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"ちばりよ"が鼓舞をする



突然だけど、
沖縄の方言の「ちばりよ」
はどんな意味でしょう。


うちなーぐち(沖縄の方言)のなかでも有名なので、知っている人も多いのではないかなと思う。

もちろん沖縄では誰もが知っている言葉で、
正解は「頑張れ」という意味だ。



でもこの言葉を日常で使うことはほとんどない。

例えば、日常会話のほとんどがうちなーぐちの祖父母世代が言うならばおかしくはない。

でも、語尾やイントネーションやちょっとした単語が方言になるだけの私たち世代が言うには、コテコテの方言で会話が不自然になる。


日常ではなく、何か改まった場面、部活動の大会の応援で言ったり、先生が生徒を受験に送り出すときに言ったり、そういうときにはそのキャッチーな語呂や言葉がしっくりときて、スローガンのように力が湧いてくる気がする。


沖縄にはそういう掴みのある言葉が多い気がする。


観光客が沖縄の那覇空港に着いて初めて見る方言は、おそらく手荷物受取り所に入るところにある

「めんそーれ」(ようこそ)

という看板だし、


具志堅用高さんのよく言う

「ちょっちゅね」(そうですね)

は誰もが一度は聞いたことがあるし流行っていた。


これらの方言も、日常では使わないし聞かない。
でも、普段はそばにない言葉でも愛着を持っている。



方言はどんどん無くなっていく。
祖父母は話せて、両親は聞いて理解できて、私は理解もあやしい。


でも言語はそういうものかもしれない。
時代とともに意味も変われば使い方も変わるし、必要な言葉も変わっていく。あと1000年もすれば古語だし、宇宙のなかではたった一瞬、意味を持った音だ。



最近の例で言うと「蛙化現象」がある。

本来の意味は
「両思いを望んでいる人から好意を向けられると嫌悪感を感じる」

だけど、

最近では
「好きな人がスムーズに行動できていない(?)のを見て興ざめする」

という意味で使われる。

でももう後者の使い方でも良いと思う。
時代の流れってそういうことかなと。



だからどうしても方言を残したいとはあまり思ってはいないけど、でもまだ生きている言葉にはちゃんと愛情を持ちたい。その言葉で感じる空気感はちゃんと地元だし、気持ちに味わいがでるから。




そういうことで私はいま自分に
「ちばりよー!」
と言う。

卒業に向けての勉強を本格化させないといけない時期になって、エンジンをかけたいから。

noteも7月の上旬までお休みしようと思う。


そんなお知らせも兼ねて、方言について話してみた。


このnoteを読んでくれた皆さんにも頑張りたいことがあれば、受け取ってください!

ちばりよ〜!


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