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フードコートの一風堂が今、アツい。 ~新任店長が語る“EXPRESS”の魅力~

こんにちは。一風堂note編集部です。

突然ですが皆さん、一風堂に「フードコート専門業態」があるのはご存知でしょうか?

より多くのお客様に、もっと気軽に本場の博多ラーメンを楽しんでいただきたい。そんな思いから、2012年、全国各地のフードコートに「IPPUDO RAMEN EXPRESS」および「RAMEN EXPRESS 博多 一風堂」を出店することに決めました。ショッピング施設やサービスエリア内への展開を続け、今では国内に37店舗を構えています。(以下、ブランド名はまとめて「EXPRESS」と表記します)

どうして「EXPRESS」という名前なの?「博多 一風堂」とはどう違うの?

良くある疑問に答えるべく、今回は「IPPUDO RAMEN EXPRESS ゆめタウン佐賀店」新任店長の溝口翔太(みぞぐち しょうた)さんにEXPRESSの魅力を語ってもらいました。

一風堂(力の源カンパニー)に入社を決めた理由

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溝口翔太
2016.5   「博多 一風堂博多駅店」アルバイト入社(大学生)
2018.11 「名島亭 MARK IS福岡ももち店」オープニングスタッフに。
2019.4  決意の大学中退後、力の源カンパニー社員に。
     ⇒新店「名島亭 博多デイトス店」立ち上げに携わる。
2020.9  「IPPUDO RAMEN EXPRESS ゆめタウン佐賀店」店長就任

_大学生の溝口さんが、一風堂でバイトを始めたきっかけは?

初めて一風堂(博多駅店)に行ったときに、店員さんの気遣いに感動したからです。僕は生まれも育ちも福岡でしたが、当時のラーメン屋さんというと「コワイ」印象がまだ強くて。でも一風堂は雰囲気が明るく元気で、優しく受け入れてくれる感じがしました。生ニンニクを潰す器具の使い方が分からず戸惑っていた僕に、ホールのスタッフがコツを丁寧に教えてくれた時は、グッと心を掴まれてしまって。その日のうちにアルバイトに応募しました!

一風堂博多駅店では、社員やアルバイトの先輩から多くを学んで、バイトリーダーもさせてもらいながら全力で働いていました。アルバイト時代を経て、僕の人生観や人間性まで形成されていったような気がします。

181126_名島亭MARKIS福岡ももち (6)

2018年、力の源カンパニーの仲間である「名島亭」MARK IS福岡ももち店の立ち上げに携わった時には、ひとりのバイトである僕なんかのために、社員たちが熱く指導してくれて、人生相談にも乗ってくれました。社員がとにかくアツくてカッコイイ会社だな、と惚れ込んだ結果、大学中退を決意してまで「力の源カンパニー」へ入社しました。

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_社員として名島亭で1年半ほど奮闘したのち、店長に就任したのは初めての「EXPRESS」ということで、今どんな心境ですか?

そうですね。久しぶりに「一風堂」に帰ってきたのですが、僕の知っていた一風堂とは別業態。フードコートで働くとなると「名島亭 MARK IS福岡ももち店」での経験も十分に生かされます。業態・ブランドの違いにこだわらず、まずは自分が今まで大切にしてきたことを変わらず実践していくことを大切にしたいです。自分の芯を持っていれば、どこででも通用する存在になれると思うんです。

「EXPRESS」の意味

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_ズバリ、溝口さんが思う「EXPRESS」って何ですか?

「EXPRESS」でまず思いつくのは「快速・速い」のような意味ですよね。フードコートにある以上、迅速な商品のご提供はいつも心がけていて、そのための仕組みづくりにも日々磨きをかけるべきだと思っています。

ただ、一風堂の看板を背負ったブランドとして、「速いだけ」じゃダメなんです。フードコートという舞台を使って僕たちの価値を「表現する」ことが、もう一つの、そしていちばん重要な「EXPRESS」の意味です。商品クオリティーはもちろんのこと、僕たちのブランドとしての在り方、「一風堂ってこんな店ですよ」ってメッセージをラーメンを通して伝えていきたいのです。「笑顔とありがとう」だったり、僕がアルバイトを始めようと思った時のあの「感動」だったりを常に意識して店に立つ。そういった決意の表れが「EXPRESS」という名前に込められていると思っています。

「EXPRESS」の魅力

_フードコート業態だからこそ出来ることなど、魅力に感じるところはありますか?

