お葬式の子供
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皆さんこんばんは
フリックフラックのいっぽです。
いつも僕の記事をお読みいただき
ありがとうございます。
さて今日はね、
最近ふと思い出した
昔の出来事を書いていきます。
僕ね、
出身が大阪なんですけども
親戚もほぼ全員大阪なんですね。
実家から車で15分圏内に
父方、母方の祖父母から
叔父、叔母、従兄弟まで
ほぼ全員が密集して暮らしていて
非常に狭い家庭環境で
育ってきたんですけども
唯一、父方の祖母だけが
大分県出身でして
この記事にも書いたんですけど
小さい頃は何度か
大分の親戚に
会いに行ったりもしたんですね。
で、僕が中学1年生くらいの頃ですかね
その父方の祖母の母親
つまり
僕のひいおばあちゃんが
亡くなりまして
大阪の親戚何人かで
お葬式に出席するために
大分県に行ったんですよ。
今日はその時の話を
書いていこうと
思うんですけども
当日、会場に到着しまして
僕は中学校の制服を着て
出席していたんですけど
周りを見回すと
本当に知らない親戚ばかりでして
祖母の兄弟とかね
おそらくその前にも
会ったことはあるんでしょうけど
昔すぎて覚えていないんですね。
で、会場に未成年は
僕を含めて3人だけでして
僕以外の2人は
大分の人だったんですけど
果たして僕と
血が繋がっているのか
誰の子供なのかも
わからないような
そんな状況だったんですよ。
式は滞りなく進んで
ひいおばあちゃんの棺の中に
お花を入れていく時間に
なったんですね。
みんなでどんどん
花を入れていくわけですよ。
で、僕も
正直ほぼ思い出無かったので
あんまり悲しくは無かったんですけど
確実に血が繋がっている親戚が
亡くなる機会も
まだその時は何度かしか
無かったですから
不思議な気持ちでね
ひいおばあちゃんの棺に
お花を入れたんですね。
ほぼみんな入れ終わった時に
式を取り仕切っている
葬儀会場のスタッフの方が
「最後に、お子さんだけで
お花を入れて
最後のお別れをしてください」
みたいなことを言ったんですね。
で、僕は
「お子さん」って言われたもんですから
あ、出番や
と思いまして
棺に向かって数歩進んだんですね。
そしたら隣にいた母に
「いや、あんたちゃうわ」
って引き戻されまして
その瞬間に、
スタッフの方が言った
「お子さん」って言葉が
その当時の僕のような未成年の人間を
指しているのではなくて
ひいおばあちゃんのお子さん
つまり、
僕の父方の祖母と
その兄弟を
意味していることに気が付いたんですね。
はずっ!
と思いまして
いや、確かにね
なんかおかしいなと思ったんですよ。
なんでよりによって
最後の最後に
僕とか
さっき言った大分の子供2人みたいな
会場の中でも一番くらい
遠い親戚が
花を入れるんだと
自分たちが花を入れることに
違和感は覚えたんですけど
「お子さん」
って言われてますから
自分や
って思うじゃないですか
紛らわしいんですよ
ちゃんと
故人のお子さんとか
絞って言ってくれないと
さらに言うとね
その当時は
葬式自体まだ
ほとんど行ったことないですから
そういうシステムなんかな
って思ったんですよ。
そういう宗派なんかな
みたいな
最後に親戚の中でも
一番若い子供たちが
花を入れる事によって
命のバトンを渡す的な
そういう意味が
込められているのかなと
でも僕
既に花1回入れてますしね
改めて最後にもう1回
入れるのおかしいですもんね
こんな形で親戚に恥を晒すとは
思いませんでした。
今考えるとちょっと申し訳ないですねこれ
ひいおばあちゃんの最期に
ひ孫が天然ボケを
かましてしまうという
あの日以来しばらく
大分行ってないですけど
僕の遠い親戚たちは元気でしょうか
天国のひいおばあちゃん
あの時はごめんね
ではまた明日