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セサミストリートは面白い~カウント伯爵編~

初登校、初出勤、初出社、等々…「初」とつく言葉に不安を感じさせない言葉は無いといっても過言では無い程、初めてに不安はつきものでございます。

過去何度か紹介しております、私が大好きなセサミストリートでも、初めての不安というのは題材に挙げられておりまして、あのミスタークレイジー、クッキーモンスターですら不安を口にしています。



クッキーモンスターが不安を口にする話は、カーミットという蛙の記者が新学期のインタビューをするといった話なんですね。


これまで、Cはクッキーの為だけにあると言ったクレイジーソングや、眠れないからと言って夜中に羊とタップダンスを踊って隣人を追い出すクレイジーな物語を紹介してきましたが、こうした教育番組的な話ってのがやっぱりセサミストリートの面白いところなんですね。

この話も、


不安は自分だけじゃ無い事を知って、


不安はあるけど頑張ろうって話なんですよ。


とりわけクッキーモンスターの様な、ぶっきらぼうなキャラクターだって不安を持っているといった描写や、それに歩み寄る周りのキャラクターたちの様子なんかが、凄いあったかい話なんですよ。キャラの背景がわかればなお面白いですし、わからなくてもあったかくて楽しい、素晴らしいお話なんですね。


ただ、初登校の話は全く別の角度からも描かれています。

本日紹介するカウント伯爵の初登校なんかは、全然違った温度の話になっているんですね。




カウント伯爵は、館に住むドラキュラのキャラクターでございます。この歌は、彼が初登校の思い出を語るところから始まります。


行きたくない気持ちもわかりますし、この年になると行かせないといけない親の気持ちも分かります。ただ、語っているカウント伯爵からすると、環境が変わって藁にもすがりたい思いの時に、ペットのクモを隠されたのは、本当に辛い思いでだったのでしょう。

そして歌が始まり、不安でいっぱいの初登校のシーンにうつります。


洋館で寂しく過ごしていたカウント伯爵が、多くの子供たちがいる教室に恐る恐る入っていくわけです。

そこに入ったカウント伯爵は…



喜んでいたんですよ。あれほど嫌がっていった学校に行って、カウント伯爵はうれしかったんです。

みんなで遊べることへの期待でしょうか、人と話ができることの喜びでしょうか。カウント伯爵は言うわけです。





違った。ヤベェ奴や。

こいつクラスメイトを頭数でしか見ていない。



そうなんですこのカウント伯爵

数を数える事にバッチリ取り憑かれているんですよね。



10人数えて軽い絶頂を迎えた様子。

目も当てられませんね。



そんな彼をよそに、授業は始まっていきます。



シンプルに、授業の悪口を話し始めます。確かに面白くないのかもしれませんが、教育番組としてはどうなのかというのは、少し気になるところですよね。






…………?




さっきの惨劇を見ていなかったのか。

教師が生徒のクレイジースイッチ押すんやない。

学級崩壊待った無しやな。






ほら、教壇まで上がって来ちゃった。

本人は「小さな声ではい」とか言うてるけど、きっと「あぁぁぁい!!」に近いんやろね




誰か彼を止めてあげて!

人格崩壊しちゃうよ!!




とは言え曲は数字数えるだけやのに超いい曲で、クレイジーで面白いカウント伯爵の動画を、休みの暇な3分間に一見しても損はないとおもいます。

ちなみにこうして成長した彼は、冬から春になる喜びを歌にした「春が来た」と言う歌でこんなことを言っています



誰か。

彼に強めの薬と、交通量調査のバイト斡旋を。




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