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今イチオシの作業用プレイリスト

これまで訳の分からないプレイリストをいくつか作ってきましたが、先日重要なことに気が付いてしまいました。


それは、王道を作っていないと言う事でございます。


これまで「センスを見せつけたい人のプレイリスト」や、「デートの昼食にスムージーを提案された時のプレイリスト」など、どこで使うのかも分からない、謎のプレイリストを私は量産してまいりました。

よくよく考えれば、センスを見せつけたい人が、「センスを見せつけたい人のための!」とわざわざ書かれたプレイリストを流してること自体センスがありませんし、デートの昼食にスムージーを提案されたら、プレイリストをかける前レンタカーを返却しに行くほうが得策です。

加えて、こういうトリッキーなモノは、王道を通ってこそ価値が生まれるものじゃないですか。

要は「一周回って」感が重要な訳ですよ。王道をしっかり通って楽しんだ後一周回ってトリッキーなモノを作るから価値がある訳です。普通の食パンを食ったことない奴が、高級食パンのレビューをしたところで、その言葉に力は無くなるでしょ。それと一緒で、王道を楽しみつくしてるかわからない奴の、トリッキーなモノって力がなくなると思うんですね。

そこで今回は、ちゃんと使えて王道なプレイリストを作ってきました。


今回紹介するのは、作業用プレイリストでございます。



1.組曲『』【→Pia-no-jaC←】

ピアノとカホンのインストユニット、ピアノジャックを有名にした曲と言っても過言ではない、組曲『』でございます。

2008年にテレビ番組のテーマソングなんかに使われ初めて、有名になった組曲『』でございますが、10年以上前の曲とは思えない斬新さ、かっこよさを併せ持った曲でございます。

2008年なんて、流行語でいえばエドはるみの「グ~」ですからね。

その時代の曲で「今聞いても斬新」は偉業です


2.JumpUP!【PE'Z】

これまた少し古いバンドにはなりますが、ジャズインストバンドのPE'Zより、JumpUPでございます。

後で紹介しますが、誰しもどこかで聞いたことがあるスカパラの名曲、Paradise Has No Borderと雑に表現すると似ている感情にさせられるんですね。

音楽をまさしく楽しんでいる空気感に、聞いてる自分たちも入っていくような、ワクワクさせてくれるインスト曲でございます。

3.D【LITE】

以前インストバンド紹介でも書かせていただいた、LITEからDでございます。

地を這う様なうねるベース、アグレッシブなドラム、そしてそこに加わる妖艶なギターラインが気持ちよく、インストを通ったことが無い人でも、カッコイイと思える曲です。

イントロからワクワクが止まらない、ベース好きにはたまらない名曲でございます。


4.VIP【rega】

往年のバンド好きは必ずどこかで通ったであろう、REGAの代表曲VIPでございます。

何を隠そう、私自身インストで初めてカッコイイと思ったのは、このREGAでございました。これまで歌詞のある曲しか聞いてこなかった中で「何で歌詞が無いのにこんなにかっこええんや…!」と衝撃を受けたのを今でも覚えていますよ。

まだ聞いたことのない方は、ぜひともこのインストの雷を受けてみてはいかがでしょうか。


5.MUDA【SAKEROCK】

星野源が元々やっていたインストバンド、SAKEROCKよりMUDAでございます。

このSAKEROCKのMUDAは、アルバムのタイトルにもなっている曲でございましてですね、そしてこのMUDAというアルバム自体が、結構な名盤なんですよ。

トロンボーンの柔らかいタッチのメロディーにバンドサウンドがミックスされて、気持ち良い時間を作ってくれる、SAKEROCKの魅力をまずはMUDAから感じていただきたいと思います。


6.Orange【REGA】

今のREGAは知らないという人もいるかと思いますが、比較的新しいこのOrengeは本当にすごい曲でございますよ。インストを聞いたことが無い状態で初めてこっちを聞いていたら、Orangeがインストにハマるきっかけの曲になっていたかもしれないというレベルです。

AメロBメロと進んで、ブリッヂからのサビと、曲の構成としても分かりやすく、それぞれの楽器隊が見せ場を作った中で、エモすぎるメロディーを乗せてくる。

ガッチガチの名曲でございます。


7.すごく安い肉【neco眠る】

インストのエモい曲が続いた中で、何人いるのかどういう編成なのかジャンルは何なのかもいまいちよくわからないneco眠るでございます。

この曲は好き嫌い別れる曲だと思いますが、作業用プレイリストですからそんなに好きじゃない方は聞き流しておいてください。

安心してください。

そのうち好きになりますから。


8.猫夏【電気グルーヴ】

「電気グルーヴの1番の名曲といえば?」と言われた時に、真っ先に思い浮かぶのがこの猫夏でございます。

この曲は鬼のループ曲でして、まさに7分間の間ほぼ同じメロディーとリズムが一生繰り返され続ける曲でございます。何人かの人にこの曲を進めましたが、大抵「よくわからない」「眠たい」というぬるい感想を投げつけられて終わってしまうんですが、この曲程のスルメ曲は他にないんですよね。

