見出し画像

#ぽんずブルー に学ぶ、色温度と彩度のコントロール(自習編)

死蔵していたα7(初代)を突然再活用すべく、北村渉さん @oserwk がちらっと推薦してくれた、50mm単焦点レンズを購入しました!

今回これまであまり手を出していなかったRAWでのレタッチも色々試してみようと思って、Lightroomで色々試行錯誤しています。当座のテーマはこちら:

ぽんずブルー。この「青にがっつり振って彩度を下げ気味」という振り方が面白いなと思って、どうやったらこういう表現ができるのかやってみようと思いました。

「カラーバス効果」という心理学用語がありますが、「青」を意識するだけで、見える風景も、レタッチで操作する領域も大きく変わってきます。こういうチャレンジ、おすすめです。

* * *

では参りましょう。これが元画像です。(なにやらちっちゃいかわいい子が自転車に乗ってますね…!)

このあとザーっと降りました。雨雲レーダーには全然雨雲なかったのに!

で、この曇天を触っていきます。普段は、パキっとした感じが好きなので、「明度」と「自然な彩度」をぐっと上げていきます。普段こういう感じで補正してます。明るい!

「色温度」の設定は成り行きで触ってません。ハイライト/シャドウ/白レベル/黒レベルは昔保育園の運動会写真を触っていた時のプリセットの名残です。

この、「明度」と「自然な彩度」に注目するという視点は、レタッチの教科書としてまず手に取った神崎洋治さんの本で印象に残った点です。

さて、

ここから「ぽんずブルー」路線を目指すわけですが、ぽんずさんに「色温度をがっつり青めに振って(中略)」「彩度は全体的にじゃっかん抑え目にしてますが、青だけは彩度キープにしたり」というヒントをいただいて、試してみました。

青淡い…!

これがレタッチの品質的に良いのかは別として、「色温度」「HSLパネルで色ごとに補正する」という視点を学びました。

Lightroom上で色温度を「下げる」と青くなり、「上げる」とアンバー調になる。暖色の蛍光灯の室内で「ホワイトバランス:オート」で撮った黄色い写真も、色温度をちょっと下げると「眼で見た印象」にあっという間に戻ってすごいなと思った。今回は、眼で見た感覚以上に大きく色温度を青側に振ることで、「青」を強く印象づけることにつながることがわかりました。青って不思議な色だな。

そして、単に色温度を青に振って素直に彩度を下げると、全体が青じゃなく薄い白になってしまうので、HSLパネルの「青」を選んで、彩度をぐっと上げ、輝度を下げました(輝度を上げるとまた白くなっちゃう)。このへんのしくみはまだしっくりこない。「色相」も少し左に振ることで、濃い青から水色寄りに変わりました。このあたり、触る項目によって全体が変わったり、ちっとも変わったり、青が濃くなったりどっかいっちゃったり、変化が面白いです。

鴨川(四条大橋)

新田辺

「人の肌」をどう処理していくかなどなど、試行錯誤はつづく!

🍻