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考える日常を得る【おとなの寺子屋・参加者の声 Vol.3】

ゆる物書きサロン、文系女子&男子のためのたまり場、言葉のパーソナルトレーナー、遊んで学べる文章ジム、こと「おとなの寺子屋〜文章教室〜」、次回は4月10日(土)19時〜、オンライン開催です。

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今回のテーマは「たとえ話・比喩表現」。うまく使えると文章を書くのがぐっと楽しくなる「比喩」について学んで、使いこなせるように地力をつけマニアックな2時間です笑

さて。

そもそも「おとなの寺子屋」ってどういうところ?

参加したいけど、ちょっと尻込みするよ

という方のために、寺子屋のメンバーのひとりである「たなべ あや」さんが、寺子屋の紹介文を書いてくれました! ありがとうございます!!

https://note.com/pantsouko

あやさんは、寺子屋でめきめきと文章力が上達されている方。

最近のチャーミングかつ正確な書きぶりは、初めの頃を知っている立場からすると震え上がるほどです。また、寺子屋をきっかけに俳句にも積極的に取り組まれている、楽しい物書き友達でもあります。

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おとなの寺子屋~文章教室~」に入会して、約半年が経過した。ここで、半年間の振り返りをしてみたいと思う。

初めて参加したのは、“「結局、文体って何ですか?」 オリジナルな文体を身につけて自分らしいエッセイ・コラムが書けるようになる勉強会“というものだった。なぜ参加しようと思ったのか、今となってはすっかり忘れてしまったのだが、「文体」ってなんだろう?という素朴な疑問から、申し込んだように思う。当時の私は、文章を書く仕事をしている訳でもなく、読書家でもなく、申し訳ないが主催者の五百田達成さんが多くのビジネス本を書いていることも何も知らず。深く考えず、"THE無欲"な状態で参加した。

初めて参加した時の感想はどうだったか、メモを探してみたけど、感想らしい感想はみつからず、「文体には性格や癖も出るが、直前に読んだ本やコラムの影響も出る。つまり(今の)頭の中そのものが出てくる。」「面白い文体の人は、多分面白い人である。」という言葉だけが残されていた。今読んでもなるほどという気持ちだが、もう少し詳しいメモを取っておいてほしかったところだ(笑)

おとなの寺子屋の毎月の流れは、月初~中旬に約2時間の講義を1回、そこで講義内容に紐づいたエッセイを書くという課題がでる。課題を提出すると、非常に丁寧な添削が返ってくるので、添削に基づき課題を修正するというもの。私はこのシンプルな流れがとても気に入っている。人によっては、講義をインプット、課題の提出がアウトプットと思うかもしれないが、私には少し違う感覚だ。

講義はもちろんインプットではあるのだけど、知識や技術を取り込むというよりは、とにかく頭を使う。答えのない問題を前にうーん、うーんと頭を悩ませる感じ。チョコレートを5つくらい食べないと正直、2時間持たない。こうやって書くとさぞかし難しい課題に取り組んでいると思われるかもしれないが、難しいというよりは、頭の中にある情報や考えなどいろいろなものが、講義の刺激によってぐるっとかき混ぜられる感覚だ。多分、脳が活性化しているのだろう。だから、糖分が欲しくなるのだ。

ここから先が個人的なおススメポイントである。講義の後に課題のエッセイを書くのだが、エッセイを書くことそのものよりも、エッセイを書きあげるその日まで、頭の片隅で常にエッセイのことを考えている時間が贅沢だと思うのだ。表面的には、「あーそろそろ課題を書かないと」とか「どうしよう課題の提出期限に間に合わない」という焦る気持ちが占めるのだけど、この課題のことが常に頭の片隅にあるという状態は、日常の見え方がほんの少しだけ変わる。
一見、いつもと変わらない日常で、周りの人から見たら何も変わらないと思う。だけども、私の頭の中だけはほんの少し違っている。不思議と日常が新鮮に感じる瞬間があるのだ。そうやって少し頭の中をリフレッシュして、考えて過ごすということが、仕事や趣味だけでは得られない、なんとも贅沢な時間に思えるのだ。“考えること”は課題を解決するとか差し迫った課題に対してだけにしてしまいがちだけど、考えなくても生きていけることを考える時間を持つというのは、なんと豊かなことか。そして、講義で受けた刺激が切れてきて、いつもの日常が戻ってきた頃に、また翌月の講義がある。ほんとによくできた丁度いいサイクルなのだ。

もちろん、五百田さんは文章のプロである。だから、課題の添削も抜群で、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、こんなに読みやすくなるのかと、勉強になったことはたくさんある。ちなみに私の場合は、改行の大切さを知った時は、目から鱗であった。だから文章を上手くなりたいという気持ちは今もあるのだけども、なんだかそれだけじゃないなと思っている。
いつかの講義で「書くことは、つまり考えること」という話を聞いた。まさに、書くことは考えること、それを実践する場所がこのおとなの寺子屋なのだ。

↓おとなの寺子屋、次回は4月10日。詳細はこちらから↓

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