「初心者」のための長編小説の書き方講座#4 書き方の例を一部ご紹介します
ここまで3回の講座を公開してきました。
テクニックとしては大体書いた通りなので後は忍耐強く書くだけ!
……ですが!
この、書き出しの文章が一番難しいんです。
私もここだけは苦労するし、たいてい何度も書き直しています。
そこで今回は、書き出しのポイントや、その他私がいつもこだわっている点についてご紹介していきます。
(#1はこちら #2はこちら #3はこちら から復習できます)
1 書きだしは遠くから近くへ
~いろうた作品例~
少し長い引用ですが、出だしは外の様子(天気、風景描写)から始まっています。
入学式と桜、青空、新一年生と視線が上から下に動いているのがイメージできますね(主人公は「僕」で「高校生」だと言うこともわかります)。
そうやって読者を物語の世界にだんだん引き込んでいきます。
そしていよいよ、読者と主人公を出会わせます。
場面は校内、部室に移り、最後に主人公に焦点が当たるのです。
ほかにも様々なテクニックがあります。
会話から始めるものもありますし、いきなり事件が起きる(すでに起きている)場合もあります。
ただ、私はご紹介したテクニックが気に入っているので多用しています。
2 難しい語句はなるべく使用を控える
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