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誘導・案内スタッフに見た、所作(ジェスチャー)の美しさ

北九州市でも第3回目のワクチン接種が開始しました。
昨日も集団接種の会場にぼくはいたのですが、民間のスタッフの皆さんのご案内・誘導がとても素晴らしく、混乱や滞りなく進行していきました。

マスクしていて、表情は見えないし大声も出せません。

来場された方をご案内するのに、身振り手振りで表現しなければなりません。

とてもとても素晴らしい連携プレーと表現力で誘導していました。


次の方向へ、片手を上げ、手のひらの先を示されて、その方向へ視線を移すと、次のスタッフが姿勢よく手を高く上げて「ここだよ」と示しています。

その手を上げたスタッフの方へ近づくと、こちらへどうぞと、いったん座る椅子を手のひらで示していただく。

少しだけ待ち、順番に達したときに、身をかがめたスタッフが、指先まで伸びた手のひらで、次の行き先を案内します。

これが、いくつもの関所へ順に続いていきます。


この身振り手振りのジェスチャーは、スタッフの皆さんが同様のことを実施されているので、きっと統一の指導・研修がなされているものと思います。

正式な名称は分かりませんが、
ぼくも『手信号』については学んできました。

交通整理の警備員さんや、大型車や飛行機などを誘導する手信号は統一のルールがあります。

消防においても、声の聞こえない現場で意思疎通をするためのジェスチャーが決まっています。

こうした専門職に限らずに、
こうした『所作』をスムーズにサッと行えると美しいなぁと思いました。


逆にありがちなイやな印象で、
会話中に人を指さしたりとか、
こちらに招くときに、上から下や、下から上に手を振って(招き猫や、カモン!のジェスチャーと言いますか)誘導するような所作は印象が悪いですよね。

国や文化によっても、ジェスチャーに対する受け取り方が違うとも聞いたことがありますね。


アイススケートの表現の美しさをニュースで目にします。
バレエやダンスなど、身体で表現する美を感じます。

茶道や食事のマナー、あいさつの仕方や立ち居振る舞いの姿勢、
そんな『所作』の美しさってとても良いなと思います。


こうした美しい所作を何気なく、スッとできるようになりたいなと思いました。

ピッと伸びた腕や指先に、
凛とした姿勢に、
時に腰をかがめ視線を落とす姿に、

ぼくも心が引き締まり、心がキレイになる想いがしました。


今日もご覧いただきありがとうございました。
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