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今年のオススメ 2024年4月〜6月

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はですね、
昨日の続きですね。

上半期も
もう終わりという事で

上半期に僕がね、
読んだ本とか観た映画など
様々なエンタメの中で
オススメのものを
ただただ順番に紹介していきたいと思います。

多すぎてもあれなので
今年または去年出版された本とか
最近上映された映画を中心に
紹介していきます。

本以外は別に詳しくない人間なので
こういう作品を
観たり読んだり聞いたりしてたんやなぁ
くらいで気楽に読んでください。
(一部『今年読んだ本』で
紹介したものも含みます。)

どうか最後までお付き合いくださいませ。

昨日は1月から3月までを
紹介したので
今日は4月から6月までですね。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)








4月

『青い壺』 有吉佐和子

はい、これは小説ですね。
ちょっと前から
結構話題になっていて
書店でも大量に文庫本が
並べられてたりしますね。

ストーリーを
簡単に説明しますと

ある無名の陶芸家が
青い壺を生み出すわけですよ。

その青い壺が
誰かに買われて
買った人が誰かに
プレゼントして

誰かに盗まれてみたいな感じで
色んな人のもとに
渡っていくわけですよ。

そういう形式の連作短編集みたいな
感じなんですけども

まず形が非常に面白いですよね。

1つのものを軸にして
その周りを描くっていう

しかもね、
かなり前の作品なのに
古さを感じないんですよね。

だから、全然
最近刊行された小説では
無いんですけども
このタイミングで
読むことができて良かったなって
思いますね。




『市子』 

これは映画ですね。

最近ね、ドラマの
『アンメット ある脳外科医の日記』が
最終回迎えてましたね。

この映画もね、
杉咲花さんと若葉竜也さんの
組み合わせということで
話題になっていたと
思うんですけども

僕はね、ライブの打ち上げ中に
後輩の作家の女の子に
「いっぽさんみたいに
孤独を抱えている人に
この映画を観てほしいです」
って言われて

誰が孤独やねんと思いながら
バイト先が一緒の俳優さんが
出演していたのもあって
興味が湧いたので
すぐに観ました。

そういう発言を受けて
だったので
市子自身が孤独を抱えているのではないか
という先入観が最初あったんですが

観終わってすぐはね
孤独を抱えているのは
市子本人ではなくて

周りのみんなの方ではないのか?
って感じたんですね。

周りのみんなが全員
それぞれ孤独を抱えてて

市子は常に周りに人がいるから
孤独ではなさそうだなって

でもね、よく考えたら違うんですよ。

周りに人はいるけど
誰も理解してくれない方が孤独だな
って

そのような感想をね、
観終わった後すぐに

オススメしてくれた
作家の子に伝えたんですよ。

そしたら
「あれ?私、いっぽさんに
そんなこと言いましたっけ?」
って
酔っ払って覚えてなかったみたいで

めちゃくちゃ孤独を感じましたね。




『リカバリー・カバヒコ』 青山美智子

はい、これは
小説ですね。

本屋大賞の7位に入っていたので
読んだ方も
沢山いらっしゃると思うんですけども

これも連作短編集ですね。

公園にあるカバの形をした遊具を
みんながカバヒコって呼んでるんですけども

そのカバヒコには
自分が治したいなって思っている部分と
同じ部分を触ると
そこが回復するっていう
噂というか都市伝説みたいなものが
あるんですね。

それを知った近所に住んでいる人たちと
カバヒコとの交流を描いた
短いお話が
数本入ってるんですよ。

短いし楽しくて
心温まるというね

人を選ばない良作だと思いますね。




『サロメの断頭台』 夕木春央

はい、次も小説ですね。

これはね、逆ですね
人選びまくると思います。

主人公がね、
画家なんですけども

ある日、家に
芸術に関してかなり詳しい
外国人の富豪が訪れるんですね。

で、ある絵を見て
これと同じような作品を
見た事があるって
言われるんですね。

そこから物語が
はじまっていくんですけども

とにかくね、カロリーが高いです。

面白いんですけども
毎日の通勤時間に
