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現代の恋愛に必要なのは「恋愛体質」よりも「人と仲良くする技術」。
今回のシン・時事恋愛(2010年〜11年に連載していたオトナ女性のための恋愛コラムの再掲)、ついに最終回です。
2010年当時に日経ウーマンオンラインにて連載していた、働き女子向けの恋愛コラム。僕の実質デビュー連載です。
今では読めなくなっているのがもったいないと思い、noteに再掲し続けて、ようやく今回でラストです。
今まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
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恋愛は心と心を通わせる究極のコミュニケーション。人と心地よい関係を築くための基本を、いま一度復習しましょう!
みなさん、こんにちは! 働き女子の“恋模様様"を社会派目線で斬る「時事恋愛」、今回のテーマは「人づきあい」です。
恋と仕事のキャリアカフェにいらっしゃる方とお話ししていると、「”男女のつきあい”とは結局”人づきあい”なのだなぁ」、そう考えさせられることが多くなっています。
これまでにも繰り返しお伝えしてきたことですが、世の男性たちが旧来の「男らしさ」を失い、自立した女性たちがこれまで求められてきた「女らしさ」に違和感を感じている今、男と女の垣根は低くなるいっぽうです。
さらに、中高生のころならいざしらず、価値観の出来上がったオトナともなれば、恋愛は「キュンと胸がときめく」ものというよりも「心地いい人間関係」の要素が強くなります。
こうして、男と女のつきあいは、どんどん「人と人のつきあい化」しています。
ところが世間一般の恋愛に関する作法・マナー・情報は、まだまだ昔ながらの常識にしばられているものが多く、現実との間にずれが生じているのが実情。多くの男女が「なんだか知らないけど、恋愛ができなくなった」と嘆く要因はこのズレにあります!
現代の恋愛に必要なのは「恋愛体質」よりも「人と仲良くする技術」。
好きな男性とうまくいきたいと思ったときには、男心をくすぐるテクニックよりも実は、友達と仲良くやっていくための心構えの方が、よほど役に立つ場面が多くなっています。
さて、私たちが幼稚園で砂場遊びをしていたころから教わってきた人づきあいの基本ルール、それは「自分がしてもらいたいことを相手にする」「自分がされたら嫌なことを相手にはしない」という簡単なこと。
優しい言葉をかけて欲しいと思ったら、優しい言葉をかけてあげる。
タイミングよくデートに誘い出して欲しいと思ったら、タイミングよくデートに誘い出す。
オチも盛り上がりもない話を聞いて欲しいと思ったら、オチも盛り上がりもない話を聞いてあげる。
たまにサプライズでプレゼントが欲しいなと思ったら、たまにサプライズでプレゼントをあげる。
そういったことさえ心がけておけば、きっと本当の恋を育めるはず。とりたてて惚れっぽくなくても、ドラマチックな恋愛経験がなくても、心配ないのです。
これは、自分が相手のことを本当に好きかどうかを見極めるチェックとしても有効。目の前の恋に対して、「数少ない出会いにこだわっているだけなんじゃないか」「体裁としての彼氏が欲しいだけなんじゃないか」と疑うことがあったら、「自分がしてもらいたいことをしてあげられる相手かどうか」を自分に問いかけてみるといいでしょう。
「別に自分から誘いたくはないな」「自分から手をつなぎたくはないな」、そんな感情が立ちのぼってくるようであればそれは本当の「好き」ではないのかもしれませんね。
それほどでもない相手を「もったいない」と思ったり、「あっちから積極的に来てくれれば好きになったのになあ」と残念がるのではなく、「つい自分から何かをしてあげたくなるような恋愛」を築きたいものです。
もちろん、それは決して簡単なことではありません。めんどうなことや傷つくことも多いイバラの道です。ですが、素敵な恋をして、最高のパートナーを得て、人生を豊かに幸せに生きるためには、決して避けては通れない道でもあります。なかなかに大変ですが、一緒にがんばっていきましょう!
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日経ウーマンオンラインスタート当初から約2年弱にわたってお送りしてきたこのコラムも、今回が最終回となります。
「励まされて温かい気持ちになった!」「耳が痛いけれど不思議と納得できた!」「実践したらいいことがあった!」などなど、寄せられるたくさんの感想に僕自身大変力づけられました。ご愛読ありがとうございました!
これからもいろいろなところ・形で、働き女子のみなさんの幸せライフをサポートしていきますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いします。今後の活動情報・コラムについては、ブログをチェックしてみてくださいね。
今まで「時事恋愛」を読んでくださったみなさんの健闘と幸せを、心から、それはもう本当に心から、祈っております! またお会いしましょう!!
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