学校や職場で旧姓を使うことについて
苗字が変わる予定があるって、旧姓を使いたい人は、事前に(なるべく早い段階で)先生や上司に相談した方が良いと思います。
だんだんと旧姓の利用を認めるべきだという時代の流れになって来てはいますが、まだ事例がなくて、対応マニュアルができていない場合が多いからです。
先日、私の職場で名前が変わったと報告を受けました。
今後も旧姓を使いたいとのことだったので、思いつくかぎり想定して、大丈夫だと思たったので「分かりました、大丈夫です」と答えました。
そして、社内システムで、名前の登録変更をしました。
すると、システムのいろんな所で、ログインするたびに新しい名前が出てきてしまい、あわてて旧姓に修正しなおしました。
ただ、システムは、給与関連のシステムとも連動されているので、旧姓のままにしておくのが難しいのです。
源泉徴収票や社会保険の名前は、戸籍上の名前にしないといけないからです。
給与の口座振込みの名前も、旧姓で対応できるか個別に銀行に確認する必要があります。
システム上で、旧姓と戸籍上の名前を両方登録できるようになって、戸籍上の名前を利用するのは必要最低限になるように改修されると一番いいです。
しかし、今後しばらくの間は、個別に手作業で、いろんな工夫をして対応することになると思います。
多くの組織にとって、現状では、変わった後で、旧姓にしたいと言っても、急には対応が難しい場合が多いと思います。
様々な場合を想定してルールを作る必要がありますので、たくさんの人が関わって検討する大きなプロジェクトになる場合も多いと思います。
Bingさん(MicrosoftのAI)に聞いたところ、学校でも、卒業証書の名前まで旧姓にしてくれるところがあるようです。
急だと、「規則だからしかたない」と言われて終わるところが、早い段階で相談すれば、この機会に、プロジェクトを立ち上げてくれる可能性もあると思います。
遅かれ早かれ、やらなければならないことだと思うので。
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