見出し画像

ポケットマルシェ生産者パートナー 中山拓哉 の推し食材。三重県の特大の「真鯛」

普段は秘密にしておきたいお気に入り食材をこっそり教えてくれるプロジェクト『#わたしの推し食材』。
Vo.3はポケットマルシェ生産者パートナーの中山さんです。

フードセレクター紹介

こんにちは。ポケットマルシェ(通称ポケマル)の中山です。

ポケマルは、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォームhttps://poke-m.com/)です。
現在2,100名以上(2020年4月時点)の農家さん・漁師さんが登録しており、一次生産者を専門とするECサイトでは日本で最も生産者の多い販売プラットフォームとなっています。売り場には、常に4,000品を超える食べ物と、その裏側にあるストーリーが提供されています。

画像1

生産者と消費者が顔の見える「個」として知り合って関係を深められる場を作り続けることが、ポケットマルシェのミッション。食材の単なる購入の場ではなく、消費の前(届く前のワクワク)と消費の後(食べた後のごちそうさま)を作りたいと思っています。
今日はそんなポケマルにいる私がお話をさせていただきます。

わたしの推し食材、わたしの推し生産者

人は死ぬまで、食べるという行為とは切っても切り外せない関係の中で生きてくしかありません。ただ、現代社会において、一般消費者である私たちは意外にも、その食べ物を自ら生産しておらず、その食べ物は一次生産者の方々が作っておられます。

その意味で、「私が推す食材」や「私が推す生産者」などとは言うことは正直憚られるのですが、今回は今新型コロナの感染拡大で外出自粛が求められている社会であるからこそ、ぜひおすすめしたい食材をお伝えします。

三重県は度会郡南伊勢町にある「友栄水産」の橋本純さんが養殖する真鯛です。

画像2

>商品名:人が食すために育て上げた特大真鯛
>会社名:友栄水産

橋本さんは、友栄水産の三代目。大学卒業後は世界中を旅していましたが、あるとき故郷に帰った際に、町の廃れた風景をみて「このままでは消滅していまう」という危機感を持ち、Uターンしてきたといいます。

そんな橋本さんはこれまで養殖魚を飲食店などに卸してきたそうですが、この度の新型コロナの感染拡大に影響に伴う、魚価暴落や取引停止などで出荷のできない鯛がたくさん出てきてしまったそう。

言うまでもなく鯛は生き物。生き物はその成長を止めることはできないので、生簀の中でどんどん成長し続けています。その様子がこちら。

「大きくなる方が価値が上がるのでは?」とお思いの方もおられるかもしれませんが、鯛は大きくなりすぎる箱に入らないなどの理由でいわゆる”規格外品”となり、価値も下がっていくそう。このままでは鯛が大きくなり価値が下がるばかりではなく、限りある生簀の中に新たな稚魚を入れることもできないのです。

そんな状況に直面している純さんは「選択肢は鯛を放流するか、人の胃袋に入れるくらいしかない」と話しています。(中日新聞 2020/4/11)ただ、前者を仮に選択しても、生簀の生簀で育った鯛は自然界に適応できず、その生存確率は低くなってしまうそう。

もっとも、我が子のように育ててきた鯛を放流してしまうほど悲しいことはないでしょう。だったら我々が「いただきます」と言って食べてあげたい。そう思いませんか?

画像3

「困っている状況は他の生産者だって飲食店だった同じだ」

そんな声も聞こえてきそうですが、この状況を知ってしまったからにはなんとか販売の手助けをしたい。その一心で紹介をしています。

おすすめの食べ方

シンプルにお刺身、煮付けもよし。ちょっとお洒落にキメたい日には、アクアパッツァなんぞいかがでしょう。

ちょうど家にいる時間も増えていることでしょうし、調理をしてみてもいいかなっと。お刺身ほどきれいに捌かなくても大丈夫なので、意外と「男の料理」に向いているかもしれません。
──────────
(1)フライパンにオリーブオイルを熱し、その上で鯛を焼く。
(2)そこに、みじん切りにしたにんにくを加え、プチトマト、玉ねぎ、オリーブ、、白ワインを加える。
(3)お好みで塩、こしょうで味を整える。
───────────
白ワインとの相性もバッチリ。さて週末は愛する奥さん、彼女さんに一品いかがでしょうか。

画像4

購入はこちら!

友栄水産(橋本 純さん)の特大真鯛はポケットマルシェから購入できます。
https://poke-m.com/producers/66410?related_article_type=products



友栄水産
三重県伊勢志摩国立公園の南端、リアス式の入りくんだ豊かな漁場の恵まれた小さな漁村"阿曽浦"で真鯛の養殖をしています。小型定置網を使った漁師体験・漁村を感じる漁師のいるゲストハウス「まるきんまる」を営んでいます。
フードセレクターについて
中山 拓哉(ポケットマルシェ 生産者パートナー)
ポケットマルシェは、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォームです。現在2,100名以上(2020年4月時点)の農家さん・漁師さんが登録しており、一次生産者を専門とするECサイトでは日本で最も生産者の多い販売プラットフォームとなっています。


「わたしの推し食材」プロジェクト事務局:
株式会社MISO SOUP 
https://www.misosoup.co.jp/


この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?