人間おもしろい
ジョージア(旧グルジア)についてからあっという間に1週間。
街に繰り出しては(繰り出しさえしない日も)ただひたすら目的なく歩き、目にとまるものを描きとめ、一食でお腹をいっぱいにし(量多いねん)宿に帰ってから色塗って寝る、みたいな日々を送っております。
で、まぁ、気付いてはいたんだけど改めてハッキリ自覚したことがあるからここに記録として残しておくと、どうにも私は「人間が好きすぎる」と。
いつも人ばかり描いてる。
風景を描こうとペンを走らせても、人影が入り込んでくる。
「景色」として捉えるのではなく「生活の様子」としてしまう。
あ、そうか。「生活の様子」も超すきだな。これは人が好きに含む?いったん含んでおこう。
次いで雑貨、服、食べものもまたたまらない。いとをかしである。
ここでも、気になっているのは「服そのもの」よりも、ギンガムチェックのボーダーの太さの違いを生み出したデザイナーさんの意図だったり、ステッチの入れ方だったりと、常に私の心は作り手の人間に対する尊敬と憧れとほのかなジェラシーでいっぱい。
食べものも、「美味しいから好き」以上に土地の文化や生活のニオイを感じる瞬間、たまらない気持ちになる。はぁ〜、をかし。
レストランで美味しいご飯を食べるよりも、ローカルな場所で一か八かハラハラしながら頼む食事が好きだし、現地のお母さんたちが作ってくれる家庭料理がいちばんのご馳走と感じるのは、人間くささが濃厚だからなのではと。たぶん。
あと、主題とはずれるけど、「人についていく」のもすき。
これはね、「人間が好き」(人の生活が好き)に、「予期しない出来事がたまらなく好き」が合算した結果です。
もちろん危険がないように注意は払っているんだよ、これでも。
お誘いに乗る頻度も3回中1回くらいなんだよ、これでも。ほんとだよ。ちゃんと断ったりもしてるんだよ。
ということで、あしたは画家のおうちにいった話ができるといいなぁ。
サポートしていただいた内容は次のチャレンジに繋げます。