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共通点は、美しい。

さて、前回の投稿では私の好きなことリストの中から

●007シリーズ
●東映スーパー戦隊
●ファッション(のうち、スーツ)“

をピックアップし、

これらはいずれも、
“あるルールや型があり、その範囲内で変化をさせていくものであり”ます。

として、

ある型やルールに従いつつも、その中での表現を楽しむ、ということが好きなのだと思っています。また反対に、シリーズ的に存在する物事において型やルールを見出すことができると大変面白く感じたりもします。

と述べました。
なぜそのようなことに面白さを感じるのかはよく分からないのですが…
面白い、と感じる部分についてもう少し詳しく記述してみようと思います。
記述の中で”メタファー”に触れる部分があるので、好きなことリストの中からのピックアップを下記のように更新しておきます。

●007シリーズ
●東映スーパー戦隊
●ファッション(のうち、スーツ)“
●認知言語学(メタファーは美しい)

“シリーズもの”に見る面白さ

007や東映スーパー戦隊は、いずれも、いわゆる”シリーズもの”です。
シリーズを続けるにあたって毎作ごとにまったく異なるフォーマットではなく、一定のフォーマットがありその範囲で変化を見せてきます。
007シリーズであれば、

  • ジェームズボンドがいて、

  • ボンドガールやライバルがいて(今作では誰がやるの?)、

  • ハイブランドの腕時計を身に着けていて(たいていOMEGA、たまにROLEX、そしてその中でモデルが変化して、今作ではどれつけてるの?)、

  • ボンドカーに乗って(たいていアストンマーティン、たまにBMWやレンジローバー、そしてその中でモデルが変化して、今作では何乗ってるの?)、

  • ”Bond, James Bond.”というお決まりの自己紹介のセリフがあって(劇中のいつ言うの?)

という具合です。
スーパー戦隊も言わずもがな、ですね。

こういったお決まりの部分を作品ごとにどう変化させてくるのかを見て、
「今作はこの要素をこう表現してきたかぁ〜!」とか思って興奮しています。ここが楽しいんです。笑
(※007では特に、ダニエル・クレイグの「カジノロワイヤル」の最後のシーンがいいのです…が、こちらについてはまた別途…。)

メタファー

メタファー(比喩表現)にも同じようなことがあります。
なんのこっちゃという感じかと思いますが…

例えば、「あいつはチーム(サッカーとか)の司令塔だ」と言うとき、 サッカーチームが相手を攻めるふるまいと、軍が敵軍を攻めるふるまいとに共通点を見ているのです。 そして、サッカーチームにおいてさまざま指示を出したりパスを出したりする中心人物を表現する際に、サッカーとは異なる領域の事柄を引き合いに出し、「司令塔」と言うわけです。
つまり、二つの異なる領域の事柄間に共通するフォーマットみたいなのを見ているのだと思うんですね。
ほら、シリーズものに走るフォーマットと同じものを感じませんか?笑

なぜ、そんなことするのか?

「うむ、確かにそうかも、、と。でも、なぜわざわざそんなことするのか?
サッカーならサッカーにおける用語を伝えればよいのではないか?」
というところなのですが、これはおそらく、「人は物事をより分かりやすく伝えたいため(あるいはその必要がある場合に使う)」とか、「物事をよりよく理解したいため」 ではないかと思ってます。 (この辺は全然先行研究とか読んでないのでただの個人的な考えですが…)

よりよく伝えたい時の”キャッチコピー”

商品を売るためのキャッチコピーって、 かなり比喩表現が多いと思ってます。 ほら、やっぱり、よりよく伝えて買ってもらいたいからでしょ? って思ってます笑

共通点は、美しい。

以上のような感じで、

  • 物事に共通する点や構造を見て、面白がっている。

  • 限られたルールの中での変化や表現を楽しむ。

  • 共通点を見るという行為は、人の言語運用にも見られ(メタファー)、そのことにも面白さを感じている

といったところです。
ちなみに私は学士でメタファーを題材に卒論を書き、考えを発信することの喜びを覚え、コピーライターを目指し広告代理店への就職を目指すも全滅、という、今のところ1勝1敗な人生かな~。

今日はこんなところで、
おやすみなさい。


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