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[検証]iPadだけで旅行blogを完成させる。①

今日もiPadの奴隷!
使えるのはiPad Proとこいつだけ。
撮影もiPadのみである。

高級なペン

もし自分の"高級な板"がYouTubeや漫画専用機になっているなら
iPadの奴隷を称する私の記事を見て少しでも活路を見出してくれると嬉しい。

というわけで今回のチャレンジするのは

iPadだけで旅行blogは書けるのか?

というお題である。
まぁ結論から言うと不可能はない。
無いが、、、と言ったところである。

詳しくは記事の途中でも書くが、まずは旅行に行った気分で楽しんで欲しい。

両国のホテル

訪れたのは"THE GATE HOTEL 両国 by HULIC. "

公式HPより

なんとも高級感がある。
立地は隅田川に面していて、自動車道がすぐ隣という点を除けば比較的静かな立地だ。

今回は素泊まりだが、近くにコンビニが少ないうえに料理屋も少し歩く必要があるため
このホテル内にあるレストラン、Anchorで頂く。

受付は爽やかな日本人男性。おそらく新社会人だ。
少し辿々しいが、初々しさには私もこんな時があったと回顧する。

丁寧な受付も終わり、部屋に行く前にレストランへ。
予約無しの飛び込みだが快く案内してくれた。

高級レストラン

さて、まず最初に言っておかなければならない。
私は外食をあまりしないのでご飯に数千円というのは気が引けるタイプである。
だが席に座り逃れられない現実を叩きつけられる。

た、高い。
そしてシェフからのご挨拶の一品とは何なのだ。

「こんにちは」とでもソースで書いた皿でも持ってこられるのだろうか。
とにかく一旦気を落ち着かせるためお酒を、、、

た、高い!

田舎者には高く感じるが、大都市TOKYOでは普通なのか?

えぇい!ままよ!その分iPadで辛口レビューしてやる。
高級ビールを頂こう!

「1番高いTOKYO隅田川ブルーイングとやら」

待っている間に周りを見ると

隅田川が見える。
これが風情か。ぼんやりする時間もまたプライスレス。

だが西日がキツい。本日は最高気温28°の東京。
外を見てぼんやりする時間はすぐに終わった。

少しの間だが気持ちは固まった。
今日はシェフのご挨拶から始まるディナーを頂こう。
"お店からもエールが届く"

良いじゃないか!ここに来るまであえて1時間ほど歩いてきた甲斐があった。

グビリグビリ。
キンキンに冷えてやがる•••!!!

そして"シェフの挨拶"が届いた。

青のりの天ぷらとレモン

残念ながら?こんにちはソースではなくおつまみ。
おいおい、こんな居酒屋に出てきそうな一品を出されちゃ泣くよ?

さぁ一口•••

う、うまい。
外はサクサクで中はふんわり。
磯の香りが口に広がりこれだけでグラスのビールを消費してしまいそうだ。

レモンをかけるとさらにガラリと印象が変わる。
先ほどまで日本の高級料亭に居たのに、
一気に地中海へ飛ばされる。

なるほど。地中海には行ったことがないが
これはシェフからの挨拶。
1口、2口と食べると味の変化も楽しませてくれる
料理を作ってくれるに違いない。

次に届いたのは”鰹のカルパッチョ シトラスの香りを移したジュレを纏わせて”

ちなみにだが、私はカツオには少しうるさい。
なぜなら両親の故郷でよく高知県に食べに行っているくらいだ。

少しでも生臭さを感じれば文句を言ってやろうと思ったが、これはこれはなんと。

バジルソースとカツオとシトラスのジュレが絶妙に絡み合ってうまい。
カツオの心の友であるニンニクもバジルソースに入っていて間違いない味だ。
塩たたき一本だったがこんなにうまいカツオの食べ方があるのか。

さらにつきあわせで出たパン。
ただのパンだが焼き加減は完璧。
カツオと一緒に食べるとそれは外国にいるかのようである。

これは漁師町の方、すまない。
私は先にカツオの食べ方で新しい道を開拓してしまった。

食べ終わると”エール”が足りない事に気付く。

ここでジントニックを追加!

