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痩せ地の象徴・スギナを家庭菜園でどう活用する?

こんにちはこんばんは。

唐突ですが、スギナと呼ばれる雑草があります。
名前だけでは分からない人は細長く枝分かれする、まるで痩せ細ったクリスマスツリーのような草を空き地などで見掛けたら、ほぼほぼそれがスギナです。

スギナ(フリー写真)

さて、このスギナ。
よく痩せ地を象徴する草として、雑草をそこまで調べた事が無い人も厄介な草として特性などを知っている方は多いかもしれません。
今回はそんなスギナを使えるか考えてみました。

スギナを知っていく

早速スギナを知るべく調べ調べ。

まず、痩せ地の象徴と言われている理由は、主に酸性土壌に群生しやすいと言われている点ミネラル不足がしている可能性が高いとされている点が大きく影響していると思われます。

野菜の多くは酸性とアルカリ性の中間ぐらいを保った土壌だと育てやすいとされている中で、スギナが多く群生していれば酸性寄りでミネラル不足と判断=痩せ地となる感じでしょうか。

💡
しかし、調べていると実際のところ、酸性土壌に群生しやすいというより、酸性土壌にも対応している分自ずと群生の優先順位を得られるだけで、中性土壌やアルカリ土壌でも全然良いらしいです。

つまり、スギナが生えている=酸性土壌とは一概には言えないらしく、例えばスギナが生えている場所だからと言って石灰資材を撒き土壌を中和させ群生率を下げようとしても、さほど解決の一手とはならないそう。

ちなみに、スギナの群生=ミネラルが不足していることを表している点について、どちらかと言えばミネラル不足を確証付けるというより、スギナ自体がミネラル分を多く有しており、自然界の場合、ミネラルを豊富に吸収しながら成長し枯れることで土にミネラルを戻す(=畑でも同じような役割なのでは)と考えられてる意見が見られます。
どのみち、肥沃な土地では群生の優先度は低そうなのでもしかしたらミネラル不足かも?と頭の片隅に覚えておく程度で良さそうです。

スギナ活用を考える

では、スギナのことが少し分かってきたので、僕の畑にも群生するスギナをどう活用するか考えます。

僕の場合、スギナは地下茎(地下に茎があり、地上に出ている葉が枯れても茎が生きていれば再生するタイプ)なので、とりあえず根元を掴んで抜きます。

除草における刈るか取るか理論で言えば、僕的にスギナは刈ろうが取ろうが少しでも残っていると再生すると思うので、とりあえず根元を掴んで抜ける部分だけで終わりにしています。(群生率や場所によって対応を変えるようにはしています)

そのように刈り取ったスギナですが、先述したように言い方を変えればミネラル分をすげー多く含んだ草ですので、そのまま野菜の株元に置いてみることにします。

万願寺唐辛子氏の株元に置いて枯れたスギナ
最近は気温も高く1〜2日ほどで刈り取った地上部は枯れ草になります。
白くシャリシャリしてそうですが、これがミネラルに富んだ証拠なのでしょうか?

正直、地下茎が枯れた後の再生能力をイマイチ把握していないので、草マルチの上に置いて再生してしまう可能性も否めません。そうなったらそうなったで。
狙いは順当に株元で枯れたスギナによるミネラルの供給ですが、実際には「あっ、ミネラルが供給されてる」と目で見ても分かるものではないので淡い期待を込めています。
土の乾燥防止(草マルチの役割)だけでも十分です。

まとめ

今回はスギナの活用を考えてみました。
実は、最近色々と畝を転換している手前、野菜の状態から見てもミネラルなどが色々と不足気味に思えるようなことが多く、「そういえばスギナってミネラル多い草だっけ」とふと思い出し調べてみました。

共通して言えることですが、土壌のバランスを全て草を使って解決することが出来るかは僕にはまだ分かりません。
ただ、スギナの場合、その特性から厄介な草であることは否めませんが、捨てずに活かす方法を考えてみるのも面白いかもしれません。

それでは、また。


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