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失敗に学んだ『住宅用火災警報器』の役割

全家庭に設置が義務づけられている『住宅用火災警報器』
設置していますか?

恥ずかしながら、昨日、我が家でのとある失敗がありまして、その役割をしっかりと学ぶことができました。

命を守る、大切な機器ですので、改めてその役割も考えてみたいと思います。


我が家の失敗談

昨日、娘たちがクッキングの遊びをしていました。
子ども向けのお菓子などをつくるキットが売っていますよね。娘たちは好きで、よくやっています。

そのキットのやつだけでなくて、ちょっとチャレンジしてみたくなったんでしょうね。
耐熱皿じゃない容器(プラスチック製のようなやつ)で、チョコレートを電子レンジで温めようとしたそうです。
焦げてしまいますよね。容器は溶けかけて、もくもくと煙が出たそうです。

天井近くの壁に設置されている『住宅用火災警報器』が
けたたましく
『ピーッ!ピーッ!火事です!火事です!』と繰り返しています!!

離れた場所にいたぼくもその音に気付きました。

娘たちも大慌て(笑)

ぼくも突然のことだったから、すぐに理解ができませんでしたが、火事ではないことを確認し、警報音を止めました。

煙よりも、音にビックリしたようで、娘たちは意気消沈していました。

電子レンジでも火事になることがあると叱られました。
目を離していたぼくも悪いんです。火傷などしなくて良かった。


子ども達の気付き

実は子ども達は、住宅用火災警報器のことはよく知っています。

3つ理由があって、
①ぼくがたまに点検している
②じいちゃんの家に行くと必ず点検している
③子ども達も点検して遊ぶ(コラッ)

特に、じいちゃんの家に行ったときには、必ず点検するんです。
紐を引っ張っるものやボタンを押すものなど、点検の仕方は物によって様々です。

『ピーッ、ピーッ』って鳴るだけのものもありますし、
『正常です』って話してくれるやつもあります。

前述の失敗の際、娘の言った言葉に驚きました。
『いつもと言うことが違う』

ぼくも初めて聞きました(笑)
『火事です』っていうセリフ。

遊び半分で点検していた子ども達ですが、本当の火事のときには、このようになるんだと知りました。


子ども達と確認した住宅用火災警報器の意味・役割

こうした機会なので、改めて住宅用火災警報器の意味や役割について、子ども達と話しました。

「火事になったことを教えてくれる」
実際に離れた場所にいたお父さんに知らされました。

自分が気付かないところにいて、火事になってしまっていたときに、いち早く行動をできるようになります。
命を守るために大切なものです。
だから設置が義務付けられているんですね。


『火事になることを防いでくれてるんやね!』

娘が言いました。

ぼくは、『それは違う』と答えました。

知らせてくれるだけで、火事になることを防いでくれているわけではありません。
もちろん、初期消火などの火を小さいうちに消すことはできるかもしれませんが、
大切なことは、出火させないことです。

これは全然違うものです。
改めて確認しました。

ウチはオール電化だし、ストーブも使わないし、タバコを吸う人はいませんので、火種になるものはあまりありません。

でも、電子レンジや、電気の熱で火がついてしまうこともあることや、コンセントなどから出火することも確認しました。
前の日に誕生日ケーキに火を点けるために使ったライターなんか、特に危ないことも確認しました。

漠然と安全と思わずに、こうした少しずつのところに、まさにその火種が潜んでいることを考えていきました。



ちなみに

住宅用火災警報器は全家庭で義務設置になっていると思います。
「思います」というのも市町村単位の条例で設置が義務付けられています。

大きなマンションなどは、マンション全体で感知・発報する感知器がつけられているところもあります。

戸建て住宅含めて、全ての家庭で設置義務です。
家を所有している方は注意・確認しましょう。
誰かがつけてくれるわけではないので、自分で購入して設置しなければなりません。

ホームセンターなどで、2,000円~3,000円ぐらいで売っていると思います。

市町村によって異なるかもしれませんが、
『寝室に煙感知器』が義務です。

台所やリビングに設置義務はありません(市町村によって異なります)が、お仏壇のある部屋など、火の手が上がりそうなところは設置をオススメします。

我が家はいろんなところに設置されています。(住宅メーカーが勝手にどんどんつけました(笑))

煙は上に上に昇っていきますから、
階段部分の上なども奨励されています。(戸建て3階は義務です)

台所に煙感知器をつけると湯気含めて、しょっちゅう鳴る可能性があるので「熱感知器」が良いかもしれませんね。

ガス警報器は、ガスの種類によって、上に必要だったり、下に必要だったりします。(都市ガスは上、プロパンガスは下です。空気に対するガスの重さの違いですね)


住宅用火災警報器は、市町村単位の条例で設置義務になってから、もう10年以上経っています。
ほとんどが『電池式』かと思います。
電池が切れていないか、今一度、確認しましょう!!


恥ずかしながら、我が家の失敗談から、話題を展開してみました。
自然災害はなかなか難しいですが、
火事は、人によって、必ず防げると思います。

今日もご覧いただき、ありがとうございます!


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