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暮らしと食の、想うこと

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暮らすこと、料理をすること。 10年同じ部屋を借り続けて作り続けてきた料理と暮らしと想いについて。
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#インテリア

家具にも家賃がかかっている...という発想

大抵の方は自分の購入したものは自分のものだと思っておられると思いますが、モノっていうのは購入した金額以上お金がかからないかというと、それは間違いです。言い換えると、購入したモノにはお金がかかり続けていると考える方が正しいかもしれません。 僕は自動車が好きなので自ずとそれを痛感しながら暮らしています。例えば300万の車を一括で購入して、これは支払いが済んでいる、と思ったって土地の余る田舎で田んぼのあぜ道に暗黙の了解で停め続けられる人以外は、基本的に駐車場代がかかっています。自

スモーラー・ザ・フード・イズ ,

ある知人が、極力食べ物はあらかじめ小さく切れている方が好ましい、といった趣旨の話をしてくれたことがある。してくれたというか、その時は内心少しばかりバカバカしくすら思えた。ナイフがあれば好みの小ささに切ることはいくらでもできるし、「お店の人に切っておいて欲しい」というのはまるで子供のようなリクエストではないか、そう思った。 しかしながら時を経て、食べやすく且つサラダドレッシングがより絡みやすいのは少し必要以上に切り込んだ野菜だということに数年後に気がついた。そしてその時「そう

お客様がいらっしゃる家

現代の日本の住宅から消えたのは客間だと言われています。スペースが自ずと限られる都会生活では致し方ないという実状もあるかも知れません。 ちなみに「百科事典が最も売れたのは日本に客間があった時代まで」と言われています。読むかどうかは別として、ドカッと立派な本を客間に飾る人たちが昔はいたわけです。どうしていたのか?それは当時の住宅の間取りに関係があると推察してゆくことが出来ます。 これまで近代日本の住宅のデザインは居住スペースである複数の和室に対し、洋室の客間一部屋でした。しか

ANOLONのフライパン

僕も大抵の方と同じく調理をする際、最も使う頻度の高いものはフライパンです。 朝食に目玉焼きとソーセージを焼き、昼食にパスタのソースを炒め、夕食のステーキやムニエルなどのソテーに使うので、キッチンのコンロには一番なくてはならないものと言えそうです。 写真にあるANOLONのフライパンを購入したのは9年前です。ANOLONはアメリカでシェアNo.1と言われている調理器具メーカー・Meyer社(日本語表記は「マ」イヤー)のブランドの一つで、流麗なフォルムと多層構造の底面に光るコ

換気扇に「働きすぎてない?」と聞くことで

ヤカンを火にかけた時や、料理をする時、きっと皆さん換気扇を回しますよね。「問題はその換気扇のスイッチをいつ切りますか?」というお話を、掃除のし易さなどいくつかのメリットと併せてしたいと思います。 換気扇は日々舞い上がる油と戦っている年の瀬 ー 。ようやく一年のお仕事も終わり、年越しの準備にあたりお家の中を綺麗に大掃除、という方も大勢いらっしゃると思います。換気扇のフィルターの掃除をしよう!というところまでたどり着かれた方はいらっしゃるでしょうか?普段はあまり目立たないところ