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「はよ来い」と思う名曲達

最近の音楽の流行りとして、「イントロが短い」というのがよく言われています。

サビ入りの曲歌入りの曲主流になっていて、一瞬で見せ場が来て、引き込まれるように一曲が聞けてしまう曲が大変多くなってきました。

しかしそので、「はよ来いよ。」と言いたくなる曲も、世の中にはたくさん存在します。知ってるあのフレーズ耳に残るあのメロディーを聞きたいと思って曲をかけたのに、いつまでたっても聞かせてくれない、「ええから、はよ来んかいや!」と叫びたくなる曲でございます。

今日はそんな、「はよ来い」と思う名曲をいくつか紹介していきたいと思います。この機会に皆様も、一緒にツッコんでいただきたいと思っておりますよ。


1.マツケンサンバⅡ【松平健】


このnoteで度々登場している、伝説級の名曲「マツケンサンバⅡ」でございます。

大体この曲は、舞台用に作られた曲と言う事もあって、セッティングの時間が計算されて前奏が長く作られております。とはいえ歌いだしの、「叩けボンゴ 響けサンバ」が始まるまでの前奏時間は1分8秒。歌始まりの曲が主流の今から考えると、前奏だけを3回聞けば、カップヌードルが作れてしまう時間とは、なかなかの秒数でございます。

カラオケなんかで歌えばしっかり間延びしてしまう、まさしく「はよ来い」の名曲でございます。


2.LOVE PHANTOM【B'z】



「はよ来い」の名曲としては、この曲を上げないと成立しない程、王道級の名曲ですね。B'zのLOVE PHANTOMでございます。

ホントに良いのがこのYOUTUBEに上がってる公式の動画なんですけどね、これMVとしてワンコーラスだけ挙げられてる内容でして、頭から2回目のサビまでで2分6秒の動画なんですよ。


別に曲としては、原曲と同じでございます。

じゃあ何が良いかってこの動画。

2分しかないのに、1分25秒が前奏ですからね。


すごいっすよね。ワンコーラス動画やのに、前奏が半分以上を占めてますからね。マジでさっさと来て欲しい「はよ来い」の代表曲ではないでしょうか。


3.紅【X Japan】



僕が個人的に、キングオブ「はよ来い」の名曲としたいのが、X Japanの紅でございます。この曲を初めて聞いたときの衝撃は、今でも忘れません。

後にも先にも、こんなにサビを引っ張る曲って無いんじゃないでしょうか。大体といえば、「紅に染まった この俺を!!」のあの熱くカッコイイサビじゃないですか。そんな中で初めに驚くのが、あのシックな入りですよ。

あれ?曲間違えた?」と思うような、歌い上げる落ち着いた入り方に、まず驚かされますよね。んで、楽器隊が入って知ってる紅の感じが入ってきたかと思ったら、これまた長い前奏でしょ。

嵐ふくこの街がお前を抱く
吹き抜ける風にさえ目を閉じる

始まったかと思ったら、しっかりしたAメロキメキメでカッコイイのは良いんですけど、初見はとにかく「紅に染まった この俺を!」のあのフレーズが聞きたいんですよ。

そこからBメロに入って、またAメロに戻りさらにBメロ

All of you in my memory is
still shining in my heart
すれ違う心は溢れる涙に濡れ

ギターリフを入れて、リズム隊は刻みに入り、ボルテージ最高潮です。

来る…

あの名フレーズが…来る…!!!!


そして初見の全員がこの後、叫んだはずです。

「来んのかい!!!はよ来んかい!!!」と。


そして吉本に慣れ親しんだ関西人なら、「くんのかい思たらこんのかい、くんのかい思たらこんのかい、くんのかい思たらこんのかい、くんのかい思たら…くんのかい。」と確実に言ってしまうでしょう。

ぬるっとサビが来て、いつの間にかテンションが上がって、気づいたら3回くらい連続で聞いてしまっていますからね。



時代の流れとともに、曲の構成や展開も大きく変わってきました。それはこれからも同様で、変化し続けていくものでしょう。それこそ今は歌入りが主流ですが、10年後、20年後聞き直すと「せっかちな曲だなぁ」と感じるのかもしれません。

かつての流行りが面白く感じるように、今の流行を先の未来に楽しむためにも、新しいモノ吸収し、昔のものを楽しんでいきたいものでございます。

この記事が、そのきっかけになることを祈願いたしまして、一旦やめさせていただきます。

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