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2024年8月4日 米国株式市場の動向解説

■記事を読む時間の無い方向けサマリー(要約)

端的にまとめると以下の通りです。
下記の内容を詳しく知りたい方はこのまま記事を読んでみて下さいっ!

①SP500暴落サイン(-10~20%↑):40% (米国が景気後退に入るか否かによるが、可能性は高まってきていると感じる)

②SP500急落サイン(-5~10%↑):80%(現在はドルベースで-6.5%、円ベースでは既に-13%)

③購入可否:短期枠は待機。長期枠は検討中。

④株価トレンド:下落トレンド発生中。

⑤その他(1):私の短期ポジションについて

0です。ここ最近は空売りポジションだけは持っていましたが、先週の金曜に全て利確し今はノーポジションです。
過去を振り返ると、急落後は乱高下が発生しやすく、そこに巻き込まれると一瞬で破産しかねないので、しばらく静観することとしています。
例え急展開で株価が上昇しても(多分騙しですが)、それはそれで諦めます。
Xにも書きましたが、株式投資は基本的に未来を予測するゲームです。(当たり前ですが忘れている人も多い)
ランダムに乱高下している内は予測不可能なので、機会損失を受け入れてでも生き残ることを優先すべき局面だと考えます。
これは米国株、日本株、共にです。安易なナンピンは非常に危険です。

投資家ケイのXより

速報ベースでは各種経済指標や購入時の戦略等、Xで毎日呟いていますので、そちらもフォローしてもらえたら幸いです。

⑤その他(2):日本株について

ドンドン下落していってます。
今は静観しますが、その内トレンドが発生したら一気に攻勢に出るつもりです。それまで数週間かかるのか、数か月かかるのかはわかりません。

⑤その他(3):米国の経済指標発表について

Xでも投稿済みですが、
今週発表された経済指標は全て株にネガティブなものでした。
結果は皆さんご存知の通り、パニック売りに近い急落となりました。

では本編に入りたいと思います。

<記事で使用している短縮用語>
*EN=エントリー(株購入の意味)
*EX=エグジット(株売却の意味)
*TP=ターゲットポイント(利確地点)

■S&P500指数チャート分析

8/2(金)クローズ時点のSP500の日足チャートになります。
トレンドラインだらけで恐縮ですが、図の通り、オレンジ色の長期上値抵抗線にて耐えています。ここを割るとサポートラインとして機能していたこのラインがレジスタンスラインとなってしまう為、今の水準に簡単には戻ってこれないと思われます。なんとか耐えて欲しいですね。

引き続き、焦らず反転ぜの兆しが出てから攻めて行きます!!

トレード資金は全て引き上げていてノーポジションだから良いのですが、
積立NISAなどで買っているSP500投信や全世界株投信の今後については最近悩み始めました。
今までは売る気ゼロでしたが、米国がリセッションとなれば流石に話は別です。円高も相まって下手したら-50%もあり得ると思います。
これまで円安の恩恵もあり2022年の弱気相場でも大して資産減っていませんでしたが、これからはそれが逆風となって吹き荒れそうです。

ちょっと、今後についてはよく考えてみますのでまた何か決めたら報告します

■NASDAQ100指数(QQQ)のチャート分析

NDX@日足

8/2(金)クローズ時点のナスダック100指数(QQQ)の日足チャートです。
小さく三尊天井を形成後、変動幅分綺麗に下落
一般的にはこの後一旦リバウンドし、その後再度下落していくことが多い形下落時に出来高も増加しているのが悪い兆候ですね。

次の抵抗ラインは長期トレンドラインですが、そこまで落ちたらもはや悪夢かと思います。
私もNISAの投資信託などでは思いっきり被弾していて辛い状況ですが、
引き続き、私情を挟まず冷静に見ていきます。

■SOX指数のチャート分析

SOXX@日足

8/2(金)クローズ時点のSOX指数の日足チャートです。
前回記事で、

変動幅のラインで数日耐えましたが、結局窓を開けて急落しました。
ここを割ったら197$付近まで下落する可能性があります。と前回記事で書いてましたが、もはやここに到達するのも時間の問題な気がします。
そこを割るとしばらくサポートラインなるものはないので、まさかの大暴落にもなりかねない状況です。
一旦は大きくリバウンドするだろうとも思ってますが、そこはむしろ損切りなり利確なりをする最後のチャンスになる可能性の方が高いと思っています。
とにかく、安易に値ごろ感など気分でナンピンせず、今は待ちましょう。

■S&P500 恐怖、強欲指数について(市場センチメント指標)

CNN Buisinessより

8/4時点のS&P500種指数の恐怖、強欲指数は27pt(7/30時点:46pt)となっております。
前回記事で書いたことが起き始めました。(下図参照)
これまでラッセル2000などが上がっているからまだ大丈夫と思っていた投資家たちもここからは売りに回ってくる可能性があり、更なる下落に繋がるかもしれません。
ただ、失業率が悪かったり、サームルールが点灯しているとはいえ、ちょっとパニックになりすぎている感はあるので、一旦どこかで市場が冷静になったらリバウンドする気もしています。

そこで保有分を利確なり損切りなりで売り抜けるのか、上昇回帰と思って買い向かうかはその時にならないと決められませんが、基本はこれだけの下落&景気後退が意識されていることから前者になるかと今は予想しています。

前回7/30の解説記事より抜粋

引き続き市場の変化をチェックしていきます。

■米国債券の長短金利差(逆イールドの深さ)について(暴落予知)

8/4時点の逆イールドポイント:-0.08pt (7/29時点:-0.19pt)
ついにここまで来たか、といった感じですね。
このまま解消に向かうのか、注意が必要してみていきます!!

