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蒸留酒③「ウォッカ」

今回は、 "蒸留酒"の「ウォッカ」について
詳しくみていきましょう。

◇ウォッカ

大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモ等の

穀物を原材料に作られる蒸留酒であり、

世界四大スピリッツ(ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ)

のうちの1つです。


○語源

諸説ありますが、ラテン語の

「アクア・ヴィテ(aqua vitae)=命の水」

に由来します。

「命の水」とは、中世の人たちが

スピリッツ(蒸溜酒)を指して使っていた言葉で、

ロシア語では

「ズィズネーニャ・ワダ(Zhiznennia Voda)」

といいました。

やがて、水を表す「ワダ(Voda)」

という名称だけが残り、「ウォッカ(vodka)」

転じたといわれています。


○特徴

蒸留した後に白樺の活性炭によってろ過

行うのが最大の特徴です。

・活性炭のろ過により口当たりがマイルドになり、雑味がなくクリアな味わ   いである
・アルコール度数が高くても飲みやすい
・度数の高い銘柄が多い


○分類

主に3種類に分類されます。

【レギュラータイプ】

レギュラータイプの場合、原料の違いによる味の差はほとんどありません。ただし、ろ過に用いる白樺の活性炭の質や、ろ過にかける時間によって多少なりとも個性が左右されるといわれています。


【フレーバードウォッカ】

ベースとなるウォッカに風味づけをしたもののことをいいます。
柑橘系のさわやかなフレーバーから、香り高いハーブ系・香辛料で辛味を利かせたものまで、さまざまな種類があります。


【プレミアムウォッカ】


近年は、ろ過だけでなく、原料や水の質、蒸溜の回数やブレンド技術などにとことんこだわり、独特な風味や口当たり・キレを引き出したものです。


○種類

主に

  • ライ麦

  • グレーン

  • 小麦

  • 大麦

といった穀物を原料としたお酒ですが、

  • ミルク

  • フルーツ

  • じゃがいも

  • ビート(甜菜)

などといった原料をお酒にしたものも存在します。


ウォッカは、ジン・テキーラ・ラムと並ぶ
「4大スピリッツ」として知られ、
ロシアなどの寒冷地で、昔から飲まれていた歴史あるお酒です。

※bitesjapansquadの投稿:きぴり

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