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狼の追い葉書。


先月書いたこの記事で


私の記事ではお馴染みになっている、
いつも手紙のやり取りをしている十数年来の
家族のような友人に、栞とコーヒーを贈った
という話を書き、その後友人からすぐ


かわいいドリップコーヒーが届いたことを書いた。

昨日、そろそろ今夜あたり返事を書こうと
思っていたら、追い葉書が届いて笑ってしまった。

なんという私好みの美しい絵葉書。
わずかに入ったターコイズカラーと黄色が
さらにこの絵を際立たせていると思う。


友人いわくこの絵葉書は、
リトアニアの首都ヴィリニュスで買ったそう。
(彼女は長いこと外国を放浪してました)

ふと、なんで狼なんだろう?
何か関係あるのかな?と思い調べてみると

リトアニア首都ヴィリニュスの伝説

「ゲディミナスの見た夢」

14世紀頃のリトアニアはリトアニア大公国と
呼ばれ、その君主であるゲディミナス大公は
首都トラカイで国を治めていました。
ある日、ゲディミナス大公は狩りのため
20kmほど離れた場所に出かけました。

リトアニア最大の動物オーロックスを
仕留めるなど狩りは無事成功し、喜びと疲れから
その日はトラカイに戻らずシュヴェンタラギスの
谷でキャンプをすることに決めました。
その晩、彼はとても不思議なそれでいて
極めて鮮明な夢を見るのです。

夢の中でゲディミナス大公は、
大きな鉄のオオカミが丘の上に立っているのを
見ました。そのオオカミの遠吠えは力強く
まるで数百匹のオオカミが同時に吠えている
ようでした。翌朝、彼は祭司であるリズデイカの
ところへ行って助言を求めました。

リトアニアで最も優れた賢者であるリズデイカは
こう告げました。「丘の上に立つ鉄のオオカミは
まさにその場所に建つべき大都市の象徴であり、
そのオオカミの力強い遠吠えは全世界がその首都
の繁栄を知る日がやがて来ることを意味する。」

ゲディミナス大公はすぐにシュヴェンタラギスの
谷に部下を送り城を建てるよう命じました。
そしてその地に創られた都市をヴィリニュスと
名付けリトアニアの新首都にしました。

こちらから引用しています


という、
「鉄の狼の伝説」というものがあるそう。
なるほど、それで狼が象徴になっていると。
こういう伝承とか好きだからすごく面白い。

それにしてもこの狼の絵葉書、
本当に私好みで美しいので、
友人はよくわかっているなと思いました。笑

というわけで、今日早速彼女へ手紙を書きました。
どのレターセットにするか迷って…

6月は長靴をはいた猫にしました。
封筒は無地のブルーでレターセットに
シール等は付属されていなかったので、
別で持っていた赤い傘のシールを。


手紙や葉書の内容は
本当にたわいもない話ばかりですが
目の前にいて話しているような気持ちになれます。

今年は毎月1回以上手紙や葉書を書いているので
こうして季節に合わせたレターセットや葉書を
選ぶことも楽しみになっています。

レターセットや葉書を選ぶ時間も、
そして手紙を書く時間も、
もちろん読む時間も、
暖かくてほっとできる、
わたしの生きる日々の中で、
最も大切な時間、そして習慣のひとつです。


同じ友人とのお話です、よろしければぜひ。


それでは今日はこの辺で。


最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。



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