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入社3〜5年目に読む教科書

入社3年を超えてくると仕事も慣れてきますよね。私は入社3年目に、何となく「自分だったら出来る」という謎の万能感を持っていましたが、後々考えるととんでもない勘違いでした。遠回りにも、自分が何も知らないと気付かせてくれた良書をご紹介します。

イシューからはじめよ

「この会議、無駄だなぁ」と思ったことはありませんか?

時間になっても始まらず、5分後くらいにグダグダっと始まる会議。特定の人だけが話していて、その他の人は居合わせていても別の作業をしていたり。そんな会議、結構多いと思うんです。

会議の生産性を上げるには、まず「何について話すのか=イシューは何か」を明確にすることが大事です。この書籍は元マッキンゼー、現ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)の安宅さんがまとめた良書です。何にフォーカスして物事を進めるべきか、あらためて「考える」ということを整理出来ました。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント

マーケティングに関するHow to本は多いですが断片的なことが多く、体系的に学べる本はほとんどありません。学問としては不確定要素が多い上に幅広いことが理由です。コトラーは主に学問の分野で出てくることが多いですが、実はビジネスマンこそ読むべき書籍です。

嫌われる勇気

人の意見を変えたくて必死で説得をする。私もそんな一人でした。最近人気を集めるアドラー心理学では「人は、人を変えることは出来ない」という考えに基づき、どう人と関わるべきかを対話形式で論じていきます。

ややオーバーリアクション気味な本ですが、平易で読みやすく、シンプルな考え方が頭に染みます。世界的に有名なデール・カーネギーの「人を動かす」も根本的には同じようなことを示しているので、合わせて読むと理解が深まるかもしれません。

私はこの本を読むことで良好な人間関係を築けるように、少なくとも良好にする手法について深く考えることが出来るようになりました。余談ですが、コトラーにアドラー、偉人は名前が似ていますね。

マンガでよくわかる 教える技術

入社して3年も経つと、後輩に仕事を教えるタイミングが出てきます。いわゆるコーチングについてマンガで平易に説明している書籍です。

「教える」とは望ましい行為を引き出すためのものですが、手法を間違えると人間関係が壊れてしまうことも多々あります。

怒るは感情に任せたもの、 叱るは相手の行動を修正するもの。特に価値観や性格や人格を叱ってはいけないという考え方。間違った理解をしていたり、何が分かっていないのかが分からない人も多いので「わかりました」は信用しないということ。適切に補助を外していって任せること(フェイディング)の考え方などが参考になりました。

コーチングのポイント
1.知っていること、知らないことを整理 
2.やらなくてよいことを整理
3.様々な場面で意見を求める

最後に

以上となります。私は移動中にkindleで読書をしたり、集中したい時はカフェで積ん読を消化しています。本記事が、少しでも皆さんのお仕事に役立てればと思います。

最後に。時代によっても必要とされる書籍は変わってくると思います。もしかすると、より良い書籍が見つかることもあるかもしれません。この記事は何度も更新しながら育てていきたいと思います。


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