見出し画像

3月21日放送分『青天を衝け』プチ解説

2021年の大河ドラマ『青天を衝け』、面白くなってきましたね。たいていの大河だと、始まったばかりの頃は幼少期を描く傾向があり、まったりと進行していました。それが視聴者を飽きさせてしまう要因になり、脱落する視聴者を生んでいました。しかし、今回は序盤からドラマに引き込まれます。さすが、朝ドラ『あさが来た』を書いた大森美香さんが脚本を担当しているだけありますね。

第6回(3月21日放送分)では、篤君(演・上白石萌音)や美賀君(演・川栄李奈)が登場しました。だんだんと幕末めいてきましたね! 今後も有名な歴史上の人物が登場していくようなので、今から楽しみです。

というわけで、今回も『青天を衝け』のプチ解説をお送りします。

1.篤君

のちの天璋院ですね。宮﨑あおいが主演を務めた、『篤姫』を覚えている人も多いと思います。のちに討幕軍が江戸に迫った時、篤君は徳川家存続に尽力します。大総督府下参謀だった西郷隆盛に嘆願し、それを受けた西郷は陸軍総裁・勝海舟らと会談します。これがいわゆる江戸城無血開城に繋がっていきました。ドラマでは慶喜と篤君の関係がどのように描かれるのか、注目です。

2.北辰一刀流

千葉周作が興した古武道の流派。坂本龍馬が免許皆伝を得ていたことでも有名です。藤堂平助、山南敬助、伊東甲子太郎なんかも北辰一刀流だったと言われ、新選組ファンの中でも知られている流派になります。現在でも、東武館などで教授されているようです。YouTubeでもその組太刀を確認できます

3.天子様に弓をひくことはあってはならない

徳川斉昭(演・竹中直人)が、慶喜(演・草彅剛)らに発した言葉。水戸学に大きな影響を受けている斉昭らしい言葉ですが、これは慶喜がのちに新政府軍と闘う際に取る行動の伏線ですね。鳥羽伏見の戦いにおける慶喜の行動は「敵前逃亡」とも揶揄されますが、どうやらこのドラマでは天皇や朝廷を重んじていた慶喜の思想から、このような行動を取ったと描かれるものと思われます。

***

以上、3月21日放送分『青天を衝け』プチ解説でした。次週の予告を観ていると、どうやら物語が動きそうですね。おそらく将軍継嗣問題安政の大獄などが描かれると思います。次回のプチ解説もお楽しみに!


よろしければサポートお願いします!