繰り返しているだけなのに毎回発見があり、聞けば聞くほど好きになる、電気グルーヴの名曲でございます。


9.シロクマ【JABBERLOOP】

「お前だったのか」と言いたくなるプレイリストでも紹介した、JABBERLOOPのシロクマでございます。

コイツが誰なのかというのは、聞いて確かめてみてください。

そして「お前だったのか!」と叫んでください。

きっと聞き終わったころには、「お前だったのか!」と言っていたことを忘れて、「いい曲だったな…」とリピート再生していることでしょうから。


10.Dancing in the mood 【H ZETTORIO】

東京事変の群青日和を作った「H是都M」が所属しているバンドとして有名な、H ZETTORIOですが、このDancing in the moodだけは一度聞いて見て欲しいと思う曲なんですよね。

そもそもこのH ZETT Mというキーボードの方は、PE'Zのメンバーでもありまして、曲を作らせたら間違いのない人なんですよ。

その人が主体となっている、Z ZETTORIOが良くない訳が無いんですよね。

そしてこれだけ裏付けとしてハードルを上げても、超えてくるのがこの曲なんですよ。


11.うさぎDASH【→Pia-no-jaC←】

これも結構古い曲ではありますが、→Pia-no-jaC←の名曲といえば、個人的にはうさぎDASHをあげたいんですよね。

テンポ早く進んでいく中に、様々な効果音が入って、まさにうさぎが掛けているような楽しさに満ちた名曲でございます。


12.Paradise Has No Border【東京スカパラダイスオーケストラ】

今思うと「お前だったのか」のプレイリストに入れてもよかったかもしれませんね。スカパラのParadise Has No Borderでございます。

この曲は昔からCMとかで使われていることもあって、聞き飽きたに近い曲ではあるんですけど、悔しいんすよ。一曲ちゃんと聞いたらやっぱりめちゃめちゃかっこいいんすよね。

何処かで聞いたことは合っても、一曲通して聞いたことが無いという人も多いと思います。是非この機会に、プレイリストに入れてみてはいかがでしょうか。


13.Rainbow Wine【モーモールルギャバン】

この人が作るベースラインはどうしてここまでかっこいいんや、でおなじみ、モーモールルギャバンからはRainbow Wineでございます。

普段は普通に歌詞のある曲を作っている彼らですが、epの一曲としてこの曲が収録されてるんですけど、モーモールルギャバンを初めて聞く人におすすめはしませんが、作業中のBGMとしては、とてもおあつらえ向きな曲でございます。

14.人が夢を見るといふ事【PE'Z】

イントロのメロから大勝利してしまってる名曲、人が夢をみるといふ事でございます。

この曲のすごいところは、マジで聞き捨てられる瞬間が1秒もないんですよ。曲中一生見せ場なんですよね。

イントロのメロがすごすぎるから、そもそもそのメロがメインで流れているだけでかっこいいのはもちろんですけど、そこから展開していくどのパートも負けず劣らずカッコいいですし、流れは綺麗で何回でも聞いてられる名曲なんですよ。

加えてインストですから、作業用としてもぴったりでございます。


15.Aims【SPECIAL OTHERS】

まぁこれは入れとかないといけないでしょう。SPECIAL OTHERSからはAimsでございます。

インストで武道館を埋めたお化けバンドでございますが、売れたバンドはやっぱり何といってもカッコいいんですよ。ベースを弾いてたバンド好きですから、こちとら尖ったことが言いたくて仕方がないにも関わらずですよ。

この曲に関しては、間違いがありません。この曲が嫌いならどこが嫌いなのか教えて欲しいレベルでございます。聞いたことが無い方は、騙されたと思って聞いてほしい一曲でございます。





トリッキーではなく王道を」をコンセプトに曲を色々と集めて計15曲、どれもカッコいい曲ばかりでございます。ベタや王道と言われるところをしっかり通ることが、トリッキーなモノに力を与えると思って作ってみました。

ですがよくよく考えてみると、作業用プレイリスト約4000字かけて紹介することが、一番のトリッキーかもしれませんね。

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