ちょっとずつ読もう
とかはオススメしないですね。

休みの日に
今日はこの本を読む日にするぞ
っていう感じで
読むタイプの本です。




5月

『存在のすべてを』 塩田武士

2月になりました。
これも小説ですね。

本屋大賞では3位になってましたけども
この時期にやっと
読めました。

とある誘拐事件から
30年経って

その当時、警察担当だった
新聞記者の主人公が
事件の真相に迫っていく様子を
描いているんですけども

これもね、かなり重厚な物語ですよ

まず、冒頭の疾走感が
ハンパないです。

アクション映画を観ているかのような
感覚で読む事ができて

そこからかなり毛色が変わるんですよ。

この落差も楽しんで欲しいですね。




『悪は存在しない』 

はい、これは映画ですね。

非常に面白かったです。

長野県のとある町が
舞台になっていまして

主人公の男はなんでも屋をしながら
娘と2人で暮らしているんですね。

ある日、東京の芸能事務所が
この地域に
グランピング場を作る計画を
持ってくるわけですよ。

その計画がすごくいい加減で
水が汚染されることを懸念した町民たちが
反対して

そこから物語が
進行していくんですけども


町民への説明会とかね
印象的なシーンが幾つか
ある中でね

僕はね、
ラストシーンが
よくわからなかったんですよね。

小さめの映画館で観たので
一緒に観ていた周りの人の
反応もちょっとはわかったんですけど

ん?
みたいな感じでした。

誰かに解説して欲しいですねこれは




6月

『関心領域』 

はい、6月になりました。

これは映画ですね。

話題作なので
観た方も非常に多いと思うんですけども

あのね、これは
結構難しかったですね。

僕はね、難しいという噂を
聞いていたので

観る前にある程度予習をしたんですね。

だから結構拾えた部分も
多かったんですけど

映画を見慣れている人でも
かなり集中して観ないと

吸収しきれないと思います。

なので
完全にまっさらな状態で観たい
などのこだわりが
ない限りは

ある程度身構えて
行ったほうが良いと思いますね。





『Winny』 

はい、これも映画ですね。

Winnyというサイトの
開発者が逮捕されて
著作権法違反ほう助の罪に問われた
一連の事件を描いた作品で

非常に内容も面白かったですし

すごく取材を重ねて
作られたんだろうなって
わかるので
社会勉強にもなるという
素晴らしい内容なんですけども

僕はね、
たまに主演の東出昌大さんを
YouTubeで観るんですけども

大体ね、

どういう生活やねん!
って楽しみながら
観させていただいているんですよ。

良い意味で
ギャップがあって
また違う楽しみ方ができましたね。




『令和元年の人生ゲーム』 麻布競馬場

はい、これで最後ですね。
これも小説です。

いやあ、素晴らしいですね
この積極的に敵を作っていこうという
スタイル

僕はね、この作品を
最後に紹介できるのが
誇らしいですよ。

今、直木賞の候補作になってますけども
数週間後には
受賞作になっているかもしれないですね。

あらすじとかは
気になった方は調べてもらうとして

僕がこの作品の素晴らしいと感じた事を
書いていきますね。

かなり個人的な感想になるので
めっちゃ的外れだったらすみません

今までの、小説とか
物語ってね
主人公が
Aという人物にどう思われていて
Bという人物にはどう思われていて
Cという人物にはどう思われていて
みたいな
主人公を軸にして
周りの人間を描くものが
多かったように思うんですよ。

1人の人間が客観的にどう思われているかを
把握するのが楽しい
が主流だったと思うんですけども

この作品は
自分はA、B、Cをどう思っていて

Aは自分、B、Cをどう思っていて
みたいな感じで

何十通りもの
それぞれのそれぞれに対する思惑や
評価をかなり複雑な人間網に絡める事によって
厚みを出しているんですよ。

物語とか展開も
面白いんですけど

思考の描写そのもので
読んでいる人が
勝手に想像して
どんどん広げてくれるっていうのが

他には無いこの本の魅力だと思いますね。




はい、今日はここまでです。

ここまで読んでくださった皆さま
ありがとうございました。

それではまた明日



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