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拾った財布

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
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皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。


最近ね、
ある本を読んでいましたら
落ちてるお金を拾う話
出てきたんですね。

もう20年近く前に刊行された本で
それよりも前の出来事を
書いているんで
相当昔の話だと思うんですけども

それを読んだ時にですね

そういえば
最近お金が落ちているのを
見てないなぁ

って思いまして


一番最新で
落ちているお金を拾ったの
いつかな
って考えてみたんですけど

思い出せないんですよ。

何とか過去の出来事を
さかのぼってみて

厳密に落ちてるお金を拾った話
というわけではないんですけど

思い出した出来事があったので
今日はそれを書いていきますね。


あれは高校生の時ですね

その頃、僕
水泳部に所属していまして

その日は大会があったんですね。


で、その帰り道ですわ

他の部員と数人で
電車に乗っていたわけですよ。

大会の終わりってね
クタクタなんですね大体

実際に泳ぐ時間はめっちゃ短いんですけど

ウォーミングアップしたり
他の部員の応援で大声出したりしますから

とにかく疲れてるんですよ。

で、こういうのは
3日連続とかで行われたりするんで

1日目と2日目は

帰って寝て起きたら
また大会なんですね。

この日は確か
1日目か2日目でしたわ。

しばらく電車に揺られてますと
途中の駅に着きまして
プシューって扉が開いて

僕の隣に座っていた親子が
降りていったんですね。

ふと空いた座席を確認したら

そこに財布が落ちてたんですよ。

あっ!
ってなりまして

ポケットか何かに入ってた財布が
ポロって落ちてしまったんでしょうね。


僕、反射的にそれを掴んでまして

それだけ持って
僕も電車を飛び出したんですよ。

親子に声を掛けて
財布を渡したら

「え!すいません
ありがとうございます」

って母親の方に言われまして

良い事したなぁ
と思いながら電車に戻ろうとしたら

プシューって閉まったんですよ。

ウワッ!
てなりまして

僕その時
荷物も何も持ってないわけですよ。

親子が残していった財布だけを
持って飛び出してますから

まあ何とかなりそうやけど
どうしよかなぁって
迷ってましたら

親子のお母さんの方が

あぁ〜行っちゃいましたねぇ電車
でも私たちはもう大丈夫なんで
失礼します

みたいな感じで
階段上がっていったんですね。

マジか!
と思いまして


別にね、良いんですよ

僕は次来た電車に乗り込んで
おそらく僕の荷物を持って
待ってくれている
部員たちの元に向かうだけなので

一緒に待たれても
気まずいだけなんですけど

なんかあっけなさすぎるというかね

しかもね、
その駅
何回も通ってるけど
降りたことは無い駅だったんですよ。

更に言うと
部員たちが待ってくれてる保証は
どこにも無いんですよ。

みんな鬼じゃ無いし
そりゃ待ってくれてるでしょうけど

100%じゃないんですね。


水泳って個人競技ですから

団結してチームで勝つ
みたいな気持ちは
無いわけですよ
リレー以外


でもしばらく待って
次の電車乗るしか無いんですね。


10分後くらいに電車が来まして
乗り込みますよね


その時に気づいたんですけど

水泳部のジャージというものが
ありまして

僕らは大会の時はみんな
身につけるんですけど

かなりダサいデザインだったんですね。

でも、集団でいたら

あ、この子らは部活指定の
ダサいジャージを着てるんだな
ってわかるじゃないですか


1人になった瞬間

個人的にダサいジャージ着てる奴
みたいになるんですよ。


やっとの思いでみんなが待つ駅に着いて

僕の荷物を持ってくれていた同級生に
会った瞬間

あ、ちゃんと俺らは仲間やねんな
って実感しましたね。


個人競技でなかなか実感すること
無いですからね。



ではまた明日



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