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つないだ手。

去年の8月、
ちょうどお盆の中頃のこと。

わたしの大切な友人、
彼女は今は中部地方のとある県に移住していて、
なんていうか、友人や親友というよりは、
もはや「家族」と言う方が近い存在で。
その彼女から、荷物を送ると連絡があった。

その友人の話はまたいつか
詳しく書けたらいいなと思ってはいるけれど、
かれこれ12年?ほどの付き合いになるでしょうか、
12年ほどの間にお互い色んなことがあり
懐かしい、思い出深いことから、
もうよく思い出せないことまで、
いざ書こうとしても、何から書こうか…と
ぼんやりと気が遠くなる気がするくらい笑
たくさんの思い出や感情が溢れてしまう存在です。

そんな中、今日書くのは
昨年お盆休みに届いたものの話。

もう冬よ?年明けたよ?今頃お盆の話?
と思うかもしれませんが笑
なんだか書きそびれてしまっていたんです。
が、どうしても書いておきたくて。


友人は色んなことに興味があり、
その中でも特に農業などにも興味があったようで
ここ数年は中部地方のとある土地へ移り住み、
自分で野菜や果物を育てたりしている。

私の誕生日や、なんでもない日にも、
彼女が大切に育てた無農薬栽培のお野菜を
たくさん送ってくれることがある。
そのお野菜たちの美味しくて美しいこと!

お野菜だけではない、
自家製の梅干しやお味噌、調味料も。
余計なものが含まれない、
厳選された素材で作られる
それらたちがまた本当に美味しくて、
とても贅沢なのです。

友人に教えられて初めて食べた野菜も数多くあり、
そのどれもが本当に美味しかった。

そしてなにより、
毎日毎日、雨の日も晴れの日も、
時間をかけて手間暇をかけて、
大切に大切に育てた美しいお野菜を
私に贈りたいと思ってくれるその気持ちが、
嬉しくて嬉しくてたまらない。

はじめに書いたように、
わたしにとっての彼女は友人というよりは
もはや家族のような存在で、
心から愛してると思える存在なのです。
出会った頃はお互い、こんなにも長く、
こんなにも深い信頼で繋がることになるとは
お互いに思っていなかったのではないかな、
と思います。


見出し画の写真は荷物の中に入っていた手紙。
two crossed hands(つないだ手)という
ピカソの作品らしいです。
彼女曰く、ドイツのどこかの美術館で買ったー!
とのことですが笑、美しくて気に入りました。
おうちのどこかに飾ろうと思います。

今は彼女とは少しばかり離れて住んでいるので
なかなか会えないのが寂しいですが、
今までの長い時間の中で、友人が外国を放浪したり
一時期はドイツに住んでいたりして、
今よりも離れていることが多かったので
そう考えるとまだ近くなったほうではあります笑。
自分の体調などが安定している時を選んで
必ず会いに行きたいとずっと考えています。

それでも、どれだけ離れていても、
どれだけ連絡を取らない期間があっても、
どれだけ会えない期間があっても、
例えばこれから何年も会えなかったとしても、
この先もずっとずっと、ずっと、
こうして心の手が繋がっているんだ、と感じます。


そんな友人が私の人生に存在してくれる奇跡に
今日もこうして胸がいっぱいになるのです。

優しくて力強くて美しい絵。




それでは今日はこの辺で。


最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。



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