とろり、ふわあ。
朝早めに起きて、しんと静まり返った中で読む。
夜眠る前、微睡の中へ溶けていくように読む。
移動の最中に、どこかのカフェで、
人混みの中で1人別世界にいるように読む。
本を読むことは、いろんなシチュエーションに
すっと溶け込んでゆく。
私は日頃、よほど長い移動時間でもない限りは、
外よりも自宅で、朝早くや夜眠る前に読むことがほとんどなのですが…
最近、そういう周期の中にいるから
仕方ないと言うしかないのだけど、眠い。
ひたすらに眠くて、例えば夜眠る前いつものように
ベッドに座り枕元の小さなライトをつけ、
本を開いて読み始めると、数ページ読んだ頃に
とろりと蕩けるように瞼が落ちてくる。
もう少し読ませてよ…と思うけれど
一度落ちてきた瞼は重さを増してゆくばかり。
仕方がないので本を閉じ横になる。
あっという間に深い眠りという泥の中に沈み込んでゆく…
かと思いきや、2時間後くらいにふと目が覚めて
時計を見るとあれ…まだ2時間しか眠ってない、
勘弁してよと思っていると、そのうち…
再びとろり、ふわあと溶けて、
また目が覚めて、そんなことを朝まで繰り返し、
なんだか眠った気がしない、疲れが取れない、
というような、今そんな流れの中にいて。
だけどこういう時は、
「自分の身体に逆らわない」ということが
必要だってもう知っている。
今私の身体は溶けていたいのだ。
心がザワザワとすることもあるけれど、
そのザワザワも一緒に、この微睡に溶かして、
今はただ、とろり、ふわあとさせておこう。
それではこの辺で。
今日も1日おつかれさまでした。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。
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