好きな人に手紙を送ってから数ヶ月が経つ。 たくさん考えて書いたとはいえ、感情が昂ったそのままの勢いで送ってしまったので、すぐに気持ちが変わって後悔するのではないかと思っていた。 実際のところ、手紙を書いた数ヶ月前と気持ちは変わらないし、むしろ表面的なものが削ぎ落とされてより確かなものだけが残った感覚がある。普通に生活していたら忘れてしまうくらい、好きな人への気持ちが私の生活に馴染んだ。
私がバイト先の子にネイルしてるのを聞きつけた他の子が「僕もやってほしいです」と言ってきてくれたので、人生で2人目のお客様が男の子に決まった。初メンズネイルだ。本人はネイルが何をするものかよく分かってないけど、とりあえず綺麗にしてほしいらしい。 何はともあれありがたいし嬉しいな。この調子でバイト先の皆の爪にネイルを施していきたい。 飲み会の帰りってなんとなく真っ直ぐ家に帰りたくなくて、家の近くのベンチに座ってこれを書いている。ほんとは誰かと話したいけど、周りはみんな社会人な
最近ちょこちょこ会っていた子に彼女ができそうらしい。人を信じる準備も、人を愛す準備もできていない私には何も言う資格がない。好意を向けられているときはそれを受け入れられないのに、全てが終わってからかつて自分に向けられていた好意の背中を見送る。いつもそうだ。 思いが通じ合うのは何よりも避けないといけないことであると、細胞レベルでそうなっている。人を好きになると楽しいけど、関係を作ってしまうと終わるから。そもそも作らなければいい。考えて動いているのではなく、無意識にそうなるように
新しく始めたバイト先へ行くのが億劫だ。まだまだ全然仕事ができないし、ちょうどいいバスが無くて出勤前にまあまあの距離を歩かなくてはならないし、大元がアパレルを軸にしている会社なのでアパ声を出さないといけない。正直アパ声が一番きつい。 声が高ければただ声を張ればいいんだろうけど、私は女にしては声が低いので大きい声を出すとなると雄叫びになってしまう。そうなると残された道はアパ声だけだ。地声からギアを変えて、あの鼻にかかっただんだんと空気に溶けていく声を出さないといけない。無理であ
バイトが終わる頃、土砂降りの雨が降っていた。足元をびしょびしょにしながらバス停に着いてバスに乗り込むと、乗客は私だけだった。なんか嬉しい。パンツの裾はびしょびしょなのに靴下はあまり濡れていなかった。すごいぞﾎｶｵﾈｵﾈ。ｵﾈｵﾈってかわいい響き。 私の家の最寄りのバス停は3丁目である。2丁目を通り過ぎた先の3丁目。2丁目のバス停を通り過ぎ、次のバス停が3丁目だというアナウンスが鳴ったので降車ボタンを押した。 降車ボタンを押してすぐに、ヘッドホンで聴いていた曲がCメロを迎え
今私が通っている皮膚科は人気の病院で、基本的に4時間待ちだ。早い時間に予約しておいて、ちょうど4時間後に皮膚科に着くように家を出る。私は歩くのが好きなので、毎回徒歩で片道30分かけて通っている。今日は着いてからも1時間ほど待ったので、図書館で借りた本が読み進められた。治療の経過は良好で、1ヶ月前の私の顔面の写真(高画質)と今の顔面を見比べてお医者さんが満足げにしていた。 帰りに気になっていた良心市で鶏のからあげ(200円)を買って帰った。レンジでチンしたあとトースターで焼い
なんとなく、新年度になったので新しく何かを始めたいと思ってnoteをやることにした。続かないとは思うけど。 この春でフリーター3年目に突入した。こんなに長くフリーターをやるつもりではなかったけど、気づいたら時間が経っていた。フリーターの才能がある。 春が来て桜が咲いたし、当社比で顔面も割とかわいいし、好きな人も穏やかに過ごしているようだし、特に大きな悩みも無くてこのままでもいいのかなと思う。 このままでもいいのかなと思いつつ、新しくアルバイトを増やした。私がこの2年で辞
