脳貧血。

最近、電車で長時間立っていると、気持ちが悪くなることが多い。

いわゆる脳貧血ってやつだ。

長時間といっても、せいぜい30分程度。

いつからこんなに貧弱になってしまったのだろう。

昔は、朝礼で貧血を起こして倒れる同級生に、憧れていた。

くらりと倒れるその姿が、儚げに見えたものだ。

いいな、うらやましいな。

わたしも、貧血で倒れてみたいな。

そう思っていた。

いざ自分がなってみて、わかる。

全然儚くなんかない。

血の気がサーッと引いて、冷や汗が吹き出てきて、立っているのもやっと。

儚さを装う余裕はおろか、吐き気と戦うことにのみ神経が集中している。

ただひたすらに、しんどい。

貧血と脳貧血の区別もついていなかった、あの頃の同級生へ。

あの時は、「儚くて素敵」なんてバカなこと思ってごめん。

謝るから、脳貧血の治し方、教えてください。

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