セサミストリートは面白い~月には住みたくない編~
過去三回セサミストリートについて書いてきましたが、これまで紹介したセサミの面白さって、教育番組なのに攻め過ぎたストーリーでございました。
自分が眠る為だと言って、夜中にラッパを流しながら羊にタップダンスを踏ませ、挙句隣人を外に追い出すアーニー。
10まで数えて昇天してしまう、数字を数えることに取り憑かれたカウント伯爵。
このように、教育番組にもかかわらず、ぶっ飛んだキャラ設定にぶっ飛んだストーリーが展開されている面白さを紹介させてもらいました。
ただですね、こう言うぶっ飛んだ話ばかり紹介をしてると、ツッコみながら楽しむものの様に見えてしまうじゃないですか。チャージマン研や、孤独のグルメの様に、視聴者がテレビの前でツッコミながら見てこそ、大人は楽しめるんじゃないかと。
でもセサミストリートは全然そんなもんじゃないんです。
シンプルに良い話で心温まるものもたくさんあるんですよ。
その中の1つがこちら。
アーニーの「月には住みたくない」です。
バートにおやすみと言った後、ちょっとメルヘンな問いかけでこの歌は始まります。
これまで紹介したテイストのセサミストリートなら、「月は1つしかなくて数えるものがないじゃない!!」とかって狂った感覚の理屈を唱えられるか、「月...丸い...クッキー!!!」のクレイジーが来そうなところ。
アーニーが言うんです。
普段クレイジーな世界ばかり見ていたので、ひときわこの発言の丸みに、優しさを感じてしまいますよね。
行ったことのない新しい世界は楽しいかもしれないけど、今の幸せをもう一度考えてみてほしい。
そんな優しい問いかけがこの歌のテーマであり、それを感じるのが全てなんやと思いますね。
いつもとは違うテイストの動画にはなりますがね、歌も大変素晴らしいので是非一度見て欲しいと思いますね。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?