どうして山ではヤッホーと叫ぶのか
この前テレビを見ていたら、山登りロケをしてたんですよ。山登りのインストラクターを先頭に、ぜぇぜぇ言いながら2人の芸人が山を登り、やっとのことで山頂へ到着。見渡す限りの山並みに向かって、芸人の片方が叫んだんです。
「ヤッホー!!」
気持ち返ってきたやまびこと、なんとも言えない空気のまま、山登りのシーンはこうして終わっていきました。テレビのコーナーは進み、山のことなんて一切やっていない中で、私は一人なんか引っかかったまんまだったんですよ。
この、ヤッホーってなんやねん。と。
やまびこといえば「ヤッホー」っていうのが、なんとなくお決まりのものとしてあったじゃないですか。マクドに行ったらポテトを頼むじゃないですか。おばあちゃんちに行ったら、帰るころにはおなか一杯になってるじゃないですか。犯人と言えば、この中にいるじゃないですか。それと同じように、山に行けば「ヤッホー」っていう、これがなんとなくお決まりのものやと思うんですね。
でもそのヤッホーがなぜ生まれたかって、よくよく考えたらあんまりよくわからないんですよね。それこそ、マクドであればポテトがうまいから頼むわけですし、ばぁちゃんちはやたら食い物が出てくるから腹いっぱいになるでしょ。犯人がこの中にいるのは、裏でコナンが糸引いてたりするんでしょう。
とにかく、他のお決まりは理由がなんとなくわかる中で、「ヤッホー」に関しては、想像もつかないんですよね。考えたこともなかったどころか、すっと考えて浮かぶ答えもないんですよね。
それこそ、叫ぶ系のお決まりのものでいうと「たまやー」ってのもありますよね。花火の掛け声で、打ちあがった時に「たまやー!」って叫ぶあれです。類語が「パワー」ですね。
確か「たまや」ってのは、花火屋さんの屋号みたいな感じやったと思うんですよ。玉屋さんが作った花火が立派ですごかったから、上がる時に「たまやー」と叫んだと。それが風習として残って、花火が上がると「たまやー」と叫ぶって感じやったと思うんです。
今残っている「ヤッホー」の類似風習でいうと、まぎれもなく「たまやー」であることは間違いないと思うんです。そして、その「たまや」は花火を作った人の屋号を叫んでいる。となると…
株式会社ヤッホーが、この世のすべての山々を創造した。
頭が悪すぎる。文字にする必要がないくらい、頭が悪い。そもそも相手が山だから、花火のように人が作り出したものではないので、前提が違いすぎる。
ただそこからいくら考えても、ヤッホーから浮かぶものが何もないんですよね。当て字的に、「矢・砲」みたいな言葉を当てて、敵が攻めてきたことを知らせる言葉だったのかなぁと考えたり、鳥の「かっこう」の鳴き声が
「ヤッホー」に聞こえたからとかも思ったりしましたけど、そんなにしっくりくる回答ではないじゃないですか。
結局ヤッホーは、どうしてヤッホーなのか。どこから来た、どうして生まれた言葉なのか。ネットで検索すると、このような回答が出てきたんですよ。
なるほど…ドイツ語の掛け声か。
通りで、日本で由来を探しても分からんわけや。
ん…?説…?
ほぉ…日本の説ね…
ヤハウェー…?
ヨーデル…?
ほーい、ほーっ…
誰もそこまで興味ないねん。
どうでもいいから、一個にしてくれ。
結局私のもやもやは調べてもなお、解消されることはありませんでした。
とりあえずこれからは、「ヤッホーって、鳥のかっこうの鳴き声を聞き間違えて生まれたんやって」という、創作のトリビアを流しまくって、僕の説を真実として歴史を塗り替えていこうと思います。
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