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キミは読まれる努力をしているか?

【1円未満の文字単価】

ライター流行りの昨今、特にwebライターになりたいという方が急激に増えています。クラウドソーシングサービスなどを見ても、文字単価1円未満の案件がズラリと並んでいます。けっこう需要はあるようですが、私はどうも二の足を踏んでしまいます。

文字単価1円未満。仮に0.5円としましょうか。3000文字の文章を書いて1500円。それを生業とするなら、最低でも1日6記事は書かないと成り立ちません。そうなると1日8時間労働として1記事にかけられる作業時間は1時間ちょっと。記事を書くにはまず下調べをし資料を集め、構成を考え書いた後にはブラッシュアップ作業。この殺人的で目まぐるしい作業を1日6回繰り返す…。正気の沙汰ではありません。

では、どうしたら良いのか?

【投稿し続ければ…という妄想】

文字単価を上げるしかないのです。ではどうしたら文字単価を上げる事ができるのでしょう?頑張って文字単価0.5円をやり続けて鍛えていたら、実力がついていつかは上がってくれるのでしょうか?はっきり申し上げてそれは妄想です。
 可能性が全くないわけではありませんが、5年10年という短いスパンでは考えない方が良いでしょう。何が問題かというと、文字単価0.5円をやり続けたところで、文章力は身に付かないからです。経験値は増えますが、誰もダメ出しをしてくれない状況でどれだけの量を書いても、技術は向上しません。そんな中で文字単価を0.5円から1円にアップしようと思ったら、目に見えてわかるほどの新兵器もしくは新技術を身に付けなければ絶対に無理です。これまで0.5円で依頼できていたものに対して理由もなく文字単価を上げてくださる依頼主はまずいません。

【文字単価を上げるには】

文字単価を上げるのに必要なのは「圧倒的な文章力・説得力」「人気・知名度」です。

「圧倒的な文章力・説得力」、これはもうとにかく良いと言われている文章にたくさん触れるしかないと思います。そして通信講座でもなんでも良いのですが、構造やテクニックを具体的に知る事です。「そんなの技術が付くまでにどれだけかかるかわかったもんじゃない!」って怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、もしそう思ったのならライターを舐めすぎです。どのジャンルの職業でも同じですが、1か月や2か月で一流になってチヤホヤされるような、そんな仕事は世の中に存在しません。

「人気・知名度」、これもなかなかボヤっとしていてわかりにくいと思いますが、ようするに知ってもらいましょう!という事なんですね。例えばこのnote。読んでいるアナタもなんらかの記事は書いているのだと思いますが、読んでもらうためにアナタは何をしていますか?答えられない方がほとんどではないでしょうか?

記事を書いて投稿する…という状態は、例えば街中でチラシを所かまわずばら撒いている状態です。そしてその散らばったチラシを誰か拾ってくれないかな~なんて、道端で座り込みながら見ている状態。どうですか?気の長い話しだとは思いませんか?
 チラシを見てもらいたいなら、まず最初のステップは手渡しする事ではないでしょうか?「こんなチラシがありますよ」と、直接アプローチする事で、初めて内容を見てもらえるんですね。

noteも同じです。記事を書いた後、アナタは何をしていますか?記事を書いた後にアナタがすべきは、他のライターさんの記事を読みに行って気に入った記事があれば「いいね」をしたり「コメント」を残したりする事です。相手は「いいね」「コメント」をしてくれたのがどんな人か気になって見にきます。そこで初めてアナタの文章と出会います。気の長い話しですが、これが一番堅実かつ確実でフェアな方法だと思います。

【万が一より低い可能性】

「投稿し続けていればいつかは…」なんて思っているアナタ。それが許されるのは有名人だけです。考えてみてください。noteの登録者は100万人。アナタはその中の一人です。万が一の「1」の中のさらに1%がアナタです。それでも「投稿し続けていればいつかは…」って思えますか?待っているだけでは何も変わりません。アクティブに行動する事ではじめて、状況は動き始めます。

そして読者が少しずつでも増えてくれば、ニーズもわかってきますよね?ニーズがわかれば、その好評だった部分を膨らませて記事を書き、さらに読者は増えるでしょう。そして、読者が増えるとどうなるでしょう?「記事を書いてくれないか?」と依頼がくるようになるかもしれません。そうなれば文字単価の交渉ができるようになります。これまで言いなりだった文字単価1円未満の案件とはおさらばです。

【カッコつけている場合じゃない】

結論ですが、記事を書く以上、格好つけずに気取らずにみっともなくても良いから、まずは読んでもらう事を意識しましょう!という事です。風に舞うチラシを遠くから眺めるのはもうやめませんか?

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