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業界あるある

今日もアクセスありがとうございます
私は短大卒業してから15年半、信用金庫(金融)に勤務していました。
今回は金融業界あるあるについて執筆をします。
金融業界に勤務したことがない人は「こんな業界なんだ」という驚きで、金融業界に勤務したことがある人は「わかる!」「そうなの!?」という共感と驚きで読んでいただけたら幸いです


札勘の練習をさせられる


札勘というのは、複数の紙幣を素早く数えたりすることです。
縦読み・横読みの二種類があります。
縦読みはよく皆さんが目にする一枚一枚めくるやり方
横読みは紙幣を扇のように開き数えるやり方があります
入社(入庫)前に模擬紙幣を使って練習させられます。
一部の金融機関や配属された支店によっては札勘テストがあったりなかったり・・・

そしてこの札勘からの業界あるあるは・・・


相手の札勘の仕方を観察していまう癖がつくこと!!
私生活における外出先で紙幣でお釣りをもらうとき、店員が札勘をするのですが、下手だったり怪しかったりすると、自分でも札勘をしてしまいます。

入社して数年は試験の連続


金融機関は数多くの商品を販売していること、金融法があることから試験がたくさんあります。そしてその試験を本人の希望有無問わず強制的にとらされます。
証券外務員・生命保険・損害保険は絶対的な強制受験です。
信用金庫では全信協による通信講座「預金・出納為替・簿記・融資」を受講させられます。
他にも、コンプライアンス試験や、銀行業務検定、FPなどなど・・・
合格すれば受験料は返戻されますが・・・何より大変なのは
昇格やボーナス査定に影響を及ぼすこと
不合格が続いたり受験をしない期間が長いと人事から目を付けられます。
また、人事から所属長に誰がどの試験を取得していないか定期的に還元されるので、受験申込期間が始まると所属長から「〇〇さん!〇〇の試験取ってないから申し込みするように!」と言われることも・・・
一時期、この試験の受験率を店舗評価にしていたこともありました。
入社して3年~5年は試験続きで受験料は出費になり、日々勉強をすることから休日なんて満喫できない!ということがあります。
私は平均的な人の10倍勉強をしなくてはいけないので本当に苦労しました。ストレスになったことも・・・退職を考えることも・・・
まぁ、金融機関を退職した理由の一つがこれでもあるんですけどね・・・
実は、これらの試験、金融保険業では評価されても、実務に活用することはFP以外ほぼなく、私生活でも活用できるのはFPくらいです。
銀行業務検定は相続や税務、年金など分野が多岐にわたるので私生活でも役には立ちますが・・・

そんな中の業界あるあるは・・・


日々ニュースや新しい法改正など知識をブラッシュアップしなくてはいけないこと!
用語を覚えるのが大変なことです

繁忙日と閑散期が不統一


金融機関は5・10が付く日(ごとうび)は忙しいです。税金の締め切りや給与支給日などがあるからです。
そして連休前後は平常時より来店客も多く常にあわただしい状況・・・
閑散期っていつぞや!?となりますが・・・
超悪天候&お盆&12月30日&1月4日がめちゃくちゃ閑散期です
超悪天候は誰もが外に出ませんので店内は超静かです・・・
お盆も人々が帰省や旅行をするので超静かです・・・
12月30日は役所も開いていなく、ほぼ静か・・・
1月4日もまだ社会全体がお休みムードなのでほぼ静か・・・
静かだと暇なんでしょ?と思われがちですが私はそうではありませんでした。
暇そうにしたり普段あわただしくしている窓口社員は私語が目立ちますが・・・私はそんなことは皆無です!
先々の事務処理を事前に準備したり、整理整頓をしたり、何時人事異動が発令されても大丈夫なように引継書を作成させたりと無駄な時間を過ごすことはしませんでした。

そんな中での業界あるあるは・・・


「金融機関働きすぎ」と感じることです。
役所が12月29日に仕事納めをするのに金融機関は30日まで働いています。また、30日はほぼ休日ダイヤなので、普段乗っている時間の電車やバスがなく少し早めに家を出たり、人が少ないことから若干ネガティブにもなります。
これは、電車やバスが空いているのはゴールデンウィーク前やお盆の時期もあります。そのたびに「今日電車空いてた!」と驚いたり「なんで人少ないの?」と一瞬連休であることを忘れることもあります。
転職をして繁忙日関係ない業界に勤務してから「今日って何日なんだ!?」と少し驚くことがあります・・・

時代遅れ


金融業界は少し社会情勢からワンテンポ、下手したらツーテンポ遅れています。
働き方改革やIT化、AIの導入、休み方改革が本当に時代遅れだと感じています。
そもそも、日本は社会情勢のキャッチがワンテンポ遅れているのですが、ツーテンポ以上遅れていますね。
世界に目を向けると週5勤務を早くから廃止しているのにも関わらず日本でキャッチしたのは半年から1年後、そこから企業が着手するのも早くて日本がキャッチした数か月後から下手したら未だに着手していない企業があると思います。
代表的なのは働き方改革です。
世界は週5日勤務や一日8時間勤務や残業を廃止したところ、逆に生産性と効率がアップし、ワークライフバランスが充実したというデータがあります。
日本はいまだに週5&一日8時間&残業当たり前の世界
上場企業は株主やステークホルダーの印象付けもあることからなるべく早く着手し改革していますね。某企業では、週4勤務にして週休3日を取り入れたり、1日7時間勤務に変更したり・・・
更に、柔軟な働き方に着手している某企業は朝の始業を早めることを取り入れたり、その代わり朝食のサービスがあったり・・・
首都圏ではオフピーク通勤を今年度から推奨していることから「時差勤務」を取り入れている企業が増えてきています。
しかし、金融機関は、一人の業務量を広げることをしなかったり、繁忙日があることから中々これらに着手することはありません。
株式市場の時間もあることから8時半~17時半勤務がほぼ鉄則。
オフピーク通勤なんてもってのほか・・・
子育て世代には時短勤務があるけれど、一部の人からの目線は冷ややかだったり・・・

そんな業界あるあるは・・・


「金融業界時代遅れ」と感じることです
新システムの導入も時代遅れです。AI店舗の導入もやっとメガバンクが主流になってきたけど、地銀や信金はまだまだ・・・
一人の業務量の幅を広げたり、効率化や生産性アップに努める所属長は数少なく・・・いまだに旧態依然の経営陣・・・

いかがでしたか?
パッと思い浮かんだ業界あるあるを記述しましたがみなさんの感想はいかがでしょうか?
最後までご覧くださりありがとうございました
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