「初心者」のための長編小説の書き方講座 #1 「書き始め」のこと
物書き歴30年の「いろうた」が、これまでに学んだことや自分なりに工夫してきたことをまとめました。
🔰こんな方にオススメ
✅小説を書いてみたいけど、そもそも何から決めれば良いの?
✅キャラクター設定って最初からきっちり決めとくべき?
✅誰視点で書くのがいい?(一人称or三人称)
ほかにも、始めたばかりの方が抱くちょっとした疑問にお答えできるような記事をシリーズでお伝えしていきますので、参考してみてくださいね!
また、疑問、質問があればわかる範囲でお答えしたいとも思っていますので、コメントしてくださると嬉しいです!
1 最初に決めること
ファンタジーか、現代物か
まずは世界観を決めましょう。
🎆ファンタジー小説を書きたい、と思ったあなたは普段から空想の世界に生きている方だと思いますので、それを形にするのは難しくないと思います。
ただし、オリジナルの世界観を1から作り上げる(しかも細かい設定をする)のはかなり大変だということは頭の隅に入れておいてくださいね。
◼設定しておくと良いものの例
その国に王はいるのか、魔法は使えるか(どんな人が使えるか)、武器は携帯できるか、言語は共通かどうか、どんな差別があるか、どんな種族がいるか・・・
👩❤️💋👩現代物を書きたい、と思ったあなたは普段から人間観察が得意だったり、日常への疑問、不満を抱いていたりするかもしれません。
小説の良いところは、実際にはありえないことが書けたり、現実世界の至らない点を文章の力で変えていけたりするところだと思っています。
ですから、日頃抱いている「こんなことが起きたら良いな」とか「こうだったらいいのに」が書ける舞台設定をすると良いと思います。
とりわけ現代物は「リアリティ」「共感」が大事なので、よく知っている土地、そうでない場合はその土地の調査をしてから書き始めましょう。
私の場合:
埼玉県川越市出身なので、そこを舞台に悩める高校生の物語を書きました。
架空の高校ですが、実在の高校の位置関係を参考にしています。
また、駅名、地名、建築物などは川越に実在する名称を使い、読者にイメージしやすくしています。
※ 「こんな主人公で書いてみたい」が一番に浮かぶこともあります。
その場合はキャラ設定からはじめても良いかもしれません。
ただし、その後でも構わないので世界観はきっちり決めましょう。
2 どんなストーリーにするか
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