博多 一風堂をもともと知っていて「EXPRESS」に初めて出会うお客さんは、「一風堂のお手軽バージョンか」と思うかもしれません。確かに、フードコートという環境の中で100%博多 一風堂と変わらないオペレーション・パフォーマンスはできないのかもしれない。でも、「EXPRESS」自体の良さがあることにぜひ気づいて欲しいなと思います。

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メニューひとつとっても、博多 一風堂のそれとは良い意味で「別物」です。店舗によっては「とんこつ醤油ラーメン」があったり、サイドメニューが充実していたり、フードコートの利用者層に合わせたラインアップが魅力です。お子様連れもいれば、年齢層も属性も様々。フードコートの客層は博多一風堂と比べても幅広いので、それぞれのお客様のニーズに合わせた対応ができるようにしています。

気軽に博多の文化を楽しめるのも、魅力のひとつ。EXPRESSが入っている施設によっては、博多ラーメンになじみのない地域から来るお客様も多いと思いますが、博多ラーメンを初めて食べる人にも親しみやすいメニューをそろえています。ラーメンの麺は硬さが選べますし、替玉もできます。EXPRESSで初めてうちのラーメンを食べて、気に入って博多 一風堂にも足を運んでくれたら一番うれしいですね。

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_働いていて、博多 一風堂との違いはどのようなところに感じますか?

EXPRESSには「ホールスタッフ」という役割が無いので、お客様と関わる時間が比較的少ないです。でも、僕は「短い時間だからこそ」お客様との接点ひとつひとつを大切にしなくてはならない、と考えます。並んでいる最中・レジでの対応・商品の受け渡し・替玉の対応・食器の返却時など、見つけようと思えば「ありがとう」をいただく機会は溢れています。たった一瞬だとしても、「あの店、良かったね」と思わせるチャンスを掴みに行く。そんな姿勢が一風堂のファンを地道に増やしていくことに繋がります。

博多 一風堂との違いを感じるもう一つのポイントは、「客席の広さ」です。博多 一風堂では多くても50席程度の座席数ですが、多くのフードコートは全体で数百席あります。店自体の規模は小さく見えても、実はEXPRESSのほうが一度に多くのお客様をお迎えできます。その分、今まで以上に広い視野で、厨房にいてもできるだけ顔を上げて営業することを常に意識しています。

「元気・活気」のある雰囲気や、「気配り・目配り・心配り」のような博多 一風堂が大切にしてきた概念を、僕たちはEXPRESS店舗でも表現していく。そうでないと、一風堂の名前を背負ってフードコートに進出した意味がないとすら思うのです。ブランド名や商品内容が違っても、そこだけはブレることのない「変わらないもの」として常に大切にしていきます。

「EXPRESS」のこれから

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_EXPRESSはブランドとして、今後どうなっていくと思いますか?

今年は「とんこつまぜそば」や「極からか麺」など、博多一風堂とEXPRESSが同じメニューを売り出しました。これを受けて僕は「EXPRESSが試されているな」という印象を持ちました。今まではブランドごとの差別化がされていたのですが、ここにきて敢えて「同じ商品」を売るということで、EXPRESSも「一風堂のブランド」であるということを今までよりも強調することになるんじゃないかって。

EXPRESSは一風堂の「お手軽版」ではない。それぞれの特徴を大切にしつつも、互いの良いところを最大限に吸収しあって、より良いブランドへと進化を遂げていく。そんな相互作用の関係性を築けるような気がしています。博多 一風堂についていくとか、博多 一風堂をこえるとかじゃなくて、「博多 一風堂と共に」進んでいきたい。そんな風に考えながら、新しい時代の新しい価値を、共に創造していきたいと思っています。

_溝口さん、ありがとうございました

ありがとうございました!まだ僕はEXPRESSで働き始めて間もないですが、今後も勉強を続けて、より多くのお客様を笑顔にするための「外食産業の新しい価値」を築き上げていきます。今後のEXPRESSの躍進に、期待していてください。皆さまのご来店、心よりお待ちしております!


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