アイルランドのスイーツ
こんにちは、アイルランドのつぐみです。
海外在住者マガジンVACILANDOで、スイーツ話が盛り上がっているので、私もスイーツ記事。
日本スイーツとの違い:砂糖の量と食感
アイルランドは小麦が美味しいので粉物は基本的に、美味しいと思います。ただ、問題は砂糖の量と食感。
まずは砂糖の量。
アイルランドのケーキレシピを見ると、スポンジ部分だけでも砂糖カップ2とか書いてあって目を疑う。
カップ2?(240g)
キャラメルやクリームなど胸焼けがするほど甘い(歳のせいもありますが…)
次に食感。
あまりバラエティがない。
日本のスイーツみたいに、フワフワとかモチモチとかがないんですよね。日本スイーツの食感素晴らしすぎる。
しかし日本食ラブのアイルランド人達も、意外に日本のスイーツは好きではなかったりする。甘さ控えめや、和菓子や、その食感の違いが外国人にとっては苦手な場合もあるらしい。
あんこ否定派も多いんですよね。やはりスイーツに関しては、我々は分かり合えないのだろうか。
さて、アイルランドの伝統的なおやつはこんな感じ。
ショートブレッド
さっくりサクサクのショートブレッドは(ブランドを間違えなければ)、美味しい一品。
ショートブレッドは、バター、砂糖、小麦粉を主な材料として作られる伝統的なクッキーの一種です。独特のバター風味とサクサクとした食感が特徴であり、これまた伝統的なアイリッシュティーととてもよく合います。
生地はしばしばクッキーカッターで切り分けられ、フォークの歯で模様を施されることがあります。焼き上がったショートブレッドは、金色に焼け、バターの幸せな香りが漂います。
私のおすすめブランドはこれ。
クリスマスプディング
クリスマスプディングは、イギリスやアイルランドなどのクリスマスの伝統的なデザートで、クリスマスイブやクリスマスディナーの締めくくりとして楽しまれます。
このプディングは濃厚なフルーツケーキの一種で、ドライフルーツ(レーズン、サルタナ、カラントなど)、スパイス、パン粉、牛脂、糖蜜などを主成分としています。
通常、生地を混ぜ合わせ、スチームでゆっくりと調理します。その後、一定期間(時には一年!)寝かせて熟成させ、再度温めて食べられることが多いです。熟成させている期間にブランデーなどのアルコールが染み込み美味しくなるらしい。
サーブする際には、トフィー(キャラメルソース)やバタークリーム、ブランデークリーム、バニラアイスクリームなどで飾りつけることが一般的です。クリスマスの特別なデザートとして親しまれています。
私はもったりしている、この熟成ケーキがとても苦手ですが、季節感もあり、好きな人は好きみたいですね。
余談ですが、クリスマスシーズンの別のお菓子、ミンスパイの方が私は好き。中身はドライフルーツなど。
バーンバラック(Barmbrack)
Barmbrackは、アイルランドの伝統的なフルーツケーキで、これまたレーズン、サルタナ、カラントなどのドライフルーツが含まれています。このケーキは、紅茶に浸して作ることが一般的で、秋季やハロウィンの時期に特に人気があります。
ケーキというにはパサパサすぎなのですが、軽くトーストし、たっぷりバターを塗って、紅茶といただくのが美味しいです。
とても面白いのが、Barmbrackには、運命を知るために小さな物品を生地に混ぜ込む伝統があります。通常、リング、硬貨などが混ぜられ、それぞれの物品が示す意味があります。
リングは、来年結婚する
硬貨は、金運の高まりを示す
豆は、その年は結婚できない
布切れは、不運の印
などなど。
フォーチュンクッキーならぬ、フォーチュンケーキ。
ちょっと偏った伝統的なスイーツを紹介しましたが、普通のクッキーやチョコレートなど手軽に美味しいものもたくさんあります。
アイルランドにお越しの際は、ぜひ一風変わった伝統的なスイーツも楽しんでみてくださいね。
ちなみにChatGPTに上記以外のアイルランドの伝統的なスイーツ教えて、と聞いたら、ポテトキャンディやポテトチョコという、聞いたことないスイーツを教えてもらいました…
ちょっとリサーチしてみます。
他の国のスイーツ情報はこちら!
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