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世界大会への挑戦 ケーキデザイナー編 #11 / FIPGC Cake Designers World Championship 2023

ピスタチオの底生地

「苺×ピスタチオ」の組み合わせで試作中のバターケーキですが、

その内、「ピスタチオ」にあたる部分はケーキの下部でまとめています。



ピスタチオの味を表現するのは以下の2つ。




◇ピスタチオのジェノワーズ


以前の記事でも紹介したピスタチオ風味のスポンジ生地。



元々は上下どちらの生地もプレーンなスポンジ生地にしようかと思ってたんですが、

それだけではあまりに単調だったので、下の生地にはピスタチオペーストを混ぜ込み、風味の底上げとして機能させました。

ビジュアル的に、断面の色味も2色の方が可愛くなります。



◇ピスタチオのクロカン

フィアンティーヌ(クレープ生地を乾燥焼きさせたもの)とピスタチオペーストを絡めた「クロカン」


「ピスタチオ」の味わいとしては、
上記のジェノワーズよりもむしろこちらの方がメイン。
濃厚なピスタチオペーストをふんだんに使用。


「クロカン」なのでサクサクとした「食感」の役割も担っている非常に重要な部分です。


3㎜圧に伸ばしたものをケーキの底に敷いています↓



5㎝の高さで構成されたケーキの内のわずか3㎜しかないパーツですが、

「先に口の中で溶けてゆくバタークリームと苺の酸味の後を追いかけて、ピスタチオの香りと心地よい食感が最後に締めめくる」

と言った流れのストーリーとして成立します。


前回。

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