荷物を預けようと考えたのである。ベスト荷物会社in UKと書いてあって、口コミもまあまあだったため、Aという会社に荷物を預けることにした。これがすべての始まりだった。

          上手くいかない荷物運び

          日々の断片

          日本に帰国したら読みたい本と行きたい場所と買いたいものがたまりにたまっている。amazonの欲しいものリストに追加してはぐへぐへと眺めている。 日が長くなってきた。太陽が昇っている時間は今、東京よりも長いと思う。調べていないからわからないけれども。体感。夜の9時を過ぎても明るさが残っている。したがって、冬眠から覚めた熊のように人間の動きも活発になっていて、寮の中庭で酒盛りをする人たちの酒盛り終了時間は午前2時を回るようになった。騒いで、酒を玄関口にばらまく習性がある人がいる

          日々の断片

          世界は私を中心に回ってない。

          世界は私を中心に動いていない。この世は私のためにない。そんなことは知っている。理解している。けれども、思い通りにならないときの苛立ちと無力感、不確実なことしかないときの底が見えない漠然とした不安は人を絶望に落とし込む理由になると思う。 端的に言おう。成績が欲しい。人は言う。「人生、成績だけがすべてではない」と。それは頑張っている人にあなたがやっていること以上に価値があるものがあるから、あなたがやっていることは無駄だと言っているようなものと同じである。私は成績が欲しい。学士課

          世界は私を中心に回ってない。

          国籍・日本(Japan)であること

          「もし私が日本人と結婚したら、子供は日本人になる?台湾が50年後も残っているかが分からないから、自分の子供の国籍は台湾以外にしたい。」と台湾人の子に訊かれてはっとした。50年後に自分の母国がなくなるかもしれないということを考えながら生きている同級生がいることが驚きだった。 日本の経済力は低下していくと思う。昔みたいにアメリカと張れる日はもう二度と来ないんじゃないかなと予感している。でも幸福度で考えると、私個人的には、日本は超絶生きやすい国である。就職の話をしていても、日本人

          国籍・日本(Japan)であること

          好きなところ

          目 目が好き。臓器提供の書類で心臓も肝臓もあげるけど、目だけはバツ印を付けている。天然の二重で、茶目で、まつげがしっかりと生えている目が好き。つらいこととかあっても、自分の目を見て、きれいな目だなと思った後に、「ほら、頑張りなさいよ、私。」というと、なんとか頑張れそうで好き。 笑い声が魔女みたいなところ 単純に識別しやすくて好き。文字おこしとかを使うと「いーっひひっひっひ、うーひhhhっひhっひhhh」みたいなバグが起きているくらいの引き笑いなんだけれども、何歳のビデオ

          好きなところ

          見えなくなった世界・見えるようになった世界

          地理学の言葉にIntersectionality という言葉がある。個人の性別や年齢、経済力、宗教、人種によって個人が移動できる範囲は異なるという意味である。具体例を挙げるならば、街に住む女の子は学校に通えるけれども、学校がない貧困地域に住む女の子は学校に通えないみたいな話だ。街に住む女の子は学校に通えない女の子を認識しているのだろうか。 私の話をしよう。生まれは東京。育ちも東京。18年間同じ地域に住んできた。学校はすべて公立。言い換えれば基本的に特定の自治体の子だけが通う

          見えなくなった世界・見えるようになった世界

          移民、難民政策

          春休みだというのに毎日図書館にこもっている。同化政策の話をしよう。Assimilation policy, Integration policyと言われることが多い政策で、主に難民、移民を自国内でどのように扱うかということを記した政策である。起源を調べていないからはっきりしたことは言えないけれども、最初は侵略した土地の住民を如何にして服従させるのかというお題だったのかなと思う。19世紀のヨーロッパでのナショナリズムの台頭に従って、ヨーロッパの列強諸国は武力ではなく、教育や言語

          移民、難民政策

          イースター休暇

          朝の5時にけたたましく火災報知器が鳴って、目がさえてしまっている。なんで朝の5時に大麻を吸うかな。目覚ましとともに爽やかな朝の目覚めをするはずだったのに、火災報知器と大麻の匂いで起きた。大麻の匂いが私はあんまり好きじゃないから、朝っぱらから気分はあんまりよくない。早々と寮から出て、大学の図書館に避難するに限る。 今、UCLはイースター休暇の真っ最中だ。休日で、体を、心を休めなさいと先生方は言うけれども、課題の量が全然休める量じゃなくてイースター休暇が始まっても毎日図書館に通

          イースター休暇

          働くことについて

          このノートが留学について話すノートなのか、就職活動関連について話すノートなのかが分からなくなっているけれども、将来の不安は言語化しておいた方がいい。まだ、大学の学部に進めるのかもわかっていないのに、その先のことを不安がっているのである。就職について話したら、親にそれよりも学部に行けるのかを心配したほうがいいと言われた。ごもっともなんだけれども、学部進学の可否が決定する前に就活の目算をたてておかないといけないんだヨ。学部進学が決定したのならば、就職活動が本格化する前にある夏休み

          働くことについて

          Term2を振り返って 学習の振り返り編

          Term2が先々週終わった。振り返ろうと思いながら長々と長引かせてしまった。Term2の振り返り。 全体を通じて Term1よりも学習の進度ややりかたには慣れた気がする。一方で、中だるみを感じたり、受験の合否が出たりとストレスフルな学期だった。今まで精神的にきつくて人に泣きついたことがなかったけれども、初めて先輩に愚痴きいてくださいと泣きついた。そのくらいきつかった。 MEHP (Modern European History and Politics) Term1が

          Term2を振り返って 学習の振り返り編

          2024年予定

          2024年やりたいこと。 ファウンデーションコース卒業する これが多分一番大事だ。ファウンデーションコース卒業というのは学部入学に必要な成績を取って卒業ということだ。Aが3つ必要だから、気が狂いそうになっている。いや、もう既に気がくるってる。胃が弱くなってる。あと3ヶ月。頑張れ私。 美味しいもの食べる 日本に帰国したら美味しいもの食べたい。日本食食べたい。10か月、帰国していないから食べたいものしかない。素麺、そば、焼肉、しゃぶしゃぶ、お寿司、煮物、とんかつとか。あと

          2024年予定