ちなみにだが私は少し良い店では必ずジントニックを頼むくらいのジントニック好きだ。
これも良い。酸味と強炭酸、そしてジン。
強炭酸がより辛口を引き立たせてくれる。

強烈だった西日も少し控えめになり
ふと外を見ると水上バスとやらが走っている

うーん、風情を感じる。

だがiPadで何枚も写真を撮る私は店員さんにどう見えてるのだろうか?
そんな恥ずかしさも少し覚えた。

写真を撮り終えてiPadを置くとすかさず次の料理が運ばれる。
やはり私の奇行を注視してるのだろうか。
なぜあの人は手に持っているスマホで写真を撮らないのか、と。

次の料理がこちら。”オニオングラタンスープ”
激アツということで気をつけて食べる必要があるらしい。


そろそろかと思い口に運ぼうと思うが
感じるのだ、チーズの熱を

これは火傷しそうだと思いながらも我慢できずに
頬張るとこれがまた濃厚なデミグラスと甘いオニオンがガツンと下から現れる。

ただ口の中は戦争だ。

火傷しないギリギリのところでチーズデミグラスオニオンの旨さが爆発している。
若干iPadで撮るのに恥ずかしさがあったがお酒の力もあって少し慣れてきた。


そして不安だったパンの補充。
これは食べ盛りな私には嬉しい。

焼きたてが永遠と補充されるのだ。

そして悪魔の組み合わせを思いつく。

気づけばこうだ。
先ほど補充されたパンは何処へ。


お次はお待ちかねのメインディッシュ。
肉と魚を選べたが先ほども言ったとおり魚に少し煩い私は肉。

国産牛フィレ肉のグリル
ペリグーソース
こだわり卵の卵黄マリネ

これが料理名だ。少し想像して次の画像を見て欲しい。


圧倒的な迫力!
その肉に隠れるのは宝石のような野菜たち。

ラディッシュ、ポテト、椎茸、ナス、ブロッコリー、ズッキーニ、ミニトマト

ちなみにポテトの上に乗っているのは
群馬県産の卵黄とのこと。

究極な半熟、と言っても過言ではない。
あと数秒熱を加えると硬い卵黄になる。
そんな絶妙な卵黄を肉の上にかけて食べるらしい。

では準備は整ったのでまずは野菜から頂く。

野菜もひとつひとつ丁寧に焼き上げられていて、
美味い。
BBQをした時に野菜の旨さに感激したことは無いだろうか?
それを凌駕する旨さである。

さらに、次は肉。
かぶりついたが最後。柔らかいのに口の中にで肉汁が溢れ出す。
肉食獣の気持ちが分かる。
アイツらはきっとこの旨さから肉食獣になったまである。

野菜と肉を順番に食べようとするが肉の旨さには敵わない。
だがサッカーで言えば肉はストライカー、ストライカーが輝けるのはこの焼き野菜のアシストがあってこそだ。

すまない。気づけばこうだ。
品性のかけらもなくひたすら食べた。

私は思った、人生のゴールはここで良い。

そしてただ今19時。
日も暮れ予約の来客が増える。
周りは上品な紳士淑女ばかりである。



周りから焼き加減はミディアムでとかなんとか聞こえる。
私なんか聞かれても1番美味しい焼き方でとしか言ったことがない。

さらに続く、重めの赤ワインを
ん?初めて聞く。
ワインに重さがあるのだろうか。
ここには居ないと思うが赤ワインが分かる上品な野郎がいればぜひ教えて頂きたい。

少し孤独を感じながらもそろそろデザートの時間だ。

プリンと今日デザートの2種類から選べるらしいがこれは即断で今日のデザートである。
来たのがこちら。
バスクチーズケーキ。と食後の紅茶を一緒に持ってきてもらった。

そして食べる。うまい。濃い。
さらに上にのっているのはオレンジソース。
こいつと一緒に食べるとバスクチーズ特有の濃ーい味が一気に爽やかになる

周りのベリーもうまい。

途中までこの量はお腹張らないからコンビニで買い足しだなと思っていたがここにきて満腹を感じ始める。
全て計算されつくされている。

そしてこのクリームも悪魔的だ。
一見濃厚なバスクチーズケーキと濃厚なクリームはメタボリックな重さを感じる組み合わせだが、こいつは違う。
クリームはほのかな甘味で、少しサラッとしていてバスクチーズケーキの濃厚さを助長するんではなく、あくまでアシストである。

さらに組み合わさる酸味のオレンジソース。

普段こんな高級なお店には行かないが、値段の高さに納得である。
1つ、2つと手の込んだ味が絶妙に組み合わさることでバカ舌の私でもいろんな食感や風味を感じることができる。

なるほどこれが”上の人間”か

少しお腹を軽くするためゆっくりとしている。
すると衝撃的な情報を入手する。

決して盗み聞きしてたわけじゃない。
後ろのご婦人の声が大きいのだ。

というのもこの隅田川を走る
水上バスだが通勤として使うと最強らしい。

本当かと思いながら聞くとぎゅうぎゅうの満員電車より
確実に座れるからとのこと。

値段は少し高くなるが、
ストレスフリーでかつある意味上級な出勤である。

なるほど確かに。
この時期にギュウギュウ詰めで朝から変に汗をかくより隅田川のほんのり涼しい朝の冷風を浴びながら優雅に出勤するのも良いかもしれない。

そんなことを思いながら席を立とうとする。

だがもう一つ衝撃を受ける

これ、マドラーだったんだ。

ストローなんて使わねーと思ってノーマークだった。
少しストローを寄せるかと思ったら薄いのだ。
ん?今のストローってこんなに薄いのか?
いや、吸えないだろと思ってよーくみたらマドラー。

なるほどシロップと紅茶を混ぜるようか。
これはSDGS。

ちなみにだがSDGSなんて言ってるのは日本だけらしい。意識高くアルファベットなんざ並べているが諸外国でSDGSなんて言葉はほぼ知られてないそうだ。
ある意味、日本のメディアによる情報の発信力は侮れない。

そう思いながら、再びお会計へ。
お値段は8,700円。

思ったよりはリーズナブル。
むしろ感動を感じた一食だったので1,000点をあげたい。
もう少しアルコールが回っていたらシェフを呼ぶところである。

なんてくだらないことを考えながら自室へと向かう。

少し長くなったので部屋の紹介は次の記事。
部屋はビジネスマンに特化。
vitraの昇降デスクにハーマンミラーのアーロンチェアと
これである。

ぜひお楽しみに!

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