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随想(エッセイ)

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その時、浮かんだことを書いたもの
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#現代アート

『AI』って、何? 

少し前、グーグル社でAIの開発をしていた、『AIのゴッドファーダー』と言われているヒントン氏が、AIの危機を訴えるために、退社したというニュースがあった。 開発に関わったことを、後悔しているような報道もあり、原爆の開発に関わった、オッペンハイマー博士が、後程、後悔していると発言した話を、思い出した。 また、ツィッター社のイーロン・マスクなどが、ジェネラルAIの開発を、6ヶ月止めようと言う意見書を公開したというニュースもあった。 『AIが人類を滅ぼす可能性』があったり、あ

アメリカ生活: "Shrine" のこと

うちの近くでは、"Shrine"が、現れては消える。日本の神社も英語でShrineというが、ニューヨークの私の住む界隈で、Shrineは、ビルディング前の歩道に作られる弔い場所のことだ。 故人が出ると、住んでいたビルや、ゆかりの場所に、ガラスの入ったキャンドルが集められて、一日中、火がたかれることがある。花や生前の写真が一枚だったり、沢山だったり飾られ、メッセージが書き込まれる。 今も、家からすぐのところに、一つ大きなものができている。先月だったか、隣のビルにもできていた

優しいAI

今日、SNSにあがっていたビデオで、日本の有名文化人らしき人たちが、非人間的というか、とても、残酷な発言をしていて、いつものことであっても、改めてびっくりした。もちろん、煽ったり、注目を集めるために、驚かす発言かもしれないのが、見ていて気分が、悪くなってしまった。 それで、ちょっと思った。 もし、AIが人間的な感情を覚えるようになって、人やお互いに対して思いやりを持つようになったら、人間が、他の人の気持ちがわからなく、残酷だと、立場逆転で、人間の方が、冷血なんてことになる

「じぶん」を、探してみる。

よく、見てみると、私が『自分』とよんでるものは、過去の記憶だったり、親や世間のスリこみだったり、洗脳だったり、単なる外から(あるいは過去からの)情報の集まりで、実は、自分が思うほど、自分由来のものではないと気づく。 『自分』が信じていることは、どこかで習ったり、聞いたりしたことの中から、自分で選んで、信じてることだし、好きなことも、過去の経験に通じている。 過去の経験、出会った情報などが、今の、『私』を決めている。 全然違う環境に生まれ、全然違う情報や学習に触れて、今日

人生ムリゲー論

ツィッターで以前、「生きるというのは、ムリゲーである」という感じのことを言っていた人がいて、これ、私の場合、当たってます。 もちろん、そんなこと全然ない、という方も多いと思います。スイスイ泳いげているなら、そのまま、どんどん進んでいかれるのが良いと思います。 でも、私は、生きるのは、ちぃっと、大変だなぁという感じ、かなり若いころからしていましたし、52歳の今も、大して変わりません。 ところで、「ムリゲー」という言葉ですが、私は、15年以上外国に住んでいるせいか、自分の理

電気羊とアンドロイドの話

映画『ブレードランナー』の原作は、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』という作品である。ずいぶん前に読んだので、かなり、あやふやなのだが、主人公は、アンドロイドと呼ばれる人造人間のハンターで、ある時から、自分自身が、アンドロイドなのか人間なのかで、悩むようになるという内容だった。映画の『ブレードランナー』では、追われる方のアンドロイドが持つ、人間的な死を恐れる感情と、その悲しみに、焦点が当たっていたように記憶している。『トータルリコール』という映画の原作者も、『アンドロイドは

日本で買った包丁で、指を4回連続で切って、気づいたこと

10年ぶりに日本に帰国、50日ほど滞在、アメリカに戻って、2週間ほどがたった。久しぶりの大陸間移動は、体にすごい衝撃で、日本では、3週間くらいは体調がすっきりしなかったし、こちらでも10日ほど、時差ぼけでが続いた。朝5時台に目が覚めるし、夕方眠くなって3時間ほど寝てしまう。やっと、ここのところ、平常運転に戻ったところだ。 さて、日本で、買い物をいくつかしたのだけれど、その一つが包丁。もちろん、アメリカでも包丁は売っているが、よく切れる包丁が安価で手に入るのは、日本だと思う。