*2022年7月より発生している”米国10年国債と2年国債の金利差を示す逆イールド”は依然としてマイナス域におります。
歴史を振り返ると、この逆イールドがマイナス圏からプラス圏に転換するタイミング付近にリセッションが発生している為、本指標も常にチェックしておくべきと言えます。

■米国の失業率推移(暴落予知)

*米国の失業率推移は月に一度更新されますので、更新されたタイミングで掲載しています。

速報はXにてご確認お願いします

今月出た7月の失業率は4.3pt(6月時点4.1pt)
4,5,6,7月と4か月連続の上昇
です。
失業率は上がり始めると急激に上昇することで知られていますので、過去の歴史を見るともしかしたらすでにリセッション入りしている可能性すら出てきました。まあ、GDPはマイナスになっていないのですけど・・

*歴史を振り返ると”失業率が急上昇するときにリセッションは発生している”為、本指標も常にチェックしておくべきと言えます。
徐々に上昇してきているため、要注意です。米国失業率が急上昇する兆しがあればすぐにアナウンスします!!

■S&P500 プットコール・レシオの推移について(逆張り指標)

8/2時点のプットコール・レシオ:0.99pt(7/26時点:0.90pt)
急激に上昇中
日々ウオッチしていますので、たまにくる絶好の押し目買いポイントに到達したらすぐにアナウンスいたします。

*プットコール・レシオが1.1以上は買い推奨、1.2以上は最高の購入ポイントと言われています。

■BPSPX指数(Bullish Percent Index)について(トレンド分析)

8/4時点のBPSPX:56.60pt (7/30時点 : 66.20pt)

株価の急落に伴いBBSPXも下落しています。
この指標だけをみればまだ買場と言うには程遠い状況ですが、急激に市場が変化してきていると思われます。
押し目チャンス到来となるのか?!もしくは悪夢の始まりとなるのか引き続きチェックしていきます。

*過去から分かるように、BPSPXは80pt付近で天井を付ける傾向があるため、80pt付近まで上昇した場合は一時売却も検討すべきかもしれません。
逆に20ptを下回るようなことがあれば買い増しを推奨します。
またその時が来たらアナウンスしますね。

・総評

毎回言っていますが、今大事なことは、相場から離れないことだと思っています。
相場とずっと向き合っていれば、その内流れが変わったら察知できると思います!その時が来たらリスク取って攻めて行きましょう!!!
但し、それまでに退場(全資産の50%を溶かす等)しては意味がありません

今は急速に状況が変化しつつあり、今が含み益だから、とか今が含み損だからとかで株価を測るのではなく、未来からみて今の株価は高いのか安いのかで売買判断を下すべきです。
今評価益がマイナス1,000万円だったとして、このあと更にマイナス1000万円になるとしても、ガチホしますか?
評価益の含み益や含み損は幻という方がいますが、幻でもなんでもなくそれが今持っている資産であり、それ以下でもそれ以上でもないです
自分自身も耳が痛い話ですが、現実はこうです。
何があっても乗り切れるよう、頑張って市場動向の分析をしていきますので、何か一つでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

今回の記事は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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■執筆記事について

日々忙しい個人投資家の皆様に代わって”市場動向を調査"“分析”し、
1日1記事を見れば株式市場の現在地(買い場なのか、売り時なのか、暴落が発生しそうなのか、株価が急上昇しそうなのか等)が分かるように内容をまとめて投稿していきます。

その他、マネーリテラシー向上につながる情報発信や、各種テクニカル分析の解説なども行っていきたいと思っておりますので、資産運用に興味のある方は是非フォローをお願いいたします。

※実際の投資判断については自己責任でお願いいたします。
※特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。

■個人投資家【ケイ】について

私は35歳、妻子持ちで無職のサイドFIRE民です。(今は無収入です、、)

これまで合計3年間、世界40カ国以上を妻と旅してきた経験から、
サイドFIREを着実に実現し、娘(もうすぐ2歳)を連れて今度は家族3人で世界中を旅することを夢見て日々投資と副業を頑張っています。
毎月の生活費はギリギリ投資益から賄えていますが、さすがにこの資産では夢は実現不可能なので、手探りながら色々と副業を始めています。

また、現在の金融資産は2200万円~2500万円(日々流動してます)で、
信用枠及び長期積立インデックスを入れた株式の総買いポジションは2024年8月4日時点で1000万円程となっております。今は待機資金がかなり多めで、買い持ちしているのはNISAで購入しているインデックスのみです。

4年程前に投資を始めてから投資にドはまりし、以降は毎日経済ニュースと株価分析をしてきました。もはや趣味の領域で、変人とか言われます。笑

これまで培ってきた金融知識と、私自身の為にもなっている米国株のトレンド分析などをNoteで発信していき、
個人投資家の皆様と一緒に資産を増やしていきたいと思っておりますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!

*世界の旅写真も載せたり載せなかったりしますので、
お金の話ばかりで疲れた時にでも現実逃避してみて下さいっ!笑

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