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実体験‼️リアルきんゆーちょー検査‼️
題名を読み上げるときは片岡愛之助風に真似しながら読んでくださいね。
ドラマ見てない人はスルーしてくたさい。
ドラマ半沢直樹を見た方も多いのではないでしょうか。
その中で片岡愛之助が演じたのは、金融庁の検査官。
ドラマはなかなか面白かったですね。
でも金融庁立ち入り検査も実際に経験し、
税務署の税務調査を個人で受けたことあるという人は全国探しても多くはないと思います。
はい、僕の事です。
なので今日は金融庁検査で実際に起きた事をお伝えしたいと思います。
投資ネタじゃなくすいません。
まず、金融機関というのは金融庁の管轄にあるので不祥事があったときや、
金融庁が何かたれ込み情報を嗅ぎ付けたときには突然来ます。
そして何もなくても来ることもあります。
定期検査と称してですね。
僕が居た外資系の金融機関は全員できる限りこの日は会社に来て、朝イチにミーティングしましょうねという日があります。
僕の居たとこは月曜日とか木曜日がそういう日になってました。
普通に考えたら変かもですが、火曜とか水曜とか指定日じゃない日はオフィスはガランとしてます。
多分みんな寝てるか、お茶してるか、パチンコしてるか、麻雀してるか、旅行行ってるか。
真面目に仕事してる人の方が少なかったのではないでしょうか。
僕はと言いますと365日毎日しっっかりと釣りに行くこともなく、沖縄に行くこともなく、美味しいパフェを食べにカフェにも行かず、
ひたすらお仕事してたような記憶が遠い過去にぼんやりとある気がします。
まあ指定日じゃないから会社来なくても怒られることもないんですが、金融庁検査は月曜日朝イチとかに来ます。
てか朝六時半ごろからオフィスの入るビルの一階とかで黒いスーツの怖い人たちが集まってて何か打ち合わせしてて、
オフィスの鍵が空いた瞬間に一斉にオフィス中にスーツ達が散らばります。
何をするかというとシュレッダーの封鎖。
証拠隠滅させないため。
で、次に管理職達を席から立たせないようにする。
理由は管理職が部下に金融庁検査が来たことを知らせたりさせないため。
知られたら出社前にヤバイ資料を棄てられますからね。
で、みんな出社してきたらもうただ事では無い雰囲気にザワザワ。
カバンは男女関わらず全部中身を見られます。
抜き打ちで自家用車の中も見られます。しかもフロアマットの裏やシートの下など隅々まで。
冷や汗ダラダラの営業マンもいれば、何とかヤバイ資料を隠せないかとキョロキョロしてるやつ。
まあ警察に家宅捜査に踏み込まれた犯罪者並みの不審な動きです。
検査も終盤に差し掛かったころ。
事件が。
ある管理職の男性の人が金融庁検査官に一つのUSBがデスクの引き出しの奥にあるのを見つかってしまいました。
金融機関でUSBは厳禁。
資料の持ち出しがダメだからです。
会社貸与のパソコンのUSB差し込み口は特殊な詰め物で封印されてるくらい使用は制限されてます。
そしてその管理職の人は金融庁検査官に詰め寄られます。
検査官『USBが何故あるんだ!一体何のデータが入ってるんだ!証拠として持ち帰らせてもらうから今すぐコピーしなさい!!』
管理職『(お、俺のキャリアもここで終わりか…)』 意気消沈
検査官『君!早くコピーしなさい!』
管理職『…』
管理職『子供の大学費用どうしよう…』
管理職『これで仕事を追われ転職か…』
管理職の人はもはや魂が抜けたようになっています。
検査官『早くしたまえ!我々も忙しいんだ!』
管理職の人はもはや人生が終わったかのようにUSBを握りしめトボトボ歩き出しました。
そして手を震わせながら仕方なくコピーをしたのです。
そしてUSBのコピーが終わりました。
それを管理職の人は顔を下に向けながら震える手で検査官に手渡しました。
それを見た検査官は…
検査官『(爆笑)』
やり取りを見ていた周りの検査官達も『(爆笑)』
管理職『???』
管理職の人はなぜ笑われてるのか気付いていません。
では一体何が起きたのかと言うと…
管理職の人は検査官に追い込まれ、気が動転してUSBのデータをコピーするのではなくUSBをコピー機に置いて印刷コピーをしていたのです。
USBの形がくっきり印刷されたA4の紙を検査官に渡していたのです。
これで笑いに包まれたおかげで今回はそのUSBは見逃してやると言われ、
その時の金融庁検査は乗り切ることが出来たという、後世に語り継がれる失態が起きました。
後にそのUSBには機密資料ではなく、大人の動画が大量保存されていた事も発覚し、その管理職の人は二度の大恥をかくことになりました。
まあ金融庁検査官も同じ血が通う人間なのだと知ることが出来た一件でした。
まあ大抵の検査はこんな笑いなど一つも起きませんが。
多くの人が体験しない、金融庁検査の実体験と裏話を今回はお伝えしました~☆
税務署の税務調査についてはまたどこかの機会で。
この記事はInstagramに2018年8月8日に掲載されたものを元にしています。
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