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地域とつながる/クラウドファンディングへの挑戦を終えて、変化した自分がいた

先日、クラウドファンディングは終わり、実にたくさんの方々の支援をいただけ、目標金額以上となった。
古民家が広島県の呉市にあり、地元からの支援も少なくない。地域の方々の笑顔が目に浮かぶ。

そして今までになかった、初めての感動に身が震える思いだ。

リターンによるお礼は、もちろん、取り組みこそが、恩返しになると自負している。

さて、初めての感動とは、人とのかかわり方の考えが大きく変わった、というか確信したと言ってもいい。

それは、人との絆について。

これまで、私は他人には迷惑をかけたくないという想いが強く、あまり貸し借りもしたくないというのが、信条である。だから飲み会も基本、割り勘がスッキリする。この考え方は日本人では、一般的ではないかと思うが。

しかし、民泊をやっていて、外国人と付き合ううちに、どうも、その考え方が、日本だけの特殊なものではないかと思うようになってきた。

例えば、外国人のゲストをつれて、近所の飲み屋に案内する場合、かつては割り勘にしていた。それは、毎度毎度こちらがおごるのは、懐具合がきつくなるのと、かと言ってゲストさんにおごっていただくわけにはいかないと考え、割り勘がスッキリすると思ったから。
すると、とても怪訝な顔をされるゲストさんと、絶対におごらせて欲しいと譲らないゲストさんにわかれ、あまり割り勘を好まないようだった。

ちょうど、その頃、インバウンドで活躍している中国出身の女の子と、その話をしたところ、中華圏では、割り勘という文化がないとの回答。なーんと、カルチャーショック!
おごるかおごられるの、どっちかしかない。おごるのは、誘った人になるということだ。なるほど、それを聞いたら、これまですべての合点がいく。

また、割り勘をしない理由としては、それっきりで関係性が終わってしまうようだから、寂しいと感じるそうだ。
つまり、ちょっとした貸し借りは、海外ではポジティブにとらえているのだ。それによって、絆が深まるという考え方だ。

今回、私は、新型コロナウイルスの影響で、「助けてください」と手を上げて、130人の方々にご支援をいただけた。以前の貸し借りをしたくない私なら、そんな声はあげなかっただろう。一人悶々としていただけだ。しかしクラウドファンディングへの挑戦は、多くの方々と新しく絆が深まったと感じる。不思議と距離が近づいて、確かにこれまでの関係性ではないと感じる。

実は、自分のクラウドファンディング中に、私は、他のクラウドファンディングに6件も支援していた。人との敷居が下がったからだろう。

新型コロナウイルスの影響で、オッサンになっても、まだまだ進化しているのだった。


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