10年ぶりの日本

9月の初旬から、日本に一時帰国している。実は、10年ぶり。5年位しか経ってないつもりでいたけれど、帰国の少し前にパスポートを見たら最後に日本に来たのは、震災の次の年2012年であった。 10年ぶりの日本はどうかと言うと、思ったより変わっていなかった。これは、私が京都に滞在しているせいかもしれない。他の場所のことは、わからないけれど、京都市内では、まさかと思うほど、古いお店が昔のままに残っている。これは、老舗と言われるところだけでなく、子供の頃、通学途中に毎日見ていた美容院な

お金について

(今、日本に帰国中なのですが、先月、グアテマラ旅行をしている時、こんな文章を書いて、保存してました。多少、編集してアップします。) ここのところ、お金ってなんだろうということをよく考える。ほとんどの人が、当たり前にように、お金というシステムを、稼ぐとか支払うとかいうことについて、受け入れているようだ。そして、お金で一喜一憂している。悩みのタネだったり、人によっては喜びや、誇りの理由、存在理由になっている人もいる。どう見ても、私の生活って、お金に支配されている。 今、旅行で

孤立無援

こちらのナカムラクリニックの記事にある、コロナワクチンを打たなかった人を讃えた文章なのだけど、読んで泣いてしまった。これは、匿名の文章で、オンライン上にたくさんある実態のない文章である可能性もある。でも、そうであっても、このような文章は支えになる。2021年を通じて、私のワクチンめぐる決断や、物の見方について、家族は「頭がおかしくなった」言っていた。遠くに住む家族を、説得しようとメールや電話をすると、相手にされなかった。やってたパートの仕事は、自らやめたし、通っていたアートス

日本人の創作

noteに、「なぜ、書くのか」という内容のエッセイを投稿したところ、予想以上に、たくさんのスキをいただいている。「書きたいから、書くんで良いんじゃないの。売れたり、支持されなくても良いんじゃないの。」という内容だったのだが、そういう創作に対する、シンプルな思いに共感する人が、かなりいるということだと思う。 私も、時間があれば、スキを押してくれた方のページを見に行って作品を確認している。中には、一挙にスキを押してる人もいて、「読まずに押してる?」と思う場合もあったりするのだが

[詩] 晩御飯の前に、少し横になった

目が覚めると カーテンのすきまから 窓の外にあるはずの 夕焼けの光が さしていた 室内の静けさの さきには 夜に向かう 外の世界があり そのさきに もう一度 からっぽの この部屋が たたずんでいた

ニューヨークの野鳥:ヨーロッパ・スターリングとアメリカン•ロビン

皆さん、ご存知のとおり、太陽系第三惑星ロナパンデミックは、2020年の初頭に始まり、私の住むニューヨーク市は、あらゆる意味で直撃であった。これも、皆さんも同じだろう、2年以上の間に、本当に色んなことを経験した。私の場合、最悪の気分になるようなこともあったが、その実、いろいろ、良かったこともあり、ひとつは、ロックダウン後、より自然に目を向けるようになったことだ。 ロックダウンと言っても、日本では完全なものはなかったと思う。ので、どのようなものか、想像がつかないかもしれない。ニ

なぜ、書くのか

おすすめに上がってくるnoteやSNSの投稿を見ていると、どうやって、フォロワーを増やすかという記事が時々あり、参考に読んだりすることもある。私としても、せっかく書いてるんだから、多くの人に見てもらえれば嬉しいし、作っているアート作品も載せているのは、宣伝と言う側面もあって、気に入って購入してくれる人などいればと、と思わないでもないからだ。 フォロワー増やすための方法を読んでみると、提案として、『役に立つ情報を書くように』とか、『日記はつまらないから書くな』とか、『他の人の