流行語大賞はおじさん検定
ちょっと前になりますが、新語流行語大賞が発表されましたね。皆様もう、チェックされましたでしょうか。
恥ずかしながら私、今年の新語流行語大賞を知らないんですよ。今日ネットニュースを見てた時に、流行語大賞という言葉をたまたま見かけて、そういえば…と思い出したレベルやったんですよね。
この新語流行語大賞、今年30歳を迎えたゲンナリアラサーからすると、ちょっとドキドキするんですよ。というのもこの中に、知らないワードがあると、ちょっとおじさんになった気がするんすよね。
30歳になったとはいえ、こちとらまだまだ若者を気取ってるわけですよ。会社のおじさんとは違って、新卒の気持ちも分かってるし、若者文化も分かってるし、ノリもおじさん側ではなく若者側だと思ってるわけです。そんな人間からすると、新語流行語大賞に知らないワードがあるということが恐怖で仕方がないんですよね。
――とか言いつつ30歳なんてまだまだ若者や…
――ノーヒントで新語流行語大賞なんて全然わかる…
そうして自分を奮い立てながら、新語流行語を見ていくわけでございます。
きつねダンスにスマホショルダーにヤクルト1000。どれも知ってるし、何ならヤクルト1000なんて、買ってしばらく飲んでいたぐらいでございます。
そこからも、オーディオブックにガチ中華、ヤー!パワー!などなど、どしどし応募される新語流行語の、わかることわかること。全然今の私の顔は、「これゼミでやったやつだ!」の漫画に使ってもらっても、数字は稼げる面構えになっていると思います。ほんとニヤけるぐらい新語・流行語がわかったんですね。
時事ネタの、インボイス制度もルッキズムも分かるし、SPY×FAMILYは見たことはないけどアーニャくらいは知ってる。もうこれは全部行けるんやないか…!テンションが上がった、その時。
ヌン活
ヌン活…!?!?
なんやヌン活って!
活は活動やろ?じゃあ、ヌンってなんや!
ヌン…
ヌンから始まるものなんてあるか…?
ヌン…
ヌン……
ヌン…チャク…?
ヌンチャク…活動…?
若者文化に、謎の武道が入り込んでる?
もしかして今の若者って、脱いだら細マッチョジャッキーみたいになってんの?
…なんて思うわけないじゃないですか!
も…もちろん知っていますよ!
こ…こっちはアラサーとはいえ、若者寄りの人間ですからね。全然肉じゃがのじゃがだけで御飯3杯食えますし、肩パンで大爆笑できますし、ラブソングの歌詞を壁紙にできちゃいますし…!!
ヌ…ヌン活でしょ…?ほら…あれっすよ。ンをソに読み替える的な、ネットスラングのあれじゃないですか…!!
ンはソになって、ヌはスになるから、ヌン活がほら…スソ活ってことになって……あの…裾直し的な…フィッティングルーㇺで「どうしよう…足臭くないかな…?」っていうドキドキを楽しむ活動の…あの…その…
すみませんでした!!
おじさんギブアップです!!!
もうおじさんでもいいから、伸ばし棒を略した奴に会わせてくれ!
その略し方はおじさんを殺しにかかかってると、全おじさんを代表して説教してやる。
ヌン活を知ってようが知るまいが、ヌン活で出てくるのがブルースリーの時点で、もう抗えないおじさんであることを、私はそろそろ認めた方がいいのかもしれませんね。
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