感想記(〜2016年7月)

「アドレナリン」。ジェイソン・ステイサムのアクションものは、もう無抵抗に見ることにしてる。「見たかな」と思ったら、見てなかった。2006年の映画。10年前。B級感満載で悪くない。続編も制作されたらしい。気になる。ヒロインかわいい。アドレナリン出続けないと死ぬって、なかなか斬新。

「リベンジ・トラップ 美しすぎる罠」。なんだかなあ、なタイトルのわりに、内容は惹きつけられた。ロザムンド・パイク、「ゴーン・ガール」の美しさは少し翳ったけれど、怖くていい。多少、オチがストレートなのが残念。

ちなみに、映画「ゴーン・ガール」DVD発売時に依頼されて書いた原稿はこちら。

http://video.foxjapan.com/release/gonegirl/affiliate/

「ライアーズ・ゲーム」。「ライアーゲーム」ではなく。シチュエーションスリラーということで見始めたし、途中もなんとか見られるんだけど、どんでん返しがどんでん返しになってない。”なんじゃそりゃ”映画。観なくてよかった。。。

「ビリギャル」。受験ってほんと時の運だよな、とか、慶應の総合政策ってそうなんだ、とか、父親の期待を背負った野球少年って…、とか、「プレッシャーを感じるってことは自信があるってことだ」とか、小論文って賢そうだな、とか、いろいろ思いながら楽しく見られた。有村架純、意外といい。

「イーオン・フラックス」。後のマッドマックス、シャリーズ・セロンがとにかく美しい。異常なスタイル! コスチュームとヘアメイク!! 10年ぶりぐらいに見たけど、ストーリーは忘れてた。「ウルトラヴァイオレット」と混同しがち。

「おとなのワケあり恋愛講座」。ものすごいタイトルのわりに、見れた。なんといっても、サルマ・ハエックとジェシカ・アルバが美しいので見やすい。ピアース・ブロスナンなんて、初めてぐらいに見たけどすっかりおじいちゃん。田村正和みたい。

※試写会※
「疑惑のチャンピオン」。幸い(?)、アームストロングがぶっちぎりで勝ちまくってたころのツールは観てないけれど、もし観てたら、ドーピングの事実に発狂しただろうな。あるいは強すぎて首をかしげてたか。ドーピングって遠い話かと思ってたけど、手に取るようにリアルだった。

「クライマーズ・ハイ」。数年前に観て以来、個人的なトラウマ映画ナンバー1。ひりひりドキドキ力が入りつつ、どーんと暗い気持ちになった感覚が、色褪せることなくよみがえった。

「フォーカス」。久しぶりに詐欺映画見たので、「これってほんとは……?」と疑いながら見る醍醐味を思い出した。マーゴット・ロビー、美人で観やすい。

「ミリオンダラー・アーム」観た。「どうせミリオンダラー・ベイビーにかけてつけた、適当な邦題なんだろう。観る気しないわー」と思っていたら、原題だった。内容も素晴らしかった。クライマックスのコーチが声をかけるシーンでは涙がにじんだほど。スポーツ映画の逸品。

「平田オリザ トークイベント」聞いた。心酔かつ信奉している。今回も、知的でウィットに富んだ論の数々にうならされた。「地方都市がLGBTを積極的に受け入れる(そして文化を充実させる)と、その開放的でリベラルな風土に惹かれて若い夫婦が移住してくるので、結果的に出生率が上がる」

大学演劇華やかなりしころの、野田秀樹と鴻上尚史のリアルな位置づけ(肌感覚)についても聞けて、楽しかった。あと、演劇と小説の関係についても。

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 」観た。びっくりした、悪い意味で。ハリウッド映画っぽくないというか、悪い意味で。ストーリーといい、オチといい、あれでいいのかな、映画って、と、首をひねる(よくないはず)。

「ハッピーフライト」観た。これでようやく、グウィネス・パルトロウとケイト・ブランシェットの区別がつくかもしれない。2003年の映画だけど、この頃から(というかずっと昔から?)テーマは、恋(結婚)とキャリア(夢)の両立なんだな、と思う。マーク・ラファロとかロブ・ロウとか、「スキャンダル 託された秘密」の法務長官とか、面白い人もたくさん出てる。

グウィネス・パルトロウは、アメリカの人。恋におちたシェイクスピアとかセブンとか。アイアンマンとか、より女子っぽい人。 ケイト・ブランシェットは、オーストラリアの人。エリザベスとかブルージャスミンとか。キャロルとか、より男前でイギリスっぽい人。

「スキャンダル 託された秘密」といえば、オリヴィア・ポープ役の人(ケリー・ワシントン)、「Mr.&Mrs. スミス」に出てた。アンジェリーナ・ジョリーのアシスタント役。この映画は、夫婦で、殺した人数やケガの数を張り合うシーンが、男女学的に面白くて好き。

※芝居※
「珈琲を淹れるまで待って」観た。役者の力をまざまざと感じた。ふだん、ストーリーや脚本に注目することが多いのだけれど。魅力的な役者さんばかりで、動くのを、話すのを、ずっと見てたかった。特に、生・利重剛、すごかった。。。

「トゥームレイダー2」観た。ストーリー、すっかり忘れてた。ちょいちょい、ゲーム原作らしいありえなさがあって面白い。ヤンデボン、何してるんだろう。

「監禁/レディ・ベンジェンス」観た。ありそうでない設定、見たことのない設定で、始まりからつかまれる。凄惨すぎないので、目を背けず、ドキドキハラハラと見られる。万感の思いを込めたラストも「おお。。」と声を出してしまう。

「ザ・バッグマン 闇を運ぶ男」観た。映像は明るくないと、なにがなんだか分からない。

「最後まで行く」観た。久しぶりの韓国映画。独特のセリフの響きにぐっとくる。イライラしたり怒ったりしたときの「アチシー」みたいな怒号が味わい深い。

「博士と彼女のセオリー」観た。思ったよりもメロドラマでびっくり。


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