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食費>宿泊費の北海道 Day 4

2022.09.17 〜Day 4〜

最北端からおはようございます

窓の外を見ると綺麗な朝焼けが見えた。急いで準備をして飛び出した。最北端からみる日の出は格別。

今までで1番綺麗な日の出

そのまま宗谷丘陵に繰り出した。大草原と朝日を見ながら走るのはとても気持ちが良い。けれども給料というだけあってアップダウンがなかなか良いトレーニングになる。

北海道らしい風景
雲もいい感じ。黙々と走る。

7キロくらい走ったところで真っ白な道に変わる。砕いた帆立の貝殻が敷かれた、通称「白い道」。まっすぐに伸びる道と広大な牧草地。絵に描いたような綺麗な景色だった。

真っ白な道と牧草地
海に向かって下る気持ちの良い直線

白い道を抜けると宗谷岬までは海岸線をひたすらに走る。昨日の夜に車で走ったときは気づかなかった漁村がいくつか存在していた。遠浅の海では何人もの人が漁をしていた。後で調べて知ったが、9月上旬から10月中旬のみに行われるもずく漁(参考サイトはこちら)らしい。1ヶ月半ほどしか見られないその景色をのんびり見られたのも走ったからこそ。旅ランの魅力はこれに尽きる。

日本最北端の村 猿払

猿払は日本最北端の村であると同時に帆立の水揚げでも有名だ。9時に道の駅のレストランが開くということで朝食がてら寄ってみた。

注文したのは「ホタテカレー」「帆立丼」「帆立の貝焼」あと「さるふつ牛乳」。
ホタテカレーはホタテの出汁たっぷり。安いのにうまい、最高。
帆立丼はたっぷりのホタテの切り身(15枚くらい乗ってたかな)の真ん中に肉厚の貝柱が丸ごと一つ。さらに貝ひもがつけあわされてる贅沢丼だ。ホタテはすごく甘くて幸せな気持ちに包まれた。
貝焼は店内の焼き肉グリル付きの机で自分で焼く。強火でぐつぐつするまで熱し、好きなタイミングでバターと醤油を入れる。うまい!

これでもか!くらい乗ってるホタテ丼
でっかいホタテ!
さるふつ牛乳もノンホモで美味でした

ウソタンナイで一攫千金を狙う

昔々ゴールドラッシュで栄えたというウソタンナイ砂金採掘公園で砂金取り体験へ。最盛期は5年で2トンの採掘量があり全国から人が集まったという。想像するだけでとんでもない、、、

体験ではテント内に準備された砂の中から砂金を探すコースと川の中から砂金を探すコースがあった。小雨が降っていたが、迷わず川をチョイス。

大きなくわとスコップ間のようなものを使って川底を掘り返し、それを板の上に載せる。板を揺すりながら川の水でいらない石や砂を洗い流す。金は重いので最後まで残るため、その中から砂金を探す。

口で言うと簡単だが、砂利が混ざった砂は重く、中腰での作業なので想像以上に重労働。完全に舐めていた。

ただ始めてみると夢中になってしまいあっという間に1時間半が過ぎていた。名人(施設を経営しているお父さん)乗る力も借りながら大小含めて8粒ほどの砂金を見つけた。大満足。

最後の頼みセイコーマート

一攫千金に夢中になりすぎてお昼を食べるタイミングを逃した。

こんなときはセイコーマートに頼ろう。北海道で売られている「やきそば弁当」、セイコーマート内で作っているホットシェフシリーズの「カツ丼」「焼き鳥丼」でお腹を満たす。やきそば弁当には捨て汁で作るスープ粉末が付いていて、雨で冷えた身体に染み渡った。

カツ丼は作りたてであったかくて肉がとても柔らかくて、コンビニとは思えないクオリティだった。

もち米の里 名寄へ

車で1時間半ほど走った場所に名寄という街がある。ここはもち米が有名で、道の駅にはたくさんの種類の大福が並んでいる。

自分達の好きな味を8個買ってみた。「バターコーン」「玄米」「かぼちゃ」「よもぎ」「ごま」「チーズ」「ハスカップ」「塩豆」。餅がとても柔らかくて、どれもこれも美味しかった。

夜は市内の公園に車を停め、歩いて駅前に飲みに行った。普通の居酒屋だったが、「エビザンギ」や「名寄焼きそば」などがあってとても良い店だった。

いい感じに酔っ払っていい気分で帰車。そのまま眠る。

道中見つけたバス停。お米の形で可愛い。

と思ったが、夜中に、、、

警察に起こされた。笑

「すいませーん。名寄警察でーす。」
夜中1時に聞こえてきた。夢かと思ってそのまま眠ろうとしたが、奇跡的に現実だと気がついて飛び起きる。ドアを開けると警察が2名。

「こりゃーめんどくさいことになったな」と寝ぼけながらも思ったが、どうやらいつも車などいない公園に、全ての窓にサンシェードを貼った他県ナンバーの車が停まってることを不審に思い声を掛けたらしい。練炭を炊いているかと思ったのだろうか。旅行できていて車中泊していることを伝えると、気をつけてねとなんてことなく帰って行った。

まさかの出来事も旅の思い出。今度こそおやすみなさい。

※北海道の旅記一覧はこちらからどうぞ

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